Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

少年マンガ雑誌の凋落

2006年01月04日 | マンガ
きょう1/4付けの朝日新聞文化欄に「『続きは来週』って嫌い」と題して、最近のマンガ雑誌の部数減について記事があったのでチェック。

「94年に史上最高の653万部を誇った集英社『週刊少年ジャンプ』は00年ごろに400万部を割り、05年末は291万部。97年に445万部でジャンプから首位を奪い取った講談社『週刊少年マガジン』は226万部に。80年代は200万部台だった小学館『週刊少年サンデー』は、現在100万部余の刷り部数だが、実売は05年に100万部を切っている。」
かつてコンビニにジャンプが山と積まれていた頃を知っているだけに、ここ最近の部数が減っていると言うのは実感としても納得できます。特に少年サンデーなんて一冊しか入荷してなかったりするので、発売日の翌日に気付いてうっかりすると読み逃したりしてます。実売は週刊文春にも及ばないのでは。

「だがジャンプ連載作品の単行本の売れ行きは『全盛期』に引けを取らない。集英社全体のマンガ単行本売上高は、478億円で過去最高だ。講談社、小学館の単行本売り上げも前年比プラス。それでも『雑誌離れ』が進む。」
@ジョジョのアンケートなどを見ても、毎週雑誌を買う派はかなり少なくて、単行本でまとめて読む派が多い。ファンであっても毎週雑誌を買うのはしんどいらしい。

「『理由は色々考えられる』とジャンプの茨木編集長。『まず、話が複雑化し、単行本で通して読まないと分かりづらい。伏線を色々張ったりするので、毎週毎週ヤマと引き(次回が気になる終わり方)を作るのが難しい。
マガジンの森田浩章編集長も、『でも単行本読者には、作りこんだ話でないと物足りない』と話す。ジレンマだ。
ほかの理由は、好きなもの以外読みたくないという読者の志向、コンビニでの立ち読み、形態電話やゲームにお金を奪われるーー、など。茨木さん、森田さん、サンデーの林正人編集長も、ほぼ同じ認識だ。」
週刊誌に240円も使うのはもったいないというわけで、好きなマンガだけ単行本で買うというのが普通になったのですね。

週刊漫画雑誌だけでなく、連続ドラマも視聴率が落ちているそうです。