長い間使っているBOSE Sound Linkだが、最近充電器をつないでも充電しなくなった。
これはBOSEの10年以上前の製品でBluetooth接続のもの。
今ではBluetooth接続が当たり前だが、当時はまだ珍しかった。
店頭でこの小さなスピーカーから出る音の良さと大きな音量が気に入って買ったもの。
確か購入するときは6諭吉以上した。
高いなと思いながら渋々金を払った記憶がある。
後に、キャンカーにも一つ積んで聞きたいと、もう一つオークションで購入。
そんな訳でうちには2つある。
今回はそのうちの一つが充電しなくなった。
充電しなくなったのはバッテリーの劣化が考えられる。
電源をつなげば使えるがそれでは不便なので、今回はバッテリーを分解してみよう。
裏側のネジをコインで90度 回してやるとバッテリーが外れる。
裏側のシールをはがして、ネジ部を露出させるとネジの頭が見える。
ところが普通のプラスのドライバーが使えない。
簡単に開けられないように特殊なネジが使われている。
それを無理やり開けて・・・
バッテリー部を取出した。
このバッテリーは18650タイプの三元系を4直列したもの。
18650タイプと言うのは直径が18mmでセルの長さが65mmのものを言う。
小さい割にはかなりしっかりしたBMSで、セル 1本づつの電圧を読んでいる。
このタイプのものは、どれか一つの電池が悪くなるとBMSが充電をストップする。
裏面からは、温度センサーがバッテリー側面に取付けられている。
中華製にしてはちょっと良すぎると思って、改めて見たらBOSEがメキシコで作らせたもの。
ここで交換するのは、アリエクで買った10本4,000円弱で買った安いバッテリー。
今回購入したのはリード付きのもの。
元はスポット溶接されているが、同じようにやるのはかなり面倒。
リード線を取付けてアセテートテープで押さえた。
これをケースに組み込んで、出来上がり。
撤去した左側3本は大丈夫だが・・・。
右の1本は電圧が出ない。
この1本だけを交換しても充電できるようになるが、他もかなり劣化している。
この際全部を取り換えるのが正解。
今回、BMSがしっかりしているので、18650タイプの三元系バッテリーを入れ替えた。
さらには充電器が20V 2Aと省電力充電で問題ないと判断。
こんなふうにセルだけを入れ替えるのは多くの場合、問題がある。
実験でやるのはそれを踏まえた上で個人の責任でやっている。
過去記事
リチウムバッテリーの恐怖
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