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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムAGE②アウェイクン 原作/矢立肇・富野由悠季 著/小太刀右京 2012年4月1日 角川書店(2回目)

2019-02-03 10:31:52 | ガンダムAGE
マブシーッスギルーホドーッ→1回目




第二章


「ガンダムには、長い間、UEと戦い続けて、みんなを守ろうとした人たちの魂が、たくさんの技術とパイロットの気持ちがこもってるんだと、そう思ってます」
『敗北の歴史』は無駄じゃなかったんだなって(´;ω;`)ブワッ


ブルーザー司令経由でガンダムのデータがあったとはいえ、
UEを倒せるGエグゼスを作ったマッドーナもまた優秀な『モビルスーツ鍛冶』
そんな彼がフリット(とウルフ)を呼んだのは、ただお喋りしたいだけではなく――
「これは・・・・・・!?」
「おい、おやっさん、こいつァなんだ!」
なん・・・・・・だと・・・・・・?


それはマッドーナが先日依頼を受けて整備したモビルスーツのデータ
依頼人は『闇商人』ヤーク・ドレ
かつての戦争時の機体をレストアしたって話だったんだけど――
「・・・・・・でも、こいつは。このモビルスーツは」
 フリットの背中を、嫌な汗が伝った。
どう見てもUEです


なお
「なんだぁ!? おやっさん、UEのデータをぶっこ抜いたのか!?」
「技術ってのは学ぶもんじゃねえ。盗むもんだ。そうされたくなかったら、特許って制度を使えばいい。そうしなかったのは、ヤーク・ドレの勝手さ。お前だって、ライバルのレーシングテクニックはいくらでもパクるだろうが」
『自爆装置の塊』だったと言いつつかっこよすぎぃ!


そんなところにディーヴァから連絡が
UEがファーデーンに向かってきているらしい!
でもノーラの時のように住民を脱出させる時間は無い・・・・・・だったら!
「ガンダムと、オレのGエグゼスでこのコロニーを救う。そうだろう?」
「はい!」
「それでこそだ」
ダブルエースの出撃だぜ


(兵の道具に大義なんてものがあるとすりゃあ、それは非武装の市民を守るときだけだろうよ。そのために、オレのマシンが使われるほうが、なんぼかマシってもんだ)
現実の業界人はわかってるんですかねぇ(´・ω・`)


ここで後年のフリットによるグルーデックの評論
 もちろん、このフリットの回想は、後の彼の立場を考えれば、たぶんにグルーデックに肩入れしたものであろう。が、グルーデックのアジテーションに乗らず、ディーヴァを降りた乗組員が二割程度だった、という事実は、彼の言う‶連邦の腐敗〟に対し、共感した者がいかに多かったか、という証左とはいえる。
そう、ディーヴァは連邦軍の指揮下を離れました


UEが現れることをグルーデックは予測済みでした
「当たり前だ。地球圏を相手に戦争をしようというのに、戦略もなしに開戦してたまるものか」
 グルーデックは、昼食のベーグルを選ぶほどの気軽さでそう言った。彼にしてみれば、フリットという天才の予測データをまともに生かせなかったビッグリングに問題があるのであって、自分がたいしたことをしている、という驕りはない。
(情報を殺すのは、蒙昧さのあらわれだ)
連邦本部という約束された無能


・・・・・・まだファーデーンのすぐ近くだし、駐屯軍に支援頼めるんじゃね?
アダムスはそう考えて支援要請ををしたのですが――
「ファーデーン司令部から返電。我に余剰戦力なし。ディーヴァ単艦で対応されたし。駐屯部隊はコロニーの治安維持に当たる。以上」
「そういうことだ。連中は、これ以上UEがコロニー内に侵入して、自分たちの首が危うくならなければ、シリンダーの外で何が起きようと気にしない人種ということをわかれ、アダムス」
これはひどい
バカなのしぬのだよむしろ司令部の上の連中撃っちまおう(過激派)


フリットが、ウルフが、ラーガンが、
そしてフリットに『へこまされた』ザラムとエウバの連中が出撃!
「ハハ・・・・・・そうだろうが・・・・・・お前のようなのをさ、Xラウンダーっていうのかも知れないぜ」
「なんですそれ」
「ビッグリングにいたときに耳に挟んだのさ。脳の持つポテンシャルを、完璧に使いこなせる新しいタイプの人間のことらしい」
AGE世界における不思議技能枠『Xラウンダー』初出
フリットがそうなのかは読み進めていけばわかるよたぶん


