かぐや姫の「22才の別れ」とか谷村新司の「22歳」とか、22歳をテーマにした曲があります。風吹ジュンもそうだろうと思ったら、あっちは23才でした。ちょっと違います。
で、今回は何が「22」かというと私がネットデビューしてから22年経ったということでした。そもそも始めたきっかけが何だったのかは忘れましたが、1993年の夏のボーナスが出た週末にAIWAのモデムを買って当時のNIFTY-Serveに接続したのでした。そのモデムは2400bpsという今では考えられない速度で、画面に流れる文字がそのまま読めるほどでしたが、私にとってはトーホグのアパートの1室に14インチCRTの大きさの窓を開け世界と繋がったような気分がしたものです。もちろんもっと速いモデムも売ってたのですが、当時住んでた地域はそのアクセスポイントしかなかったので…。
当時のパソコン通信周辺の世界はフリーソフトが全盛で、Wtermの本を買うとNIFTYへの千円分の接続権が付いてました。おそるおそるモデムを電話線に繋いで設定してキーを押すと、「ピー…ヒョロヒョロ」という音がして「ようこそNIFTY-Serveへ」という文字が表れたような気がします。あの日は妻と娘1号を連れて軽くドライブに行って港から海を見たけど天気悪かったのでパソコンショップに行ってモデムを買って、帰ってから私が設定している間二人は昼寝してたような。
私のパソコン通信の書き込みデビューは当時のNIFTY-Serveのプロレスフォーラム「FBATL」だったのですが、その時のハンドルは「ハイハイパパ」でした。都合により途中から「ハイファイパパ」に変えたり、今は短縮形で「ハイパパ」になったりしてますが、もう22年もほぼ同じハンドルでネットをウロウロしてますから、完全に一つの人格を形成してるかもしれませんね。ネット上では実際の人格とはちょっと違うような気がします。現実より二回りくらい人間が大きいかも(?)。
なお22というと苦い想い出があって、7年ほどの前のとあるライブハウスでのこと。対バンのドラムの方が背番号22の野球のユニフォームを着てたので「おっ、田淵ですか?」と聞いたら、「チッ」と舌打ちされ「里崎です!」と言われました。すんませ~ん…。