先日、Ampere Time が LiTime にブランド名が変わったという話したが、そちらから長期で借用したリン酸鉄リチウムバッテリーが届いた。
今回のものは、LiTime 12V 200Ah PLUSで、並列でも直列でも使えるというもの。
価格は92,000円くらいでLFPとしてはかなり安い部類。
200Ahの割にはけっこう箱が大きく感じる。
もう箱のロゴはLiTimeになってるね。
早速開けてみると説明書などが上にあって、緩衝材に包まれたバッテリーが出て来る。
200Ahの割にはケースが大きいのは、衝撃からバッテリーセルを守るために周囲に空間を設けているため。
ちなみにバッテリー本体の寸法は L 532×W 207×H 215mmで、汎用のケースにシールを貼ったもの。
箱の中身は、説明書、保証書、チラシが2枚といったところ。
説明書は全部日本語なので大丈夫。
ターミナルに固定する8mmのネジが4本 (2本は予備) とその保護キャップ。
ケースは樹脂製で、IP65仕様でフタは接着されているので簡単には開けられない。
今開けてショートでもさせたら実験を中止することになるので、一通り試した後はこじ開けてもいい。
内部のセルのイラストをHPから借用。
12V 100Ahのセルが8つ内臓されて2並列4直列、この200Ah PLUSは200AのBMSが内蔵されている。
これと同じ200AhでPLUSが付かないものは、BMSが100Aで並列運転しかできないが、82,000円で買えるのはかなり魅力。
LiTime製品はどのバッテリーにもBluetoothの通信機能は組み込まれてない。
中国製のパック型のリチウムバッテリーのほとんどがBluetoothの通信機能がないのが普通なので、それが当たり前と言ってしまえばそうかも。
付属しているバッテリーの説明書は分かりやすいが、その中でバッテリー容量と電圧対比について書かれたものが便利。
ちょっと「てにおは」が違うのはご愛嬌か。
リン酸鉄リチウムバッテリーは電圧変化が少ないので、きちんと電圧が読めればバッテリー残量の目安になる。
1 % の 10.8V が推奨低電圧切断電圧と書かれているが、一般的には残量が10~20%程度までで使用は抑えるべきである。
ここで注意することは、バッテリー電圧は電源と負荷を切ってから、30分以上経過した後(電流なし)にテストの事と但し書きがある。
直列、並列接続の方法も丁寧に解説されているので初心者でも大丈夫。
さらには面倒な多並列の直列接続方法も分かりやすく解説されている。
実際の重量は 20.9kgと軽く、バッテリー容量からすれば鉛バッテリーの1/3程度の重量。
テスターで電圧を測ってみたら、バッテリー電圧は13.16Vだった。
説明書の表で見れば残量は50~60%というところ。
ついでにバッテリーの内部抵抗を測定したら、2.63ミリオームでこれも普通のレベルで問題ない。
説明書では40ミリオーム以下となっている。
ケースに入った200Ahバッテリーをキャンピングカーに持込んでサイズ感を確かめた。
ダイネットの床には余裕で置けるが・・・
ジル520のバッテリー庫にはこのままでは入らない。
入れるとしたら、両サイドの吊り手部分をカットして且つ、バッテリー室の上側の枠を一旦外せば入りそう。
それで入ってもギリギリで余裕がない。
ダイネットのセカンドシート横 (現状の400AhのLFPの場所) だったら2セット(400Ah)は入る。
他にもLiTimeには幅がこれより62mm広いが300Ahのパック品もあるので使い方によって選択できる。
バッテリー容量が大きくなると、容量当たりの価格は安くなるが設置場所に苦労する。
昨年末にリチウム化したキャン友さんも、当初は200Ahが安価で希望だったが、配置の問題で100Ah✕3を選択した。
リチウムバッテリーは簡単には取り換えないし、狭いキャンカー内のスペースは金なりなのでよく考えて選ぼう。
次回は実際のバッテリー容量がどれだけあるか測ってみようか。
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