『艦隊戦』だあああああ
 情報収集用に、通常のモビルスーツに数倍、あるいは数十倍する多数の複合センサーを装備したガンダムは、戦場のすべてを見て取れると言ってもよい。その機体に乗っているフリットは、情報処理の天才とも言うべき子供である。
鬼に金棒
そこへさらにグルーデックの指揮が加わる


勝ったな(確信)
 異変は、密かな形で始まった。
 あるセクターでの、モビルスーツの損耗が、わずかにグルーデックの戦術予報を超えたのだ。
まぁ人間やし多少の誤差は


・・・・・・あ?
「こ、こんな・・・・・・!? あのモビルスーツ型は、これまでのUEの三倍以上の加速で接近してくる! こんなスピードで迫れる機体なんて、あるはずが・・・・・・!」
それはマッドーナ工房に持ち込まれていた機体
ラーガンが対峙したそれは『宇宙の闇から現れた死そのもの』・・・・・・!
はーわかってないな『三倍』なのに黒、わかってないホントわかってない


わかってない機体ですが
「あ、ああ・・・・・・! あの黒いモビルスーツ型は、デシルは、たった一機で、戦場を支配している・・・・・・!」
戦線崩壊\(^o^)/


ガンダムとGエグゼス以外の機体はUEより数段劣る訳で、
全体の統制が失われたら優位な点が何にも無いですわ
あっという間にガンダムは孤立してしまいました
(しまった――乱戦になった段階で、タイタスに換装すべきだったんだ!)
しかし後の祭り


ダメージが重なり武器をロスト
そして黒いモビルスーツのブレードがガンダム目がけて――!
「ぐううっっ・・・・・・! やはりな、ガンダムを狙ってくると思ったぞ!」
「ドン・ボヤージ!?」
ああっ


「いつか家庭を持ち、子をなして、世代を重ねて、お前の作る未来を残せ・・・・・・! 人の生は何をなして、どのように次の世代に命を受け渡したかで決まる、そういうことをわかれよ、フリット・アスノ!」
/)`;ω;´)
なお大破した機体の自爆に巻き込んだ黒いのは無傷の模様


フリットが衝撃を受ける最中に、
ガンダムの新しいウェアが完成したおー
 だから、ディケは涙を飲み込んだ。かけてやりたい優しい言葉もしまいこんだ。言わなくてはならないことはひとつしかなかった。それが、生きている者の義務だった。
鉱人もとい一般人代表ディケ


ザラム&エウバの時間稼ぎでガンダム換装完了!
ガンダムAGE-1スパロー、GO!
「どうした、どうした、どうしたぁっっ!」
新ウェア+怒りと悲しみブースト
つまり最強


黒いのも逃げて行きましたとさ
(許さない! 僕は、負けてなんかいない・・・・・・!)
 そんな思念を感じた気がした。
脳の能力如何で人の『思念』は聞こえるようになるかどうか
鉄仮面よろしく機器の脳波コントロールの研究はされてるっぽいから、
発信機&受信機を用意できれば誰でも聞こえるようになるのではなかろうか


少なくない被害を出したものの、今回は作戦終了
「これでいい。フリットには、味方を犠牲にする戦い方にも慣れてもらわねばな」
ガンダムが対UEの切り札である以上仕方ないね(´・ω・`)




第三章


「でも、そんな中立主義の人が、僕たちに協力してくれるんでしょうか?」
ディーヴァはコロニー・ミンスリーに入港
目指すはザラム連合ハト派の大物であるバーミングス家
(ドン・ボヤージがタカ派の大物だった)


バーミングスは『中立主義』ですが、同時に『資本家』でもあります
以下エウバのラクトによる解説
「ガンダム開発計画の根本的な目的は、UEに対抗できる正面装備のアップデートにある。そうだったな?」
フリットとブルーザーが目指したものは、『ガンダムそのものの簡易量産型』
正規軍全てをUEに対抗できるレベルにしたかったわけです


