まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2032 終着駅

2024-02-02 09:57:11 | 鉄道
よろしくお願いします。





【JR山陽本線支線・和田岬駅】




【JR鳴門線・鳴門駅】




【JR武豊線・武豊駅】

今回取り上げるのは旅の途中で訪れた終着駅ですが、「終着駅」と言うと北海道の雪の中に寂しくホームがたたずむシーンを思い出してしまいそう、自分(一人称)が訪れた所はそんな郷愁が漂う所とは全く違った駅ばかりです。まあ終着駅と言うよりは終点と言った方がいい所ばかりですが、どの駅も線路はそこで途切れてしまいその先はもうありません、北海道ほどではなくてもその風景にはどことなく儚さを感じてしまいます。今回取り上げているどの駅にも事情はあるはずです、何かの目的で作られた駅、もっと先へと線路が延びるはずだった駅、逆にあった路線が廃止されて終点となってしまった駅、行き止まりとなった線路の先にある✕印の車止めを見ると、いろいろな思いが浮かび上がってきます。まず1番目のゾーンに並べたのはJR線の終着駅、どの駅も先を突き当たると海に当たるので、ここで止めておこうってな感じで終点となったようですね。





【叡山電鉄・八瀬比叡山口駅】




【叡山電鉄・鞍馬駅】



【四日市あすなろう鉄道・西日野駅】





【四日市あすなろう鉄道・内部駅】

小学生の頃に読んだ鉄道関係の本でとある鉄道ライターが終着駅の定義を述べていました。それによると行き止まりであるのはもちろんのこと、そこから先に乗り換えできる鉄道の駅がなく列車で行ける最後の場所である、ということ。ここに取り上げた駅はどこもそれに当たるなあ・・・と思ったら該当しない駅がひとつありました、1番目のゾーンの一番最初にあるJR和田岬駅がそう。地下鉄が開通して和田岬駅ができたことによってJRの駅は正真正銘の終着駅ではなくなってしまいました、本線から一駅だけ、朝夕しか列車が走らない終着駅の代表的存在だったイメージがあったんですけどね~。一方3番目のゾーンで写真を並べている名鉄碧南駅は廃線によって終点となってしまった駅、元は路線が吉良吉田駅までつながっていたわけだからこの地域には終着駅はなかったことになる。廃線と言う形で終着駅になったのは不本意かも知れない、昨年行った時には元の路線があった所は遊歩道になっていました。






【北条鉄道・北条町駅】




【名鉄三河線・碧南駅】






【岳南鉄道・岳南江尾駅】

自分(一人称)は全部自転車で訪れているので駅の先・・・線路が途切れているその先のこと・・・を言ったこともあるし駅周辺もいろいろと回ったことがあります。先を進んで別の路線にたどり着くと、あそこで止めておかないでここまで延ばせば良かったのに、と思ってしまう所もたくさんありました。例えば北条鉄道北条町駅、その先も町が続いてやがては福崎へとたどり着くがそれならここまで路線をつないでも、と思っても乗ってもらわないと廃止、で結局終着駅として変わらず、の結末ですかね。旅人はいろいろと妄想して楽しくても地元はやっぱり生き残りのために真剣です、だからこんな所で線路が終わってしまっているわけですね。終着駅は郷愁を感じるよりももっと切実な事情を知る所、時代の流れがそうさせてしまっているのでしょうか、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち