ゴブリンスレイヤー裏表紙より
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在がいるという・・・・・・。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人の少女が依頼に現れた――。
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GOBGOBGRGBGOB!!
第1章 『ある冒険者たちの結末』ルビはわかるかなー?
「・・・・・・ッ、あの、あなたは・・・・・・?」
少女が、恐怖と痛みを堪えながら誰何の声をあげる。
果たして、男は、答えた。
「小鬼を殺す者」
遡ること数時間――
少女もとい女神官は、冒険者ギルドにいました
「でも、こんな簡単になれてしまうんですね。冒険者って・・・・・・」名前や年齢などさらっと書いた『冒険者記録用紙』1枚提出でおしまい
「まあ、なるだけなら、ですけれど」
ギルドの受付嬢的には、初心者向きの依頼は『下水道やドブさらい』だそうです
「巨大鼠狩りも、立派な怪物退治で、社会貢献ですよ」(´・∀・`)ヘー
新人が行けるとなると後はゴブリン退治でしょうし。
そう呟く受付嬢の表情には、やはり、何とも言えないような雰囲気が漂っている。
無事冒険者になった女神官がこれからどうするか考えていると、
同じく新人らしい3人組に声をかけられました
「急ぎ、と言いますと・・・・・・?」とある村から女の子がさらわれたであります
「ゴブリン退治さ!」
助けるであります
ゴブリンとは!
ゴブリン――それは数ばかりが取り柄の、最も弱いとされる怪物だ。力も頭も人間の子供並の雑魚どもである!
受付嬢さん、この依頼我々が引き受けるですぞー
「もう少ししたら、たぶん、他の冒険者の方が来ると思いますが・・・・・・」『最も弱い』連中だからな!な!
「ゴブリンなんて、四人で十分でしょう?」
で――
なるほど、確かにゴブリンは弱かった。ゴブリンは『最も弱い』だろ常識的に考えて・・・・・・
そう常識は正しいから常識なのであって
それだけの・・・・・・よくある話、なのだ。これは。『最も弱いとされる』(討伐が簡単とは言っていない)
ざんねん!女神官の ぼうけんは これで
「まず一つ」冒頭に繋がるのでした
その男、ゴブリンスレイヤー
ギルドで10段階ある等級の、上から3番目にあたる銀等級の冒険者であります
「いいか。奴らは馬鹿だが、間抜けじゃない」Lesson1
なんかこの人暗いところでも平気で投擲当ててるんですけど
「練習をした。奴らの喉の高さを狙って」なら仕方ない
「練習って、どれくらい・・・・・・?」
「沢山だ」
55
「奴らはすぐ増える。もう少し遅ければ五十匹ばかりに増えて、襲ってきただろう」にも関わらず基本新人任せという投げやりな対応
ゴブリンスレイヤーがいなけりゃこの辺境滅んでるんじゃね?
そんな『よくある話』でしたとさ
間章 「神さま」『《真実》』の野郎はマミンゴされてしまうべき
がっくりとうなだれて落ちこむ《幻想》を、けらけらと指さして笑う神さまもいました。
その神さまは《真実》です。だから言ったのにと、手を叩いて大喜びしています。
第2章 『牛飼娘の一日』このシーンの挿絵ちょっとおかしいよね立ち絵よろしく
「おはよ! 相変わらず早起きだね」
なおゴブリンスレイヤーの住居は幼馴染の牛飼娘とその伯父が暮らす牧場
同居ではなく馬小屋を(牧場主の方が若干引き気味の額で)借りている模様
牛飼娘は食料の配達、ゴブリンスレイヤーは依頼を受けにギルドへ
「・・・・・・げっ、ゴブリンスレイヤー!」他のベテラン冒険者からはこういう反応をされるらしい
今日の依頼を張り出す時間よー
「ゴブリン退治ね。良いじゃない、いかにも新人向けって感じで」忠告を素直に聞くのが将来有望な新人
「あ、いいな。俺らもゴブリン・・・・・・」
「ダメよ、受付さんが言ってたじゃない。あたしたちは、まず下水道から!」
話を聞かない奴?第1章を読めばいいんじゃないかな
おや?
近頃ゴブリンスレイヤーは、先日の女神官と一緒に行動しているようです
「手をかえ、品をかえろ。同じ戦術を連続で使うな。死ぬぞ」等級の査定には人格も含まれるからね
人がはけたから依頼を受けるですぞー
「ゴブリンだ」毎日依頼があって三件が『ちょっと少ない』だって?
「はい! 今日はちょっと少ないですけど、三件依頼がありますね」
「ゴブリン退治をきちんと引き受けてくれる熟練の方って、あなたしかいないんですよぉ」引き受けた新人が返り討ちになるのはデフォな模様
そのゴブリンスレイヤーも1人で全部は処理できない訳で・・・・・・
つまりこの辺境周辺の人間は遠からず滅びる
ゴブリンスレイヤーと女神官は依頼のあった巣へ
牛飼娘は牧場に帰りました
「幼馴染というのはわかるが、昔はどうであれ――・・・・・・」同業者からも一般人からも・・・・・・(´・ω・`)
伯父は言った。
「今のあれは、たがが外れちまってる」
第3章 『受付嬢の思索』たすけてけろぉっ!
「たすけてけろぉっ! たすけてけろぉっ! おらの村さにコオニがでたんよぉっ!」
(茶化しようがなく真剣、役人仕事しろけろ)
報酬もちゃんともってきたけろよぉっ!
依頼仲介の際に差し引く手数料なんかを考えると、赤字かもしれない。天使!女神!ちっひ!
だがしかし、土にまみれ、錆びて、新旧入り混じったその貨幣の山の意味。
それを理解できない者は、ギルドの受付になど立てないだろう。
そんな彼女の胃痛を軽減しているのがあの男
ただ単に強いだけの冒険者と、誰もやりたがらない仕事を率先して引き受けてくれる人。『辺境最強』も仕事自体はちゃんとやってるから・・・・・・
――対応が違うのは、当たり前じゃないですか。
だから、これは私情ではない。決して。おそらく。
ただ『辺境最優』>∞>『辺境最強』なだけで
第4章 『山砦炎上』“事故”る奴は・・・・
冷徹に真実を告げるとすれば、彼女たちは、ひとえに運が悪かった。
“不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまったんだよ・・・
あと強いて言えばモブキャラの分際でゴブリン(メインMob)に絡んだことかナ
という訳で彼のお時間です
「想像力は武器だ」Lessonいくつかしら
そう呟くゴブリンスレイヤーは、油断なく矢を番える。
「それがない奴から死ぬ」
とある都で吟遊詩人が英雄譚を披露していました
偶然耳にした噂を元に爪弾いた英雄譚は、それなりに好評なようで、何よりだった。美化200%と思いきや事実なんだよなぁ(ただし変人)
それに興味を持った――
「・・・・・・オルク、ボルグ」『森人』がおりましたとさ・・・・・・
ここまででマンガ版の1巻
小説1巻の内容はマンガ版の3巻まで
つまりセットで買えばよろしい(飛躍)
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