ブロ友さんのキャンカーをリチウム化 その2
リチウム化(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)を行うキャンピングカーの現状のシステムを把握して、必要なものと不要な物をはっきりさせる。
前回、こちらでは分からないソーラーパネルの仕様をメールで送ってもらった。
ご本人も分からなかったようで、取付けたキャンカー屋さんへ尋ねたとのこと。
そんな細かいことは電気を使う上では必要ないので、大体普通はそんなもの。
現状のバッテリーシステムとリチウム化で使うもの
鉛バッテリー 3個 →
リチウムバッテリーに交換するので使わない。
バッテリー充電器
俗にすぐれもの充電器 (型番 CH-1225) と言われていて、AC電源からバッテリーに充電する。
この充電器の充電電圧は13.9Vと14.4Vの切替式で、室内の電気を使いながらの補充充電が出来るし、リチウムバッテリーを満充電にも出来る。
これはそのまま使える。
バッテリープロテクター
キャンピングカーのメインスイッチを入れると、バッテリープロテクター (BC-2440)のスイッチが入って車内に電気を流す。
本来の役目は、バッテリーが低電圧(10.5V)になったらバッテリープロテクターが遮断してバッテリーを保護するのが目的。
リチウムバッテリーに内蔵されているBMSに保護機能が内蔵されているので不要だが、以下の理由で残す。
すぐれもの充電器はバッテリープテクターにつながっていて、AC電源が入っていればメインスイッチがONになると補充電を準備 (減った分だけ充電)。
このときの動作範囲は13.2V近くなると充電器が補充電を開始(フルで電流は流さない)して13.5V程度で補充電が停止して過充電になるのを防止する。
メインスイッチがOFFの場合は、バッテリーが13.2V以下になるとフル充電状態になって、満充電で停止する。
オルタネーター充電
このジルの場合、メインバッテリーからヒューズとリレー、ブレーカーを経由してサブバッテリーに直結されている。
イグニッションスイッチをONにするとリレーが働いて、オルタネーターからサブバッテリーに電流が流れる仕組み。
リチウムバッテリー(LiFePO4)は鉛バッテリーよりも電圧が0.5Vくらい高いので、そのままだと充電不足になる。
その為、オルタネーターからの電圧を昇圧する走行充電器を新たに取付ける。
ソーラーシステム
ソーラーパネル 210Wが 1枚 (開放電圧46.4V) ソーラーコントローラー MorningstarのSS-MPPT 15
送ってもらったソーラーパネルの仕様
ソーラーパネルは高電圧タイプでコントローラーもいい物が付いているのでこれはそのまま生かしたい。
但し、鉛バッテリー用なのでリチウムバッテリーで使うにはちょっと細工が必要かも。
ソーラーコントローラーは現状品をそのまま残すことにしたいが、本当に大丈夫か検証が必要だろう。