湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

薄れゆく記憶の中で

2017-10-25 06:52:04 | ポエム

もっと写真を撮っておけば良かったと
今更にように悔やんでしまうのは
私の悪い癖で
この胸にあるあなたの笑顔は
日を追うごとに薄れていく


思い出のひとかけらを
慈しむのが写真であって
思い出の全てではないこと
分かってはいるの


思い出が心を満たしている時はいい


残された写真の姿だけが
脳裏に刻まれていくのが悲しい
それがおぼろげな自分の心の
一番痛い所へ漂着してしまう


今は
薄れゆく記憶の中
どうか、この雨に濡れていないように
あの笑顔があのままでありますように


今日も星に聞いてみる
私の大好きな人は元気でいますか?






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2 コメント

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うすれいく記憶の中で (ウッデイクン)
2017-10-25 08:02:01
いつも素晴らしい詩の世界を見せて下りありがとうございます。これからも楽しみにしています。
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ウッデイクンさんへ (chachananohana19)
2017-10-25 08:26:33
初めまして。
コメントありがとうございます。
思いついたことや、想像したことを自分の中で繰り広げて、気ままに書いています。
お褒めの言葉、有難いです。
遅れましたが、先日の読者登録、重ねて、ありがとうございました。
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