まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.801 団長とスラッガー

2017-08-23 10:23:22 | 日記
おはようございます。


昨日(22日)の甲子園準決勝、天理は残念ながら負けてしまいました、やあ~ここまでよくやった!・・・


ってどこがやねん!!!!
とにかく同じ選手に打たれ過ぎ、まあこれは仕方がない、守備ではアウトを焦ってエラーする、スクイズは打ち上げて失敗してしまう・・・とまあいろいろと言いたいことはあるんやけど、団長の涙見たら何も言えなくなってしまった。最後の粘りはこれまでのサクサク天理にはなかったものだし、ここはやっぱりよく頑張ったと言ってもいいところでしょう。



↑↑↑がそのスコア、今年は本当に本塁打が良く飛び出し点数が入る、まさに投手受難と言ったところの試合ばかりですが、この試合もそんな展開になってしまいました。準々決勝の明豊戦があんな感じ、次の対戦相手が広陵と言うことで正直今回はここまでだろうと思った、久しぶりの決勝進出はお預けになるだろうって。まず広陵の3番、中村選手、彼を抑えるのは至難の業だろうなと思ったが案の定、初回からその予感は当たってしまった、でもここは前にランナーを置かないで1点で抑えてほしかった。
1つ目のポイントだったのは黒丸の部分、4回裏、逆転した後、無死3塁だったのですがここはもう1点、2点はほしかった。ここは広陵の内野の守備がうまい位置取りで天理のチャンスの芽を摘んでしまったわけですが、その次の回が中村君から、もし仮に4回裏にもう何点か追加点を取っていたら本塁打を打たれてもリードした状態で試合が運べる。そう思ったんですけどねえ、案の定1点差で中村選手を迎えて同点本塁打、天理がこの試合でリードしたのはほんの数分間だけで終わってしまいました。
2つ目のポイントは青丸をつけた7回裏、その前の広陵の攻撃で中村選手に走者一掃のタイムリーを打たれて4-9と5点差、自分(一人称)はそん前に4-6と2点差ついた時点でまず負けだろうな、と思っていたからここでの5点差は万事休すと言う感じだった。グランドでプレーしている選手はさすがにそんなことは感じてないと思うが、ここで期待したいところの3番、4番が連続三振、2死となった後で2ラン本塁打で2点返したが、もし前の回の広陵の追加点で気落ちしてたんじゃないかなと言う感じの三振がなければもっと点数を詰められていたのかも知れない、ちょっともったいない攻撃でした。
9回表の追加点ももったいなかった、結果的にはその裏に3点返しているわけだからあの3点がなかったら・・・と終わったあとではなんでもたらればになってしまうんですが。広陵も最初にあった怖いイメージどころか案外ヘロヘロだったので、やっぱり勝てていたかな、と言う気持ちもありました。9回裏の天理の応援は自分(一人称)はラジオで聞いていたのですが凄かったですねえ、球場全体が「わっしょい」の大声援、ここでは何度も球場全体を巻きこむ応援には否定的なことを書きましたが、それも地元となると別です、皆が逆転を信じて応援してくれてるんやな、と思うとありがたい気持ちになりました、まあ自分(一人称)も都合のいい考えしかできない人間ですわ・・・。




でもあの中村奨成君は凄い奴だわ、ええ面構えしてる、もちろん打つ方は当たり前の話、高野連もこれまでの犯罪者が持っていた記録を塗り替えられて良かったと思っているんではないでしょうか。『熱闘甲子園』では母親に本塁打ボールをプレゼントすると言う話をしていたが、ここまで来るとご近所さんに配るかネットで売るとか・・・って何の話をしてるんや。それより凄いと思ったのは上のスコアの赤丸をつけた5回裏の天理の攻撃、無死1、3塁でスクイズ、これがフライになりボールをキャッチした中村選手が3塁に投げてダブルプレー、と言う展開になりました。3塁ランナーはすでにホームまで帰って来て戻ることはできず、1塁ランナーも飛び出していてあわやトリプルプレーかも、と言うシーン。ちなみに天理は過去にPL学園、桑田投手がいた時代にトリプルプレーをやられています、またその時の再現かと思ったが・・・。ネットではもし先に1塁に投げていたらトリプルプレーになっていたのでは、と言う書き込みがありましたが、中村選手は判断よく3塁に送球、あれもし1塁に投げていたら場合によっては天理に1点入るところでした、まあ天理の3塁ランナーがそれを知ってホームに帰ってきたのかは分からないが。『ドカベン』では有名なこのシーン↓↓↓



ボールがインプレーで生きている限りはあの場面では3塁に投げないといけない、中村選手は捕手としての基本をキッチリとこの場面で見せてくれたことになります。上の『ドカベン』のシーンとは違いますが、もし1塁に投げていたら1塁ランナーはアウト、その後は3塁はアピールプレーになるので天理に1点入っていたかも知れないと言うところも中村選手の冷静なプレーで阻まれてしまったと言うところです。


天理にとっては久しぶりのベスト4進出、ここまで来たら何とか決勝までと思ったのですが、奈良県民の夢はまた持ち越しとなってしまいました。自分(一人称)はこれまでここでは最近の智辯学園の活躍と比べて天理のことをいろいろとボロカスに言ってきましたが、今回は満足させてもらいました。いや、言いたいことはいろいろあるんやで、でもこれで↓↓↓



全部水に流す、彼も野球部の選手だったが怪我でグランドに立つことができなかったらしい、その辺りは今日(23日)の朝日新聞でも取り上げてくれている。グランドでは選手が驚異的な粘りを見せ、アルプスからはヒーローが生まれた、お馴染みの重低音響くブラスバンドと「わっしょい」は80年代の強い天理高校が甲子園に帰ってきたことを思わせてくれた、試合には負けたが何かさわやかな心地良さを甲子園に残してくれた。元近鉄バファローズ中村良二監督はこれからももっと強い天理を作ってくれると思う、奈良には智辯学園と言うこれも甲子園ではお馴染みのチームがあって、この2校がまた甲子園で名勝負を見せてくれると思う、奈良大附も頑張れ。奈良県の高校野球は決して暗黒の時代なんかではないと言うことを認識させてくれた天理高校に感謝!!と言うことで、今日は甲子園決勝戦広陵vs花咲徳栄、これも楽しみです、中村君今日も打つかな、次回も多分甲子園の話を書くと思いますが、それでもお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち

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