まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

亜熱帯?

2012-08-21 22:01:34 | 日記
毎日 暑いですね。
館林の今日の最高気温は 37℃。

さて 七月末から暑くなり出して 39℃の『溶けるぅ』世界も体験しているこの夏。
35℃越えしていると思われる日は 17日となっております。
35℃ちかくまで上がったと思われる日は 9日。

暑いっすねえ。
この気温は もうほとんど亜熱帯じゃないかと思うんですが
亜熱帯の定義には 「冬の気温が零下にならないこと」もあるらしい。

夏のこのぶっちゃけた暑さにもかかわらず 
冬になると ものすごい空っ風が毎日吹き荒れ 雪こそほとんど降らないものの
『勘弁してください』的な体感温度を記録する群馬平野部。

亜熱帯じゃないわ・・・

先日 片づけをしていたら ユニクロのヒートテックの下着(上下)が山ほど出てきて
ああ 冬は あったかフリースもこもこズボンの下にこの下着を着ても
まだ寒くて 膝かけ巻いて震えてたなあ・・・と。

学校は 冷房もないけど 暖房器具が限られているので寒いんですよ。
最近灯油が高くて 寒いからってストーブ着けられないことも多いんです。

そうやって冬の寒さを思うと 暑い夏もちょっと新鮮?

知人が 「この暑さも彼岸までかと思うと寂しい気もする。
と わびさびな発言をしておりました。

個人的には 彼岸までとは言わず 9月入ったら めっきり朝晩涼しくなっていいんですよ。
と 神様にお伝えしたいが
きっと 例年通りだか例年よりやや暑い秋らしいので 彼岸までは ばっちり暑いんでしょうね。

9月に入り 運動会シーズンを迎えますが 学生の皆様
熱中症には十分に気をつけてくださいね。

 
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頭痛

2012-08-20 20:51:06 | 日記
今日も暑かったですね。
館林36.1℃。
今週中は 暑い模様。

さて 頭痛もちです。

え・・・ほとんど頭痛になったことない。という方 ラッキーだと思います。
あ・・・私もしょっちゅう・・・と思われた方 お互い頑張りましょう。

『発作的』 ラブストーリーじゃないんだけど 突然飛来するんです。
そして ひどい激痛と吐き気、生あくびなどが 基本は1日。
ひどいと1週間ぐらい続きます。

さすがに頭痛と何十年も付き合ってくると 1日2日くらいは 我慢します。
寝て起きて 治ってないと相当へこみますが 2~3日ならたまにあること。
ただ 1週間以上も続くと うーーーむ。
なんかの病気なんじゃなかろうかという思いが頭をもたげてきます。


そんなとき お医者様に見ていただいた結果 ひどい激痛が何日も続いているにもかかわらず
CTスキャンとか MRIとか撮ってもらっても
毎回 脳には異常はなくて 結局出される診断は
『緊張型頭痛』

肩や首の凝り 目の疲れなどが 直接の引き金になります。

ただ 自分の場合 片頭痛と思われる症状である場合もあり
こちらは 自分の頸動脈の脈動を感じるようなズキズキ感と やっぱり吐き気。

姿勢が悪いのと慢性的な運動不足で 肩の筋力が落ちているのと
肩から首が常に緊張しているので 張ってしまうのです。

ひどい時は あまり 我慢しないで 鎮痛剤を飲みます。
これが効いてくるまでが つらい。

そして 極めつけは 鎮痛剤が効かない時がある。

そんなときは できるだけ おとなしくしています。
でも 頭痛ばっかりは おとなしくしてようがいまいが 治らないときは治らない。

発熱や腹痛などと違って 顕著な症状ではないので
我慢できなくはないのです。

家事や仕事も一応できます。

が つらい。

ときどき 肩から上のパーツを外して 自分で肩や首を存分にマッサージしてやりたくなります。

皆さん 頭痛とどうつきあっていますか。

いがぐりおもきっと頭痛持ちだよね。頭大きくて 肩こりそうだし・・・
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「花宴」あさのあつこ

2012-08-19 21:05:35 | 読書のすすめ
今日は 晴れて暑かったですね。
館林36.7℃。
日差しの下に出ると じりじり肌が焼けるのが分かります。
焦げるって感じ?^^;

