今日は伊勢佐木町のピープルアート社で第三回目のコーヒー朝活を開催しました。
普段は洋菓子をスイーツとしてお出ししておりますが、今日は和菓子のどら焼きとコーヒーをペアリングする企画にしました。
今日のどら焼きは大正時代に「食道楽」という本を出して我が国におけるグルメの先駆けとなった美食家の村井弦斎の考案したレシピを再現したどら焼きを用意しました。
卵にこだわったどら焼きで皮の部分が美味しいと評判のどら焼きです。どら焼きに合うコーヒーを用意する上で注意したことは焙煎度合を中深煎りよりも少し手前の状態で煎り止めにすることです。コーヒー豆の個性は酸味にあります。
深煎りにしていく過程で苦み成分が強く出ます。苦み成分というのはどんな豆でも苦く感じる味です。つまりコーヒーの豆の個性が感じ取りにくい味です。苦みと酸味のバランスが取れていないと豆の個性が出ている味とは言えません。
それとどら焼きのあんこにはコーヒーの酸味成分がよく合います。あんこが美味しいというよりもコーヒーが美味しく感じると言った方がいいかも知れません。特に酸味の強いコロンビアやタンザニアが相性抜群です。
村井弦斎については以下のサイトに詳しく記されております。食べるということにこだわりを持っていたことは健康にも人一倍に気を使っていたようです。食べ物の選び方や生き方が奇人変人のように言われるのは村井弦斎が少数派の考えだから
かも知れません。現代の人々の食生活が理想のものとはとても思えません。
平塚の村井弦斎祭りの紹介
http://www.muraigensai.com/gensaimaturi/gensai.html
コーヒーえんぴつ猫のホームページはこちら https://coffeepencilcat.ocnk.net/