キャンピングカーは、一般の家庭用機器や自動車用の機器が使えるようにAC100VのコンセントとDC12Vのシガーソケットが備わっている。ZIL520には、AC100Vのコンセントが4箇所とシガーソケットが運転席を含めて2箇所だ。
購入後間もない頃は、AC100Vの機器がやたら多く、テレビ、HDレコーダー、掃除機、パンを焼く為のオーブン、電気ポット、100VのLED照明、他、その為に1500Wのインバーターは常時入れっ放しの状態だった。
それでも1泊2日で動き回る程度では、殆ど問題なかったが、いざ連泊となると立ちどころに電気不足に陥った。
それを解消する為に、まず電気食いのオーブンは降ろした。
掃除機はAC100Vの直接タイプから充電タイプに変え、電気ポットは魔法瓶タイプに変えた。
中でも、アダプター経由で機器を動かすテレビ、HDレコーダー等はアダプターが消費する電力が大きいので、DC12Vで動くタイプを選定して、使うようになった。
携帯もiPadの充電もDC12Vからだ。
僕のパソコンのACアダプターはAC100 V → DC20Vだが、変換効率が悪いのでDC-DCコンバーターで、DC12V → DC20Vに変換している。
そうなると、既設のコンセント、シガーソケットでは到底足りない為、機器を使う場所に100Vコンセントと12Vのシガーソケットを設ける事になる。
最初から100Vのコンセントが付いているのはここ。
①テレビの横、②キッチンのレンジの後ろ、③中段の棚の奥(電子レンジ用)、そして④エアコン用だ。③④は棚の中に有って見えない。
①テレビ横 AV100V とDC12V
②キッチンガスレンジ後ろにAC100V(スリムな埋込型)
うちの場合は、これでは一寸足りないので増設。
まず、⑤リアベッド用のテレビ関係のコンセント AC100V
現状はテレビ、HDレコーダーは、DC12Vだが、アースがテレビと共用出来ないBOSE MINIのスピーカーのみAC100Vを使用している。
使用頻度 大だが、抜差しはほとんどない。
コンセントと反対側にDC12V(プラボックスにターミナルを取付けて、電流が取れるようにした。)
白いプラスチックの箱は、12Vリミッターで12.5V以上の電圧が機器に加わるのを制御している。
次に僕の寝床の回りで、手の届く範囲にパソコン、デジカメ、携帯、髭剃り用かな。
⑥AC100V(右側の埋め込み型) と、DC12シガーソケット(照明から電源を取ったので容量は少ない)
使用頻度は大で抜差し多い。
主にAC100Vは、ソコン、デジカメ、髭剃りの充電、DC12Vは、ソコン、携帯、デジタル温度計等
⑦ダイネット横にAC100V DC12Vで使用頻度高く、抜差は少ない。
AC100Vは、パソコン、デジカメ、髭剃りの充電、そしてDC12Vは、パソコン、携帯。
エントランスのドアを開けると上の画像のように見えるので、コンセントが正面から見えない位置に隠した。
下から見上げるとこんな感じ。
使用頻度は高いが、コンセントの抜差しは少ない。
このコンセントは、ホームセンターのガラクタ市で見つけた物だ。
ようやく日の目を見た。
コンパネに穴を開けて取付けた。
上からカバーをかけて取付けビスを見えなくするタイプ
裏から見ると、こんな感じ。両端を押さえ金具で固定している。
これも、ZIL520に最初から付いているコンセントもスリムタイプで恰好が良いが、開ける穴の大きさを少し大き目にすると、表から見えるので要注意だ。
これは、DC12Vのシガーソケット。
余談になるが、左側の箱はメインバッテリーから15アンペアのヒューズ経由で引いてきており、測定端子を取付けている。主な用途は、メインバッテリーの健康状態のチェックと、長期間動かさない時のDC12Vを充電用、メインバッテリー取替時のメモリー電源接続等。
そして、⑧外部のエントランス横にキャンプ用コンセントを設置している。
無くてもそんなに困らないが、有れば便利。
使用頻度 少なく、キャンプに行った時の屋外照明用などに使っている。
キャンピングカーの生活って、電気を如何に上手に使うかによって、より楽しいものになる。
これからも、電気の快適化はまだまだ続きそう。
10年後にはサブバッテリーは、全てリチウムイオンバッテリーに替わっているのかな?