元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
アオツヅラフジ・1~果実
“よこやまの道”の藪から蔓を垂らしている「アオツヅラフジ(青葛藤)」。ツヅラフジ科アオツヅラフジ属のつる性落葉木本で雌雄異株。夏に淡黄色の小さな花を咲かせ、秋に青紫色の果実を稔らせる。果実は直径7~8ミリの液果で、中にアンモナイトのような形の核が入っている。
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トキリマメ・3~内裏池
今日、小山内裏公園“内裏池”で“掻い掘り(かいぼり)”が行われていた。掻い掘りとは、ため池の伝統的な管理手法のひとつで、農閑期にため池の水をすべて抜き底に溜まった泥を天日干ししたり、護岸の点検・補修を行ったりすること。最近はバラエティ番組『池の水ぜんぶ抜く』が全国各地の池を舞台にその水質改善やブルーギルなどの外来種駆除を行っており注目を集めている。この“内裏池”は直径10メートルほどの小さな池で、テレビ中継で芸能人が来て外来種と格闘するというようなことはなく、水を少しずつ抜きながら生物を水槽に移す地味な掻い掘り。しかしここには、ヒメガマ、カキツバタ、ハンゲショウ、コウホネ、ミソハギなどの植物、カルガモ、カイツブリ、コサギ、ハクセキレイ、カワセミ、モツゴ、タモロコ、ドジョウ、ホトケドジョウ、ナマズ、ニホンスッポン、アズマヒキガエル、ニホンアカガエル、モクズガニ、カワニナ、ショウジョウトンボ、キイトトンボ、オオシオカラトンボ、タイコウチなどの在来生物が生息しているらしい。一方、オオフサモ、ホテイアオイ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエル、オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、コイ、カダヤシ、タイワンシジミなどの外来種が確認されており在来種を脅かしている。この後しばらく天日干しされるようだが綺麗な池になれば嬉しい。
写真は“内裏池”の横の藪に絡んでいた「トキリマメ(吐切豆)」。マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で、果実が裂開しても種子が莢の縁に付いて離れない。
写真は“内裏池”の横の藪に絡んでいた「トキリマメ(吐切豆)」。マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で、果実が裂開しても種子が莢の縁に付いて離れない。
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