さて あさのあつこの「花宴」を読みました。

花宴
あさのあつこ
朝日新聞出版


藩の勘定奉行 西野新佐衛門の娘 紀江は 小太刀の名手だった。
父の門弟の三和十之介を婿に迎える縁談があり その前に 紀江は三和と太刀の手合わせを望まれる。
夫にと願った三和は 兄が殺されかたき討ちに出ることとなり 破談となる。
結局 父の別の門弟 勝之進と 夫婦となる。
三和への想いが断ち切れぬまま 勝之進との平和な生活が続いていくかに見えたが・・・



あさのあつこの時代物です。
表紙の絵にもあるように 燕が月日の流れを感じさせてくれます。。

最後が切なくて ハッピーエンド好きとしては そこは残念なのですが
あさのあつこは 言葉の選び方が秀逸で 美しい。

他の人を想っているがゆえに 勝之進とすれ違う心。
紀江が 小太刀で対決するシーンは 息を飲む緊張感です。

是非 ご一読ください。

ここ数年 車庫に燕が巣を作っています。
車の上に糞を落とされまくるのでちょっと困りますが 幸せの使者 仕方ないですね。
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娘のあっつ勘違い

2012-08-18 20:31:31 | 
今日は涼しかったですね。
このまま 夏が終わってほしい。




ところで 娘の勘違い。

木の実ばなな

CHANGE&飛鳥




ちなみに言うまでもなく 正解は 木の実ナナとチャゲ&飛鳥です。
どちらも 惜しいっちゃあ 惜しいんだけど。
冗談とかでなく 真剣に言っているところが怖い 受験生。


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ダメ親?

2012-08-17 19:42:11 | 
今日は 暑かったです。
館林38℃。やっぱりね~
ただね もうすでにこの夏1回体験しているんですが 39℃以上の世界・・・
これは 『暑い 』じゃなくて もろに『溶ける』って感じです。
絶対 体の大事な何かが溶けていっている気がします。
この夏 まだ8月中旬だから あるのかなあ・・・^^;

さて本日は 娘が受験するかもしれない高校の説明会がありました。
かもしれない・・・というのは まだ志望校が絞れていないからです。
最近まで塾に行ったことがなかった娘は 未だ偏差値を出されたことがなく
どのくらいの実力なのか全く分かりません。

先日の塾の模試では 国語の自己採点で40点台をたたき出していました。
正直 国語(でだけ?)は 苦労したことのない母は 
逆にどうしたらそんな点が取れる?のか不思議です。
あなどりがたし 娘の実力・・・

というわけで 全く先の見えない状況で 望んだ説明会でした。

説明会は 生徒主体の分かりやすく好感が持てるものでした。
娘がもしこの学校に入学できたら 楽しいスクールライフを過ごせるだろうなあと思いました。

ところで 説明会会場の駐車場から 会場へ向かう時
もう敷地内で公道ではないので どこ渡っても平気だろうと適当に渡ろうとしたら
娘は 少し先の横断歩道まで行く様子。

まあ 5mかそこいらの距離なので ついて行ったのですが
まわりを見渡すと 誰一人 斜め横断などせずに ちゃんと大人しく 横断歩道を渡っているではありませんか。  

群馬の田舎だと 信号とか横断歩道までの距離が著しく遠いことがままあり
信号とか横断歩道できちんと渡るという習慣が・・・ないです。
そりゃあ 横断歩道が近くにあればねえ・・とか いつも思っていましたが
横断歩道が近くにあっても 渡らないヤツ。

もしかして私って ダメ親ですか。

以後 気をつけます。

いががりおは 一日警察署長とかやったころありそうね。
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「オーデュポンの祈り」伊坂幸太郎

2012-08-16 20:30:44 | 読書のすすめ
今朝 携帯に高温注意報の連絡が入りました。
高温に注意しろと言われてもねえ・・・
なんとなく 山道にある落石注意の標識みたい。
ちなみに館林37.2℃。

きのう 「ホンマでっかTV」でやっていたけれど 
人間の体温はほぼ37℃で 活動しやすいのはマイナス11℃の26℃だそうである。
だから 気温が35℃になると熱中症になるらしいが 37℃越えている場合はどうすればいいの?

さて 伊坂幸太郎の「オーデュポンの祈り」を読みました。

オーデュボンの祈り (新潮ミステリー倶楽部)
伊坂 幸太郎
新潮社


ある日 伊藤が目を覚ますと そこは自分の部屋ではなかった。
やまないノックに ドアを開けると日比野と名乗る青年が立っていた。
日比野がいうには そこは鎖国している孤島だった。
そして 伊藤は 唯一の外界との接点である島の商人 轟に連れてこられたというのだ。

伊藤は 島に来る前 コンビニ強盗をして警察に捕まった。
伊藤を捕まえた警官は かつての同級生で さまざまな残酷なうわさが絶えなかった蛇のような男 城山だった。

島には 島民たちの心の支えとなっている『優午』というしゃべる案山子がいた。
優午は すべてのことを知っていて 未来すらわかるらしいのだが 未来については語らなかった。
しかし 伊藤には いくつかの未来を示唆する。

伊藤が島に残る決意をしたとき 優午が何者かに殺される。
優午を殺したのは誰なのか。
そして 犯人の目的は一体何なのか。




もう この『オーデュポンの祈り』という題名で惹きつけられちゃいますね。
『オーデュポン』って何?と 無知な私は興味津津。
読んでいくうちに オーデュポンが何なのか そして どうしてこの本の名前が
「オーデュポンの祈り」なのかも はっきり分かり 腑に落ちます。

ともかく 優午の死の真相が知りたくて どんどん読み進んでしまいます。

個性的な島の住民たちの描写が素晴らしい。
様々な事件が起きながらも 悠然と時が流れていく島とは対照的に
時折でてくる 現世?の城山の挙動の行方が 気になってたまらない。

そして 桜。
詩と静寂を愛する長髪の美青年 桜。
しかし 彼は・・・
惚れてまうやろーーー。

実生活では 男性の長髪は完全NGだし こんな人がいたら決して近ずきませんが
相変わらず 本の世界では こういうタイプに惹かれてしまいます。 

桜に会いたくなった方も そうでない方も 是非ご一読を。
お勧めです。


伊坂幸太郎 二作目読破です。
なんだろう。「重力ピエロ」を読んだ時も感じましたが 作品全体を流れる何とも言えない雰囲気。
これが 『伊坂ワールド』ですかね。
私は この雰囲気 好きです。
ちなみに この作品が デビュー作。すごいです。


いがぐりおは 三重出身だよね。
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コメント (2)
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「ポニーテール」重松清

2012-08-15 20:02:09 | 読書のすすめ
今日は暑かったですよね。
なのに気温は それほどたかくなかった模様。
いいような 悪いような・・・ 

さて 重松清の「ポニーテール」を読みました。

ポニーテール
重松 清
新潮社


小学四年生のフミは 六年生の姉のマキのポニーテールに憧れている。
軽やかに揺れるその髪型は いつ見てもフミを魅了するのである。
新しい学校で 最初にできた友達ツルちゃんは とても物知りで
フミに 「まま母」や「連れ子」という言葉を教えてくれる。

フミの『いまのお母さん』は 病気で死んでしまった『まえのお母さん』とは違う。
姉のマキは その『連れ子』である。
フミとお父さん マキとお母さんは できたてのほやほやの家族なのである。



重松清。本当にすごい人です。
この本は 大人向けに書かれたものかもしれませんが
一部の漢字を除けば 多分小学生高学年でも 読んできちんと意味を理解できるでしょう。

知識のある人が難しいことを難しく書くのは 簡単かもしれませんが
誰もが知ってはいても うまく表現できないことを言葉にできる人は本当にすごいと思います。

物語は 主にフミの心情を中心に描かれています。

フミがまた健気。
素っ気ない性格の姉マキや
優しんだけれど二人だけで一緒にいるとすごく疲れてしまう『いまのお母さん』と
なんとか折り合いをつけていこうと 
可哀そうなほど気を遣って 必死で毎日頑張っている。

本当に頑張っている。
四年生ってこんなにいろんなことを考えていたかなと思うけれど
多分 考えていたんだろうなあ。

そして 大人になって力を抜くことを覚えてしまった私なんかと違って
全力で頑張っているのが わかる。
もう24時間頑張っているのである。

自分に懐いているように見えないマキにだけ 気を使って
フミは前向きだから大丈夫!と 勝手に思ってしまっていたお父さんが 友達に言われる。

「それは逆なんじゃないか。
 フミちゃんだって、たまには後ろ向きになりたいときだってあるんじゃないか。」
「でも、産んでくれたお母さんはいないわけだから後ろを向いても誰もいないんだ。」
「ときどき、後ろを向かせてやれよ。」
「人間の細胞がぜんぶ入れ替わるまでには六年かかるんだぞ。
ってことは、ほんとうの意味で新しい生活を始めるには『よーい、どん』から六年もかかるんだよ。」

そうかも知れませんね。
他人からスタートする家族なんて 六年でやっとスタート地点かも。
自分に言い聞かせております。)

素っ気ないけれど根っこは優しいマキと 明るくて優しいお母さんの前で
フミが わあわあ泣くことができるようになるまでが 描かれている。

家族は まだまだこれからだけれど 決して暗い未来ではない。

お勧めです。
是非 ご一読ください。

最後に 重松さん。『天国のお母さん視点』 狙ってますよね?
もう 狙いにはまって 泣かされちゃいましたよ。


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怖い絵本

2012-08-14 15:41:02 | 読書のすすめ
今日は 午前中雨が降って涼しかったのですが
午後になって晴れてきて 15時現在 暑くって我慢しきれず 冷房オン!!
午後からの照りつけだけでここまで行くとは どれだけ暑いんだ群馬。

さて あまりご紹介したことのなかった絵本ジャンルいきます。
あまり暑いんで 怖いシリーズ。

まずは 京極夏彦の「いるのいないの」。

いるの いないの (怪談えほん3)
東 雅夫,町田 尚子
岩崎書店


これは 本屋さん開催の内覧会の時 持ってきてくれた怪談えほんシリーズの1冊。
他に 宮部みゆき 加門 七海など かなり怖いシリーズですが 私は一番これが怖かった。

旧家にお泊りになった経験のある方なら 誰でもこの怖さを追体験できます。
子供のころ 「もし いたらこわいな」と 思っていた原点がある。

そして 娘に買ってやった絵本で一番怖かった 田島征三の「だいふくもち」。

だいふくもち (こどものとも傑作集)
田島 征三
福音館書店


こちらも めっちゃシュールで 大人が読んでも怖いですが 娘は超びびりました。

以降 言うことをきかないとき
「『だいふくもち』 持ってきて読むわよ!
と 脅すと効果覿面だった娘の暗黒時代・・・(鬼母

最後に これは 全然怖がってなかったし 子供たちに大人気の1冊。
マーシャ・ブラウンの「三匹のやぎのがらがらどん」。

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーシャ・ブラウン,せた ていじ
福音館書店


保育園で 大ヒットしていたので 購入。
今読んでも 童話にありがちな唐突に残酷な結末。

でも 子供って この手の本が大好きなんですよね。
我が家の娘は この本を取り出すと 読む前から大受けしていました。

子供の感性って 不思議。

たまには 怖い絵本もいかがですか。

いがぐりおもよく見るとシュールね~
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迎え盆

2012-08-13 18:02:34 | 日記
今日は 暑かったとです。
館林36.7℃。
これから 夕立が来るのかなあ。

さて 今日は 迎え盆です。
先ほど 提灯を持って 姑のお墓に行ってきました。

地域によって やり方はいろいろだと思うのですが
この辺だと お寺に行って ご本尊をお参りして
そこで 提灯に火を頂きます。

それから お墓参りして 提灯をつけたまま 家まで帰り 迎え火を焚きます。
家にあらかじめ用意しておいた祭壇のろうそくに 提灯の火から 火を移します。

そして お線香をあげて ひとまず 迎え盆は終わりでしょうか。

お墓までの距離が 歩いて3分くらいなので 本当に楽ですが
遠くにお墓がある方は 大変ですよね。

都会では 迎え火を焚くのも難しいんじゃないかなとも思います。
結構豪勢に燃えますので・・・
今日なんて風が強くて 火事になるかと思った。

毎年恒例のお膳も 年に3日の姑への親孝行(舅にもかな)だと思って 頑張ります。

これから お膳に盛るお料理を作ります。

今年は娘が塾のお盆特訓中でいないので お迎えに一緒行けませんでした。
きっと 姑は 
「あんたたちじゃないのよ!ぷっちーちゃんに来てほしいのよ!
と 突っ込み入れていると思います。

はいはい。夕飯には帰ってきますからね~


いがぐりおは お墓参り済んだ?
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「悪の教典」貴志祐介

2012-08-12 17:41:52 | 読書のすすめ
今週は 塾の『お盆特訓』なるものに 娘が参加しています。
親にできることといったら 早起きして お弁当を作ってやることぐらいです。
頑張れ >> 受験生諸君&娘!

さて 貴志祐介の「悪の教典」を読みました。

悪の教典 上
貴志 祐介
文藝春秋


悪の教典 下
貴志 祐介
文藝春秋


上下巻2冊ですが どちらも分厚い。
ドラマ「鍵のかかった部屋」が面白かったので そのシリーズ原作を図書室に入れました。
そのあと 本好きの方に 「これが お勧め!」と言われたので 入れてみました。

鍵のかかった部屋シリーズは 人気で借りられないので
分厚くて 誰も借りなかったこれを 読んでみました。

さまざまな問題を抱える町田市の私立高校で教師をしている 蓮実聖司。
明るく 教師として 勉強を教えるのも 問題を解決するのにも有能である。
生徒達の一番人気教師で 同僚や親たちからも信頼が厚い。
しかし その本質は 他人と共感する部分が欠落した 殺人鬼であった。


うーーーん。これ 学校に入れて良かったのかな?
人がバタバタ殺されていくのも さることながら 落とし所がない。
というか せっかくの落とし所を さらに泥足で踏みにじって終わるって感じです。

好みの問題かもしれませんが トマス・ハリスの『ハンニバル』以来の読後感の悪さだなあ。

前半は 蓮実がいかに頭脳明晰かそして自分勝手な人間かを 学校で起きることを背景にして語っています。
そして 後半。蓮実の殺戮が始まります。
殺戮というか 一人で行う虐殺ですね。

蓮実が 頭がいいという設定だったけれど そうかなあ?
蓮実が頭がいい上に 普段は仮面をかぶっていて信用されているから 
身を守ろうとするだけの生徒たちを 結果としてどんどん殺戮していくという感じなのですが
全然 納得できなかったです。
運がいいだけじゃ?

大体 殺戮に至る動機が 頭の良い人間とは思えない。
平常は 人の仮面をかぶって社会適応する用心深さがあったのに
いきなり大量殺人に至る動機がわからなかった。
これもすべて 人に共感できない反社会的人格者だからという理屈で片付けるのかなあ。

もうちょっと 幼少期のことや 中学時代の犯罪を掘り下げて書いていたら
もしかしたら 蓮実の犯行理由を 受け入れられたのかもしれない。

これは 連載小説なんですね。
なんとなく 納得。

しかも 伊藤英明が蓮実役でこの秋映画上映されますね。
R-15なんだ・・・・

う。。。多分一生観ません。

褒めるところがあるとすれば 最後までぐいぐい読ませる筆力ですね。
前半は 面白いし
各人物も上手く書き分けられている。
そこは さすが ベストセラー作家だと思います。
昨日も 2時まで読んじゃって 分厚い2冊を 実質半日で読み切りました。

生徒に勧められるかっていうと・・・・
自分としては好きじゃないので 勧めません。
少なくとも 読書感想文とか面接にはお勧めできませんよね。

ただ 映画化するくらい人気のある小説なわけだから 多分好みの問題だと思います。
基本 私は勧善懲悪が好きな単純なヤツなんだと思います。

とはいえ 蓮実が本当に魅力的な人物だったら・・・・・
うーーーん。そうだとしたら 殺戮シーンで 心が切り裂かれちゃうでしょうし。

そういう意味では ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンズにできた
ホプキンズはやはり 稀代の名優ってことでしょう。

観ないと思うけど 伊藤英明も頑張れ! 

いがぐりおは虫も殺さないタイプよね。
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