「ストリーム」とは、TBSラジオで2001年10月から2009年3月まで放送されていた平日昼の生ワイド番組。私は開始から終了まで、営業で車に乗っている間はほぼ毎日聞いてました。
「コラムの花道」というのが名物コーナーで、サブカルの世界では四番打者に相当するが、一般にはよく知られていない人たちが連日登場し独特の世界を展開していたため、元々その方面の番組だったように言われますが、最初は違いました。
私はたまたま初回を聞いたのですが、何より衝撃だったのがdj mappieこと松本ともこさんの語り口。特にこの番組の開始を知っていたわけではなく、「なんか始まった」と思ってたら、あの声とおしゃべりでAMラジオの世界が一気に変わった気がしました。「こりゃ、FMで売れっ子だったのはわかるなぁ。AMでこういう感じの人はいないし。」と、しきりに感心したのは今も覚えてます。当方毎日AMラジオばかり聞いているものとしては、語り手の声にはうるさいので。
それで、なぜ「ストリーム」の話題かというと、去る9月5日(土)にロフトプラスワンのトークイベントとして「吉田豪 大生誕祭!!」が開催され、メンバーは【出演】吉田豪、松本ともこ(dj mappie)、掟ポルシェ、【ゲスト】大槻ケンヂ、氏神一番、小西克哉(後半より)という顔ぶれだったので。強烈にストリーム臭がします。
当日は無観客で行われ、会場にいた主役の吉田豪さんとdj mappie以外はすべてリモートでの出演。私はリアルタイム配信ではなくアーカイブで見ましたが、こういうイベントをチケット買って配信で見たのは初めて。
色んな話が聞けましたが、料金分の元が取れたかどうかは別にしてかなり楽しめました。このメンバーなので、特に小西克哉さんが入った後半はほとんどと言っていいほどストリームの話。詳しくは書きませんが、各自がどういう思いで番組に取り組んでいたのかがはよくわかりましたし、意外だったのは小西さんがあのサブカルの巨匠たちとの絡みに刺激を感じて本当に楽しんでたこと。また、余裕しゃくしゃくかと思ってたオーケンさんが実は毎回おっかなびっくりだったというカミングアウトも意外でした。
これまで色んなラジオ番組を聞きましたし、今も好きなものはありますが、このストリームには相当影響受けました。考えてみれば、出演者に興味を持って吉田豪さんの著書は何冊も買ったし、「BAND LIFE」とか「“最狂”全女伝説」は愛読書です。オーケンさんもグミチョコパインをはじめエッセーも読んだし、町山さんの本も、準レギュラーだったみうらじゅんさんや辛酸なめ子さんの本を読むようになったのも「コラムの花道」がきっかけ。それだけの影響力があるプログラムが今あるかというと見当たりません。
終わった時は本当に残念だったので、あの番組について書き出すと長くなるのですが、今回は小西克哉さんの話が特に圧巻で、メディアとかラジオ番組とかそのパーソナリティーのあり方について、いろいろ考えさせられました。様々なプロが結集して、濃い世界を作り出していたことが懐かしく思い出されます。
ということで、もしストリームがお好きだった方は、まだ配信は続いてますのでご視聴のほどを。私もあと何回か見ておこうかと思います。考えてみれば、当時は完全にラジオだけのリスナーだったので、dj mappieがしゃべってる姿をちゃんと見るのは初めてのような。
「コラムの花道」というのが名物コーナーで、サブカルの世界では四番打者に相当するが、一般にはよく知られていない人たちが連日登場し独特の世界を展開していたため、元々その方面の番組だったように言われますが、最初は違いました。
私はたまたま初回を聞いたのですが、何より衝撃だったのがdj mappieこと松本ともこさんの語り口。特にこの番組の開始を知っていたわけではなく、「なんか始まった」と思ってたら、あの声とおしゃべりでAMラジオの世界が一気に変わった気がしました。「こりゃ、FMで売れっ子だったのはわかるなぁ。AMでこういう感じの人はいないし。」と、しきりに感心したのは今も覚えてます。当方毎日AMラジオばかり聞いているものとしては、語り手の声にはうるさいので。
それで、なぜ「ストリーム」の話題かというと、去る9月5日(土)にロフトプラスワンのトークイベントとして「吉田豪 大生誕祭!!」が開催され、メンバーは【出演】吉田豪、松本ともこ(dj mappie)、掟ポルシェ、【ゲスト】大槻ケンヂ、氏神一番、小西克哉(後半より)という顔ぶれだったので。強烈にストリーム臭がします。
当日は無観客で行われ、会場にいた主役の吉田豪さんとdj mappie以外はすべてリモートでの出演。私はリアルタイム配信ではなくアーカイブで見ましたが、こういうイベントをチケット買って配信で見たのは初めて。
色んな話が聞けましたが、料金分の元が取れたかどうかは別にしてかなり楽しめました。このメンバーなので、特に小西克哉さんが入った後半はほとんどと言っていいほどストリームの話。詳しくは書きませんが、各自がどういう思いで番組に取り組んでいたのかがはよくわかりましたし、意外だったのは小西さんがあのサブカルの巨匠たちとの絡みに刺激を感じて本当に楽しんでたこと。また、余裕しゃくしゃくかと思ってたオーケンさんが実は毎回おっかなびっくりだったというカミングアウトも意外でした。
これまで色んなラジオ番組を聞きましたし、今も好きなものはありますが、このストリームには相当影響受けました。考えてみれば、出演者に興味を持って吉田豪さんの著書は何冊も買ったし、「BAND LIFE」とか「“最狂”全女伝説」は愛読書です。オーケンさんもグミチョコパインをはじめエッセーも読んだし、町山さんの本も、準レギュラーだったみうらじゅんさんや辛酸なめ子さんの本を読むようになったのも「コラムの花道」がきっかけ。それだけの影響力があるプログラムが今あるかというと見当たりません。
終わった時は本当に残念だったので、あの番組について書き出すと長くなるのですが、今回は小西克哉さんの話が特に圧巻で、メディアとかラジオ番組とかそのパーソナリティーのあり方について、いろいろ考えさせられました。様々なプロが結集して、濃い世界を作り出していたことが懐かしく思い出されます。
ということで、もしストリームがお好きだった方は、まだ配信は続いてますのでご視聴のほどを。私もあと何回か見ておこうかと思います。考えてみれば、当時は完全にラジオだけのリスナーだったので、dj mappieがしゃべってる姿をちゃんと見るのは初めてのような。