まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2036 北近江の旅(3)・・・久しぶりの宿場町

2024-02-13 09:42:50 | 旅行記
よろしくお願いします。
















冷たい雨の中で始まった北近江の旅、浅井三姉妹の里から石田三成の郷へと相棒君を走らせ旅もそろそろ終盤へ、次の目的地は醒ヶ井宿、行きたい行きたいと思ってもルートから外れたり時間がなくて断念したりでここ数年行けないままでした。石田三成の無念が詰まった石田の町からトンネルを越えて伊吹山が大きく見える所へ、以前春照から走ったことがある道へと入って醒ヶ井を目指します。途中には新幹線が見られるポイント、あまり時間はないのでここは本数を決めて写真を撮る、8枚だけのミニミニ会いに行こうコーナーでした。新幹線が過ぎた後ろにはカントリーエレベーター、一昨年(2022年)から始めた巡りも数が少ないので滞りがちですが、今年は機会を見つけてまた再開する予定です。県道を南に進んで行くとJR東海道本線の線路が見えてくる、その向こうには東名の高速道路、その手前が醒ヶ井宿なのだがそこに行くにはこの線路を通り越さなければ・・・。

















近辺に踏切がなくしばらく走っていると線路と国道をくぐる地下道があった、そこを通り抜けると急坂を上って突き当たった所が旧中山道、坂を下ると醒ヶ井宿の東の見附、ここから宿場町が始まる。町並に入ると左手側に水が湧き出る所がありここから旧街道に沿っての流れが始まっている、川底まで見渡せる透明で冷たそうな水、静かな流れに梅花藻もユラユラと揺れている。久しぶりの旧街道巡り、ここは相棒君をゆっくりと、風景を目とカメラに焼き付けながら進んで行く、登録有形文化財の建物もあってここは何度来ても飽きない所、今回は間が開いたのでこの風景をじっくりと堪能していきます。今回の北近江の旅、一応目的の巡りは全部終わりました、後は帰路となるのですが、さて、どこの駅を最終目的地とするか・・・、電車代をできるだけ詰めておきたいので、ここからは距離との戦いです。
















JR米原駅を過ぎた辺りで、さっきまで空が見えて陽も差していた空が一気に黒い雲に覆われてきた、と思ったら彦根市に入る手前でザア~ッと降り出してきた。もうホンマに分かりにくい天気だわ、一気に降りがきつくなってきたので東海道本線のガード下で雨宿り、15分ほどその場にとどまっていたがその間に上を通り過ぎた電車は2本だけ、本線と言ってもここではもうローカル線並みなんだなあ。雨が上がって再びスタート、遠くに見えている彦根城が曇り空の下でくすんだ色から、空から差し込む陽に照らされて白く輝いている。彦根の中心部に入ると雨にぬれた路面に陽の光が跳ね返されて眩しい、人の通りも多く賑やかな雰囲気なだけにここは気をつけて行かなければならない、彦根の町は今回は時間がないのでスルー、県道2号線をひたすら先へと進んで行く。彦根市を過ぎて東近江市へ、何かと気になる町だが今回はスルー、小さな峠を越えると安土城へとたどり着く。今回の旅は大河ドラマをたどってのことだったので最後は安土城で締めようかと思ったが、ここは城に上るのにお金を取られるんですね。しかも三重塔がある寺院に上る階段は封鎖されている、前は自由に上ることができたのに・・・、いかにも観光に走り過ぎた感じだが今やこれが当たり前なんですかね。最後は近江八幡も過ぎてひたすら県道2号線を進んでJR野洲駅、時間も体力もここまで、と言うことでこの駅から輪行で帰ることにしました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち