西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

中年派遣員奮闘記(その2)

2015-12-19 | 奮闘記

NO.2[ブルキナに着陸]

シャルル・ドゴール空港からの機中で、日本人の女性の方に出会いました、彼女は国際協力機構のボランティアでブルキナファソに2年間活動をしていたそうで、私もこれからの事に不安がありましたので色々とブルキナの事を聞きながらふと外を見ると、眼下に白い海が遥か遠方まで広がっています。

彼女に「やはり南国の海はきれいですねー」、といったら困惑顔で微笑みながら、「それサハラ砂漠です」日本の海岸しか見た事のない私にとって、こんなに広いものとは、私の頭脳は理解できなかったようです。

機中約5時間後、眼下にワガドゥグの市内が見えて来て、これまでの苦悩?は吹き飛んで体に気力が満ちて来ました。草原の中に集落が点在し中心部はとても簡素で東京や、パリのように大きな建物はなく平面的な様子です。

ここでこれから三年間にどの様な出来事があるのか、この国の人達は私を受け入れてくれるだろうか、などとこれからのことを思うと複雑な心境になり、それまであまり外国に行ったことがない私にとって月に軟着陸でもするかの思いです。飛行機は旋回しながら徐々に高度を下げ着陸態勢に入り、まもなくワガドゥグ空港に滑り込みました。

ブルキナファソでの第一歩、タラップを降りたとき「私にとっては小さな一歩だがブルキナファソにとっては大きな一歩です。」(大小逆ですが)などと独り言をつぶやきながら、疲れが出たのか脚がもつれ、やっとの思いでロビーに辿り着きました。

 

次回をお楽しみに・・・・



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