東映チャンネルは太っ腹で、番組表を見てると無料番組がちょくちょくあります。前に「刑事くん」とか「キカイダー」とか見たのですが、今回は「仮面ライダーストロンガー」と「非情のライセンス」をば。
ストロンガーは、荒木茂扮する城茂が変身する話で、非情のライセンスは天知茂扮する特捜部の会田刑事が無茶苦茶する話。あちこちシゲルばっかりだったり。
「仮面ライダーストロンガー」は、1975年4月からの放送で当時私は小6。初回からしばらくは見てたのですが、ほどなく見なくなりました。あれには電波人間タックルという女性ヒーロー(って、おかしいか?)も出てたので、小6といえばぼちぼち目覚めてきた年頃なのに、なぜときめかなかったか、どうしてすぐ見なくなったのか、それを確認してみようと思った次第。
それで実際一話を見たら、つまらん…。私はこの手のヒーローものだと、初代の仮面ライダーが一番好きで、あれを初めて見た時は「なんじゃこりゃあ~!」と衝撃を受けました。初回から面白かったし、毎週見てたし。
が、ストロンガーはその初回がつまらんと。まず、ストロンガーが何だというのもわからんし、タックルも同じく。さらに、悪の組織がどういうものかもわからないので、いきなりホーバークラフト乗っ取りしても「お前誰や?」という感じ。何の為に戦うのかがわからないと、そりゃ子供でも乗れません。
しかも、格闘シーンがスピードと迫力に欠けるので、あれでは子供が憧れないだろうと。それを考えると藤岡弘、は偉大でした。そして、タックルがミニスカートなのににときめかなかったのは、単純にタイプじゃなかったからと判明。これを演じてたのは岡田京子さんという方ですが、調べてみたら1958年生まれということでびっくり。私と5歳しか違わないという事は、当時16歳。「そんなに若かったっけ?」というのが謎。見かけは凄く大人びてますし。そして、もっとびっくりしたのはこの10年後くらいに27歳で亡くなってたこと。持病の発作だったようですが、まったく知りませんでした。
また、エンディングテーマはクレジットが「唄 水木一郎 堀江美都子」となってたけど、どう聞いても子門真人だなぁと思ったり。なんにしても、今から考えるとあれこれあかんところを具体的に指摘できるけど、小学生とはいえ見るのをやめたのは一応ドラマを見る目はあったということでしょうか。
もう一つの「非情のライセンス」は、刑事ものだという記憶があった程度。何がどうかというと、あのエンディングの「昭和ブルース」のイントロのギターソロをコピーしたかったので録画した次第。
今回見たのは第二シリーズの初回だったのですが、天知茂以外にレギュラーが山村聰、渡辺文雄、左とん平、大川栄子、初回ゲストが中村玉緒、内田朝雄、黒沢良、天本英世、高城淳一と、やたら豪華な面々。
オープニングテーマの映像がいきなりお洋服をお脱ぎになった女性の姿だったので、いい時代だったなぁと思います。そして、いきなり会田刑事が殺人事件の証拠隠滅したりする無茶苦茶な展開。
ですが、出てくる役者さんがみんなやたらと迫力があって、つい最後まで真剣に見てしまいました。あれは人気があったのはわかります。もっと暗い話かと思ってました。
ということで、東映チャンネルは連続ドラマの2話くらいを無料で放送し、チャンネル加入の勧誘を行ってるわけですが、まだ私はこらえてます。元々CSで見られるチャンネル結構あるしWOWOWも加入してるので、これ以上見るチャンネル増やしたらそれこそテレビの前から離れられない予感。できるだけ番組表は見ないようにしてますが、何の放送が始まったら加入してしまうかなぁ…。