先日実家に行ったときのこと。
母親から居間に掛けてある電波時計が動かなくなったので処分してほしいと言われた。
電池は入れ替えたらしいが、すぐに止まってしまう。
うちの母親は87歳で頭はしっかりしているが、歳とともに膝が悪くて杖がないとうまく歩けない。
その為に2週間に一度の頻度でボクが実家の近くのスーパーに買い物に連れて行く。
この時計はまだ父が生きているときに購入したもの。
もうかなり古いのでそろそろ買い替え時だろうと思う。
時計の修理はボクの管轄外だから、自宅に持ち帰って一度は捨てた。
電波時計ってどんな構造になっているのだろうと、捨てる前に気になってバラしてみた。
裏を見るとH15年に購入したとあるので、もう15年以上動いたことになる。
丁寧に仕様が書かれたラベルを裏にセロテープで貼ってある。
単2電池を2本入れるようになっているが、電池寿命12か月と記入している。
昔のものだから電気食いかも知れない。
これを見ていると几帳面だった父のことが思い出される。
6本のビスを外すと裏蓋が外れる。
うわっ !! 相当に古そうな構造だ。
上には電波を受信するフェライトのバーアンテナ。
確か60kHzと40kHzだったと思う。
九州では佐賀に送信所があると聞いているが見たことはない。
内側を開けたら、電池から液漏れした跡がある。
アンプ部をバラしたが、裏にはICが一つ付いてモールドしてあるのでお手上げ状態。
一つ気になったのはアンプ部に付いている電界コンデンサー。
見た感じは何ともないが、古いと内部がいかれている可能性が高い。
手持ちの電界コンデンサーで合いそうなものを探して取付けた。
他が壊れていたらもうボクには分からない。
もと通りにネジ止めして、液漏れした跡をきれいに拭いた。
電池を入れたら動き出したので取りあえず少し様子を見てみよう。
数日間たったがきちんと動いている。
故障の原因はやはり交換したコンデンサーのようだった。
ブログネタとして上げようと思ったら完成写真がないので先ほどパチリ。
たまたま電界コンデンサーを交換したら動きだした。
これでずっと動けば儲けもの。
昔、父が購入したものがそのまま動けば母親もうれしいだろうし、ボクもうれしい。
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