ということは?
「では、その最終段階で大規模な需要が発生するのもわかるな?」
それどころじゃないってキレてもいいところなんだけど


そこでキレないのが今のフリットなんだよなぁ
(感情で私たちが間違っていると思えばそう言ってよい年頃なのに、そうできないのは哀しいな。この子は、あまりにも早く、大人であることを強いられてしまった)
>強いられているんだ!<


アルザック・バーミングスの屋敷に到着ー
バーミングスと一緒にいる少女は娘さんかな?
「紹介しましょう。私の養女、ユリンです」
「ユリン!? やっぱり!」
フリットがノーラで助けた女の子だったのだぁ


ディーヴァではバルガスやディケがGエグゼスを整備中
「なるほど、そりゃ量産できないよな」
出撃ごとに『オーバーホール』ってバカじゃないの?(素)
いや、UEに対抗するってのはそれくらい大変ということ


ミンスリーには『大規模なMS生産プラント』があるそうな
「連邦軍にガンダムを持ち込んでDODS兵器の量産に取りかかっても、計画に認可が下りるまでは十年単位の時間がかかるかもしれんし、認可が下りんかもしれん。それでは間に合わない、というのが、フリットとブルーザー司令の予測じゃった」
ブルーザーが有能というより連邦が酷すぎる・・・・・・


そういやエミリーはどこいった?
フリットと一緒じゃなかったけど
一緒なら修羅場だったのにね!
「いや、あいつは立場的にはただの技術者見習いじゃからな。今は、AGEビルダーでこの艦を再換装する指揮を任せておる。今では、ワシの次にビルダーに詳しいのはあいつじゃよ」
スパロボに出たら色々使い勝手よさそう
戦闘データから装備構築って撃墜数条件の隠し機体と完全に一致
もうそういう作品あるのかも


AGEシステムは『多様性』の力ですなぁ
 彼らのような男たちは、戦争がなければ、せいぜい機械いじりが好きな変わり者で終わったかもしれない。フリットもそうだ。ふたりとも、UEがなければ、学園のアイドルであるエミリーと話すこともできなかったかもしれない。それがこうしているのは、多様性の持つ力、可能性なのだろうと思う。
つまり戦争があればオタはモテる(飛躍)
モテるというか勇敢な奴は皆死ぬから結果的にね?
アムロだってガンダムに乗らなければフォークリフターだったわけだしな!


フリットはユリンとお話中
(エミリーとは意識せずに話せるのにな・・・・・・この違いは、認知心理学とか大脳生理学で説明がつくのかな・・・・・・? 今度調べてみるか? でも、そういうことじゃない気がするな・・・・・・)
【悲報】フリット、『学園のアイドル』は眼中に無かった


でもまぁ
 他愛のない言葉のやりとりが、なぜかすごくうれしかった。ノーラを出てから初めて、フリットは大気の匂いをかいで、空を見て、土に触った気がした。あのプラネタナイトの夜から、もう十年も経ったのではないか、と思った。
エミリーは残念だろうけどフリットは許されるよ


それからディーヴァのクルーはみんな戦力の増強で大忙し
ミンスリーでガンガンMSとDODS武器を作り、
あっちこっちからパイロットはじめ人材を集め・・・・・・
フリットも技術者としてあらゆる工場に顔出す毎日
そんな忙しい合間に久しぶりにラーガンおっすおっす
「そうだ。それでいい。子供は素直に、兄貴分の言うことを聞いておくもんだ・・・・・・!」
死亡フラグ?
いいえ、「エースではない」常識人兄貴キャラだから大丈夫です
ニールとは違うのだよニールとは!


マッドーナの27歳下嫁ララパーリーも駆け付けたよ
そして若き技術者見習いエミリーにアドバイスだ
「そ、そ、そ、そんなことまでしたんですか!?」
詳しい描写が必要だな


まぁフリットの方は
 この時間がずっと続けばいい、と少年は心から、そう思った。
エミリーは残念無念だろうけど無罪で


しかしこの展開、少女漫画かな?
 そうしてエミリーは、それでも負けない、と誓った。
ララパーリー・マッドーナの指導の下、
どろっどろでも突き進む訳ですねマッドだけになんつt



着々と準備を整えた第三章でした!
全六章だから四章五章でUEをやっつけて、
ラスト六章でフリットはユリンと幸せに暮らしましたで終わるんだね!ね!


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