まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1330 お地蔵様で町巡り・・・JR万葉まほろば線編(2)

2020-05-22 17:56:42 | ふうけい
よろしくお願いします。


前回お送りした通り、自分(一人称)の不注意からステイホームとなってしまいました。ああ~、走りたい、ああ~、仕事に行きたい・・・、まだ4日目ですがとてつもない空疎な日々を過ごしています、これまで調子に乗り過ぎていた感もあったかも知れないですが、やっぱり何もできないことにイライラが募っていくばかりの時間です。これまで走った写真を見ていると悔しい気持ちばかりになってくるのですが・・・とにかく本文、行ってみましょう。
























今回はお地蔵様巡り、JR万葉まほろば線に沿って進んで行ってます。前回は京終、帯解、櫟本駅とその周辺を巡りました、今回はその続きとなる天理駅周辺から行ってみることとしましょう。
まずは天理駅、もちろん天理市の中心部にあり天理教本部への玄関口、駅前は市民や信者の人たちが多く賑わう所です。しかしその中心部から少しだけ外れた所にある集落や町並には旧街道の雰囲気を感じる所もあって、宗教都市とは違う一面を見ることができます。天理を貫く旧街道と言えば上ツ道、浪速から伊勢を目指して旅人はこの道を通ったと言うことで、沿道にはたくさんのお地蔵様が旅の行く末を見守ってくれるかのように佇んでいる。天理駅から上ツ道を南へと進んだ所にあるのが丹波市の町並、近年は兵庫県に丹波市と言うのができてややこしいが、元天理市民にとっては丹波市と言う地名は天理の物と言う気持ちが強い。古くはこの地名が天理市の中心部を名乗っていた、天理駅も昔は丹波市駅と言っていたとか、それが天理教本部がこの地に置かれていることで天理市を名乗ることになったとのこと。しかしwikiを見ると↓↓↓

「かつて、天理市民ではない天理教信徒が天理市の市名を、山辺郡をそのまま市名にした「山辺市」に変更するよう求めて天理市長を訴えたが、この訴えは却下された」

とある、これは初耳だった、日本で唯一宗教名を市名にしているのは天理だけだが、信者がそれを気に入らなかったと言うのは信者ではない自分(一人称)からしたら納得いかないなあ~。で、その天理に押しやられた感のある丹波市と言う地名はそのまま町の名前で残っていて、国道25号線の丹波市町交差点を過ぎた辺りからは趣のある町並が上ツ道沿いに展開している。













次の駅は長柄駅、昔は1面だけのホームが野ざらしにほったらかされたようにあった駅も、近年はきれいな駅舎や待合室が造られ、山の辺の道への玄関口駅として整備された。駅の東側にある森が大和神社、「ooyamato神社」と読みます。この神社を守護神としているのが戦艦大和、戦艦には旧国名が多くつけられているが、その中でも一番よく知られた名前が「大和」、でも自分(一人称)は戦争に関するものに大和を使われるのはあまりいい気がしません、まあ今の次代だからそう言えるんですけどね。そう言えば以前この近くの踏切で「大東亜戦争」と彫られた碑を見つけた話・・・写真下2枚目にある碑です・・・をしたことがありました、この神社が関係しているんでしょうか。さて、境内から上ツ道へと戻り次の駅へと向かうことにしよう、この界隈でもいくつかのお地蔵様に出会えた、お地蔵様にはこの地が戦争に関わっていることなど知るよしもないだろう。










次の駅は柳本駅、天理市の一番南に位置する駅となります。柳本と言うと駅の東側を通る国道169号線沿いに大きな古墳が並ぶ所、更に黒塚古墳からは卑弥呼の存在に関する鏡も見つかったとのことで大きな話題になった所、でも普段は山の辺の道の観光客もあまり寄ることはないひっそりとした駅です。ここでのお地蔵様巡りもほとんどが上ツ道で見つけたもの、やはりお地蔵様を見つけるには旧街道と言った感じです。どのお地蔵様も特にこれと言った見所や名所ではなく、地元の人たちに支えられてこの先もこの地に佇んでいくんでしょう。さて、JR万葉まほろば線沿線でのお地蔵様巡り、とは言っても写真とは関係なしにうだうだと話しているばかりですが、次回はいよいよ桜井市へと入って行こうと思います、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち