春、ゴブリン退治の傍ら、葡萄園の警備をすることになったゴブリンスレイヤーの一党。その葡萄園は、女神官の育った地母神の神殿のものだった。そんなある時、女神官が姉のように慕う神殿の葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がる――。裏表紙より
周囲の心ない声に胸を痛める女神官、それに対し、迷いを感じるゴブリンスレイヤーはある決断を下す。
「たぶん・・・・・・今日、明日はゴブリン退治はやれん」
「何をするにしても、頑張ってくださいね! 応援、してますから」
街の影を走る闇の仕掛け人が暗躍する中、小鬼殺しに手はあるのか!?
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第10弾!
GGORBGORRRBBGGBGORBB!!
第1章 『嵐の前に』彼女の場合、「ゴブリン退治」と書いて「デート」だから・・・・・・
――久しぶり、ですもんね。
サクッと片づけて冒険者ギルドで報告だー
あっ、牛飼娘が受付嬢とお茶してるで
牛飼娘は深刻な顔をして頷いた。情けは無用だし、慈悲はなかった。「浄化」と同系統の奇跡の授与が急がれる
「一人で行くのは無理とか無茶とか、そういう類だと思うんです」正論&正論
ギルドでも本来は止めるべき行為だからなまぁ何事も例外がいるということだけど
今回2人だけで出かけたのは、妖精弓手たち3人には別の仕事、
女神官の生家にあたる地母神の寺院が管理する葡萄園の警護をしていたからでした
「杞憂であれば、ことさらに心配させる必要もありませぬ」気遣いのできる蜥蜴僧侶
でもこれは『杞憂』ではないね(断言)
翌日――
今日はゴブスレさんと女神官も葡萄園の警護に向かいます
ただでさえ冒険者となったことで心配もかけているのだ。変な懸念は持たれたくない。それは『懸念』なんですかねぇ(白目)
「そうだろう」とゴブリンスレイヤーは繰り返し頷いた。「そうだとも」この件はヒロインズの諸々の言葉より嬉しかった可能性が高い
葡萄園には女神官の先輩にあたる葡萄尼僧がいました
「神頼みはほんとに困った時にするものよ。今はまだ、頑張れば何とかなる!」何でもとりあえず祈るのはアホのやること
食事は地母神の寺院で取るよ
「友達連れて里帰りっつーのは、まあこんなもんだわいな」(・∀・)ニヤニヤ
良い雰囲気の寺院ですな
葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がったのは、それから間もなくの事であった。はいぃ?
第2章 『屍体と幽鬼と』(白磁に回されていたはずの仕事で総数34匹という報告を見て)
「囲まれなきゃ楽勝だもんな。勇者様とかが聞いたら爆笑だぜ、きっと」
囲まれるんだよなぁ(白目)
「・・・・・・集中しろ」仕事は仕事
叱るべきは叱る上司の鑑
今日は5人でいつもの
「ゴブリンではないぞ」ゴブリンゾンビ的なのの群れの待ち伏せだぁ
「死に損ないなのは見てわかるでしょ・・・・・・!」
まぁ何であれ殲滅ですわ
「・・・・・・あいつの教育の弊害ね」リソースの切り時の判断はベテランでも難しいから(震え声 )
「っ、はい!!」ちょろいって言っちゃ悪い気もするけどでもちょろい
まだまだ子犬ということか
無事終わったのはいいとして、むしろ問題は街の方にありました
「噂を流した大本の奴がいるわけじゃない? この子の先輩のさ、悪口言ってるのよ」そういう噂で持ち切りであります
品の無い奴はどこにでもいるから仕方ないね
昨日今日流れ出したような話題に、こうも機敏に反応できるものなのか。例の噂には何か裏があるかも・・・・・・?
女神官の自棄酒に妖精弓手たちが付き合っていた頃、
ゴブスレさんはいつもどおり受付嬢に仕事の報告をしていました
――この人はもう、昇級するつもりもないみたいなんですよね。基本ゴブリン退治だけで金等級にも成れるものなん?
