11月 14日 月曜日 今日も九州はいい天気。
北海道の長旅の最中にRENOGY JAPANから2KWのDC-AC正弦波インバーターが発売された。
これまでは日本国内向けには1KWのものしかなく、キャンピングカーで使うには電子レンジが使えない等の不便さがあった。
しかし、今回新しく発売された2KWのインバーターは多くのキャンピングカーに搭載されている1.5KWの不便さを解決してくれるもの。
キャンピングカーもかなり進化して、家庭用エアコンを積んだキャンカーが出たのは12~3年前だが、今では半分それが当たり前のようになった。
ところが、不便なのは、インバーターが1.5KWしか載ってないので、エアコンを使っていると同時に電子レンジが使えない。
その為にエアコンを切って電子レンジを使うなど面倒なことをやっている。
もう少しインバーターに余裕があったらと多くの人が思うこと。
今回、それを打ち消すインバーターがRENOGY JAPANより発売されたので、レビューをさせてもらった。
玄関内にドーンと置かれた荷物。
そんなに重くはないけれど、かなり大きい。
早速箱を開けると、丁寧に二重箱になっている。
それを開けると、入力側の接続コードとインバーターのリモコン。
中身は接続コード、リモコンに説明書。
インバーター本体だけでなく、入力側の接続コードが付いているのはうれしい。
入力側のコードは、22SQのKIVをダブルにしたもの。
これだと200A以上の電流が通せる。
内容物 (RENOGYのHPより借用)
仕 様
インバーターの入力側端子と冷却ファン。
反対側は電源スイッチ、アース付きのコンセントが3つ、リモコン接続端子、USB電源。
右上は50,60Hzの周波数切替スイッチとカバーでおおわれているがAC20Aの出力端子。
説明書にはヒューズを取付けることが推奨されている。
こういう大きなインバーターを使用する上ではかなり重要なこと。
インバーター内部にもヒューズが入っていると思うが、内部ヒューズが飛んだら簡単には交換出来ないのが普通。
その為にも外部にヒューズを取付けることをおススメ。
もう少し詳しく説明すると、バッテリーの回路や配線で不備があって電流が下がると、インバーターは入力電流を多く流して出力を確保しようとする。
すると定格では180Aしか流れないことになっているのに、実際は200A以上流れて配線が過熱したり端子部が過熱して溶けたりして、下手をすると火災になる。
それを防止するためにもヒューズを取付けることを強く推奨する。
入力側の配線をインバーターに接続する。
ここで重要なのは、場合によっては200A以上の電流が流れるので、スパナを2本使ってゆるまないようにキッチリ締める。
プラス側のコードを接続して、マイナス側を接続するときには適当な抵抗(数Ω~数百Ω)を一緒にもって抵抗を電極に接触させればバチッと火花が出なくていい。
室内で簡単な仕様確認。
出力電圧、波形等。
電源スイッチを入れて驚いたのが待機電流の少なさ。
普通2KWくらいのインバーターだったら電源を入れただけで2A程度の電流が流れるが、これは0.6A程度と少ない。
テスターの故障かと思ってバッテリー電流計で確認しても0.6A。
AC出力の波形だが、1KW出力時でも同様のきれいな波形である。
次は実際のキャンカーでテストしよう。
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