ザンスカール帝国の最終兵器〝エンジェル・ハィロゥ"がついに始動した。闘いに終止符を打つために出撃するウッソ。しかし、ウッソの前には二人の女性が立ちはだかる。一人は〝三日月のブーフゥ"を操るファラ・グリフォン。そしてもう一人は、憧れのカテジナだった!一方、シャクティは人類を救うためにエンジェル・ハィロゥで祈りを捧げ、大宇宙における生命の神秘と奇跡を体感する――。愛と感動に包まれたシリーズ最終巻!!裏表紙より。
『!!』頂きましたーっと、明らかに今までより厚い最終巻だよ!
1 フォン・ブラウン・シティ『スーパーサイコ研究所』ね・・・・・・
カテジナが、ザンスカール帝国で、火傷の治療と同時に、マインド・コントロールされたことなどは、彼女が知覚することはなかった。
科学者のやることなんざ、昔から何一つ変わっちゃいない(^ω^#)
2 サイド3空域連邦軍のやることなんざ、昔から何一つ変わっちゃいない(^ω^#)
だいたい、現地調達の自給自足というのは、軍事行動としては最悪であった。
「しかし、ザンスカールのアハ作戦が、現実的に脅威になれば、連邦軍はいやでも動かざるをえなくなるでしょう」
「それを期待しているんだが、リガ・ミリティアに集まってくれている艦隊は、まだすくない。連邦軍のリアクションがおそすぎるんだよ」
『あのふたりには、戦場にでてほしくないな・・・・・・ぼくが、提督とおなじ心境になるなんて、とても変だけど・・・・・・』オデロとトマーシュ、パイロットになるの巻。
リガ・ミリティアという私的軍隊にとっては、このような少年たちも、戦力になることはまちがいなかったし、ふたりの少年の腕の上げ方をみれば、尋常ならざる才能をもったニュータイプとかんじられないでもないのだ。
軍人がいつまでも来ないから!
4 シュバッテンの男過ぎた野望は身を滅ぼすことがわからない男・タシロ。
「・・・・・・クムッ・・・・・・! エンジェル・ハィロゥが、直径二十キロほどのものだといったのはカガチだ。しかし、現実はその十倍はあるリングをもったのが、エンジェル・ハィロゥだ。その使い様だけは、爺さんにやってみらわなければな。それに、ズガンも敵にまわすのだから、かんたんではない」
『もともと、カガチにとっては、ザンスカール帝国とかベスパの宇宙艦隊などは、ダミーだったのだ。カガチが、本当にやろうとしていることは、サイコミュのようなシステムで、人間をすべてコントロールすることだ・・・・・・』(´・∀・`)ヘー
それだけは、させてなるものかと思う。
それでは、タシロの武闘派としての人生も消滅するからである。
・・・・・・『武闘派』っつっても、タシロは肝心の戦闘において無能だからなぁ。
6 三日月を見る
「内包されているエナジィは、かなりのものだ」
ファラがみているものは、マシンの性能とか武器ではない。敵パイロットの資質だった。
「この中心に感知できるやつが、いちばんおもしろそうだ」セカンドVのテストに出撃したウッソ及びシュラク隊と、
ファラの興味は、それである。
『三日月のブーフゥ』ことザンネックを駆るファラが接触・・・・・・・!
『・・・・・・あなたはっ! そんな機械なんかつかっちゃいけませんよ』現時点における両軍の最強同士の戦い。
『冗談をいう!』
シュラク隊は近くにいるだけで手を出せず。
長距離からの強力ビームで艦隊を壊滅させることが出来る『三日月のブーフゥ』。
その動きを封じるため、ウッソのセカンドVは単独で追撃!
メガビーム・キャノンの不調が戦いに影響しないといいけど・・・・・・。
7 対面機体から離れて、セカンドVが追いつくのを待っていたファラ。
「・・・・・・待ちぶせですか」
そうきいたときに、ウッソは敗北を実感していた。
「なにね、ちょいと気になってね。どいうパイロットなのか、その顔がみたくなったのさ」
女の声に、笑いがふくまれていた。
豪胆なんてレベルじゃねーぞこれぇ!
『おとなか・・・・・・』両親とも、シュラク隊の面々とも違う『人』。
そういう感動が、先行していた。
ゆったりとした気分をみせながらも、ときおりかんじさせるとげとげしい感触が、おとなという者は、ひどく感情的に振幅が激しくて、いろいろな側面をみせるものだ、ということを思い知るのだ。
敵味方でなければ、どういう関係になったのかなぁ・・・・・・。
しかしそんなIFを考えている場合じゃない。
『三日月をつかうかっ!』((;゜д゜))
ウッソは、後退しなければならない。
あのような挨拶をしてくる女性なら、罠をしかけてくるとはおもえなかったが、あの女性は、自分が獲物になるつもりはないのだ。
狩られるべき鹿か兎になるのは、ウッソのほうなのだ。
戦闘再開。
戦場は月へ・・・・・・。
8 クロノクルの孤独女王マリアが『五万人からのサイキッカー』と一緒にお祈りすると地球圏は平和になるよ!
「テストに参加してくれた千人のサイキッカーたちは、エンジェル・ハィロゥの完成図をひく仕事に協力してくれましたが、女王マリアのような祈願の力が強い方がいなければ、意思波、脳波たるセレブレイト・ウェーブやサイコ・ウェーブを放出して、他者を感化することはできないという結論だったのです」
「それを補完するために、マリア主義が必要であったのか?」
「そうです。われわれは、マリア主義をどのようにして広めるかということをとおして、女王を観察させていただきました。小型エンジェル・ハィロゥでは、その女王マリアの能力をシミュレーションいたしまして、女王が、このキールームにおたちになれば、人びとを平穏のもとに強化させるだけの力を放出できると結論づけたのです。マリア主義がとなえている母なるものを大切にするという心境に、人びとがとらわれるということは、人類が戦争を放棄することにつながるのです」
・・・・・・というのがエンジェル・ハィロゥらしいよ?
9 月の空域月面でのエース対決は痛み分けに終わる。
『あれが、ニュータイプというものか・・・・・・!』
ファラは、絶句する。
『ぼくの前にあらわれたパイロットだ。おとなというのは、あんなにすごい力をもっている・・・・・・』
ウッソも、愕然として、ふるえた。
この巻で決着をつける訳だから、さらに激しい戦いが待っているということ・・・・・・!
一方、リガ・ミリティアと連邦軍の連合艦隊は
『三日月』のいない隙をついてエンジェル・ハィロゥに攻撃。
『ファラの馬鹿め』ファラがいなかったらセカンドVが無双してお前の艦隊は1ページで壊滅だっての( ^ω^)p
それが、タシロの誤算だった。
この戦いで結果を出せばと荒ぶるタシロだけど・・・・・・
エンジェル・ハィロゥの動きをみれば、どのように腰が重い官僚たちであっても、艦隊をぶつけてこよう。あくまでも道具、捨てゴマですねわかります。
そのときに、今後のいく末をかんがえないですむタシロが、彼好みの働きをみせてくれることは、有効なのである。
カガチ、ズガンの老人コンビの方が1枚も2枚も上手か。
なお、老人たちの思惑通りに、あのタシロが今回は活躍している模様。
全部デカすぎて邪魔になるビッグ・キャノンが悪かったんや!
もっとも、ビッグ・キャノンの発案者はタシロな訳だけど。
そして、エンジェル・ハィロゥは、月の最大の都市、フォン・ブラウン・シティに、波動を照射する準備にはいっていった。※投稿直後修正。「シティに・」→「シティに、」
いよいよエンジェル・ハィロゥの力が現実に・・・・・・!
ここまでで3分の1。
3回かな!
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