まぁ本編では流れでゴブリン以外の大物退治もしてるけども
オーガなんか銀等級4人(+白磁1人)でも普通なら危ない相手だったんだし
小鬼退治の何と単純なことか。踏み込み、殺す。それだけだ。ゴブスレさん、悩むの巻
そのためにどうすれば良いか、彼にはわかる。常に考えている。だが・・・・・・。
――今度ばかりは、そうもいかん。
「いつもの君と同じで良いじゃない」幼馴染の貫禄
に対抗できるのは
「何をするにしても、頑張ってくださいね! 応援、してますから」馴染の受付嬢の貫禄(こちらは挿絵付)
ギルドの権力を使うとは汚いなさすが受付嬢きたない
「冒険者って、こんなもんなのよ」これは良い冒険者ギルド
ゴミクズはしっかり査定で弾いてるからね
第3章 『ならず者のように』女神官がゴブスレさんについていった先は『貧民街』でござる
もう何年も暮らしている街なのに、こんな場所があるなんて思いもよらなかった。
まぁ帰る家のある人間が普通に暮らしてて立ち寄るところではないやな
で、そんな場所を訪れた理由は
「ようこそ、お嬢さんに小鬼殺しの旦那。ならず者の集まりへ」そういうのでした
「何年たっても挨拶に来ねェでお見限りかと思や、いきなり顔出してきてコレだもんなァ」変な奴の弟子が変な奴なのは必然だから
・・・・・・まったく、忍びの旦那のお弟子なだけある。
自分にできない方面の情報収集は任せるとして、
わかっていることについては整理せねばならぬ
「な、や、しかしだな! 私の言っている事は一理どころか十理あるだろう!?」安定の二大ダメな人の片割れ
「どんだけ盛るんだよ・・・・・・」
役には立ったからセーフで
間章 「みんなそれぞれいろいろやってるというお話」リーチイズパワー
槍というのは只人が武器というものを手にして以来、棍棒に並ぶ歴史を持つ武器の一つだ。
長いのは持ち運ぶのに邪魔くせぇというのは問題だな
ところでゲームの武器スキルっていうと剣(斧)槍棍棒だけど、
分類としてはそれよりも片手か両手かにするべきではと最近思うようになりもうした
クリスとスピア、突き攻撃だから槍スキルで同じくくりなことに違和感
片手なら盾か二刀流、両手ならそれ用の補助スキル的な住み分けでさ(妄想)
断章 「大都会の影を走るお話」『簡単』(楽とは言ってない)
蔓が『行ってやって帰るだけ。簡単な仕掛けだぜ』と言ったら、用心すべきだ。
第4章 『依頼人から一言』使い所を逃すのが凡人、欲張ってドブに捨てるのは凡人以下
金を軽んじる理由は何一つないし、あればあるだけ困らず、使うべき時には使うものだ。
老後のために投資なんて煽られてコロナショックで溶かした人もいるやろなぁ
「つまり何でもはできないのだから、できない事は人に任せれば良い!」騎士様の言葉が含蓄があるなー
ゴブスレさんご指名で急ぎの依頼よー
・・・・・・どの面下げてきた、あぁん?
可能か否かでいえば、それは可能だ。ただただ感情の奔流に身を任せるだけで済む。これは善属性
しかし――――女神官は、彼女は、そうすべきではないと信じて生きてきた。
とはいえ、まぁ、ねぇ?
「誰であれ、何であれ、ゴブリンどもに殺されて良いとは思わん」これは中立オブ中立
で
「ホント、仕方のない人ですね」そういうことになった(・∀・)ニヤニヤ
「・・・・・・真似しないでください」
以下いつもの
第5章 『守るも、攻めるも』なん・・・・・・だと・・・・・・?
「――やっべぇ」
この場にいる三人で、唯一その音の正体を知る老兵は、顔をしかめて呻き声をあげた。
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