Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

スティール・ボール・ラン#10感想

2006年01月21日 | マンガ
「大草原の小さな墓標2」

今度の相手はリンゴォ・ロードアゲインという名前でした。「ロードアゲイン」は迷路にはまったところでそれっぽいですが、「リンゴォ」というとどうしてもビートルズの「リンゴ・スター」を思い出しますね。お髭も似てるし。

スタンドは「マンダム」ですよ!しかも「男の世界(CMソング)」だ!お若い方はご存じないかもしれませんが、1969年、丹頂というゆかしい名前の男性化粧品会社がチャールズ・ブロンソンをCMに起用したのが「マンダム」シリーズ。(チャールズ・ブロンソンが「さらば友よ」でアラン・ドロンと共演したときはドロンよりかっこよく見えたものです。)これが大ヒットしたため丹頂は商品名を会社名にしてしまったわけです。

迷路から抜け出せないジョニィ・ジャイロ・ホットパンツの3人は共闘してあいつを倒すことにするもよう。ホットパンツが背後に回るというが、その方法が奇想天外でした。「クリームスターター」という名で「手」が屋根に乗っかってます。スプレーガンは本体から切り離してもリモートコントロールが可能なようです。

そして死体を埋めるロードアゲインの手には近代的な腕時計がはまっています。こんな男がなぜ腕時計を?

二人が正面からロードアゲインに話をしにいきますが、彼は「漆黒の意思」を持っているのはジョニィだけだといって、ジャイロは下がれというのですな。受身の対応者だとも。ジョニィが死ぬ気でいけるのは、もはや捨てるものがなにもないからでしょう。やはりジャイロは色々背負い込んでるしね。あの少年を救う為にも生きて帰らなくちゃね。彼の能力は「きっかり6秒だけ時を戻すことができる」
あの空条承太郎だって第3部じゃ5秒しか時を止められなかったのに、時を戻せるんですって!?これは強力なスタンドが来ましたよ。
記憶だけを残しておなじところをぐるぐる回らせる・・・そんなことができるんでしょうか?6秒分進んだところで、おうちの中から様子を見ながらせっせと6秒だけ針を戻しているロードアゲインの姿を想像するとなんかへンな感じです。

彼の目的は修行で、「公正なる果し合いは自分自身を人間的に成長させてくれる」から、殺し合いをしようというんですが、なんだかんだいって死んじゃったら成長も何もないんじゃないかと思わないでもないデス。敵は手強く、ジョニィは頭部に銃弾を受けてしまいました。ホットパンツも胸に銃弾。動けるのは手負いのジャイロだけ。おお、ジョニィの目に宿った炎と同じものがジャイロにも見えますぞ!今ならヤツを倒せるか!?

毎回大ゴマやアップがバンバン使われていて、19Pの週刊連載のときにはできなかったよな~と思うような絵になってますよね。「S・B・R」を見るためだけにウルジャン買ってるわけだけどその価値はアリですね。あ、銃夢や皇国は読んでますワ。