湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

お月様

2025-02-05 22:56:00 | ポエム
スマホで捉えられた夜空
空気がキーンなるような

息さえ、吐き出したその先で
ポキンと凍ってしまうような。

寒いのは苦手だけど
こうした乾いた冬の空は嫌いではない。

久しぶりに、カメラを取り出して写してみたくなった、三日月




あらっと
光を見つけた時に振り向いて
見つけた時の三日月が好きだ

空が泣いてる場所もある
それが凍てついて
泣いてる人がいる場所もあることでしょう

乾いた風が吹く
私の住んでいるこの場所は、
空が広くて明るくて
こうして、三日月を見つけられる

有難いことだと思える 

今日は、昔の仲間達がやってきて
『おうちランチ』
畑でできた野菜の出番を華やかに
ワンプレートに納めてみた。

お喋りに夢中で
写真を撮るのを忘れてしまった

畑のサラダ(にんにくドレッシング)
にんじんのチーズソテー
紫キャベツの酢漬け
コロッケ
タカギベーカリーのカスクート

スープは、クラムチャウダー
今日のコーヒーは、
キリマンジャロが少し入った、大好きなエメラルドマウンテンとのブレンド


仲間達は
とても喜んでくれた

時折、誰かに食べて欲しくなる癖がある(笑)

美味しいと言ってくれると
この上なく嬉しくなる癖

食べくれる人がいる幸せ
食べさせてやりたい幸せ

だから、人の好き嫌いには敏感でいる。
何げない会話や出先で聞く好みを
忘れずにいたりする

他のことは忘れても
その人の好き嫌いは覚えてる

けど、三日月が好きかどうかは尋ねたことがない。

それは、
自分には関わりのない場所で
関わって欲しくない場所でもあるからかしら

時折、カフェごっこみたいなことをして
一日の終わりに見る夜空

ほんのひとときの時間
それさえも、必死に戦っている時には見ようともしないから
見れる時間を見出せることの幸せ

満ち足りた時間と言うのか

ふと、夢に出て来てくれた亡き母の顔が
重なって
滲んできて
そして私は目を閉じる




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今朝の『がっちりマンデー』

2025-02-02 17:44:00 | コラム
先日、お亡くなりになった、森永卓郎さんの、テレビ収録、最後のお姿になりましたね。(1月24日)

なんだか、とても悲しいです。

愛嬌のある話し方
毅然と政府に物申す姿勢

何故、五回もコロナワクチンを打ってしまったんだろう
それが元で癌になったかもしれない。

アメリカに細胞を送って調べたらしい。
コロナワクチンに詳しい先生の投稿です。






もう少し、長生きして
テレビ界や、日本政府に喝を入れ続けて欲しかったです。

けれど、最後の最後まで
戦っていた姿は、とても心に残ります。
何故、こう言う人が政治家にならないんだろう。
気持ちの美しい、遊びこころを持った、可愛らしいところのある大人の方だったと思います。


お疲れ様でした。
あちらの世界で、ゆっくりと、できればいいなぁ〜と思います。

最後の出演になってしまった『がっちりマンデー』の最後には、
森永さんを悼む文字
そして、森永さんが大好きだったと言う吉田拓郎さんの『どうしてこんなに悲しいんだろう』の曲を流してくださった番組スタッフの方の計らい。

どんなふうに
そうなったのか
『悲しいだろう みな同じさ』






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薬屋のひとりごと

2025-01-27 14:48:00 | コラム
去年、どハマりしたアニメ
『薬屋のひとりごと』
Netflixから入り、1シーズン後半からは、テレビ放送に食いつき
それでも、あきたらず
ヒーロー文庫として出ている原作出版の小説に手を出した。

もう、それはそれは、楽しくて、楽しくて。
何年ぶりだろうかー。
アニメにハマり、小説本へと。

そして、声優さんにまで、およんで行った。
アランドロンの吹き替えや、『エースを狙え』の野沢那智さん以来?
いつの時代だといわれそうだが。

いまや、若手さん達は、
『声優』として、活躍されている。
すこしオタク文化に入り込むのかもしれないが、
アメリカドラマ『ブラックリスト』のレディントンを演じる、大塚芳忠さん(バンキシャの声担当)

洋画の吹き替えの方は、案外覚えていたり、興味はあったのかもしれない。

しかし、ここに来て、アニメ
この『薬屋のひとりごと』は、大人向けのアニメである。
妓楼で生まれた主人公『猫猫(マオマオ)』が、ひょんなことから、皇帝の子供をなす場所(後宮)に入ったところから、話は始まる。

梅毒、妓楼、身売り、胸のたわわなメロンとか(笑)

豊満な女性も多く出演する。

子供には見せたくないかな(笑)

そこで、薬屋であり、下女で働く主人公と、その周りの者、主人公へ片想いする後宮管理者の『ジンシ』とのやりとり。
推理小説さながらに、事件を解いていく主人公。
うずまく女達の闇。
なかなか、一人一人の心模様が面白いのです。


今、2シーズン目に入ったアニメのエンディング
平井大さんの『幸せのレシピ』は、片想いの美形の後宮管理者ジンシの思いがそのまま。
この、美形。なかなかのものです♡





1シーズン目後半でエンディグに使われた【Uru】さんの曲

このかた、あまり露出がないものと思っていたら、
『テセウスの船』
『教場0』など、少し重めのドラマのエンディングを歌ってたりする。

私は、あまり女性シンガーの方は興味が薄いのですが、すごくいい。
ドラマ、アニメの深い心情がこれほど、掬い上げて言葉にして、曲になってるものは少ないのかなと。

しかも、曲単独でも、何回も聞けるのですよ。

あまり、耳障りが少なくきけることは得てして、印象に残らない人も多い中、ちがうのです、サビがめちゃくちゃ耳に残る。
彼女の声なのか、歌詞なのか、わからないけど。

多分、良いアニメやドラマと言うのは、おそらく、内容もさることながら、オープニングやエンディングの曲のもつ色さえ、全て作品の一部となって、視聴者に残るのでしょうね。
(今更ですが、、、)








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山口県別府弁天池と日本酒

2025-01-23 22:04:00 | コラム
山口県美祢市にある

【名水百選 別府弁天池】








12月に山口県に行った時に寄ってきたところのひとつ

近くには、秋芳洞、秋吉台があり、
石灰岩の台地からの水が湧き上がってきてる。

何故この、コバルトブルー⁈
いや、エメラルドグリーン⁈

透き通っていて、空の青さ、雲のしろさが混ざって映り込む

短い時間に、
晴れたり曇ったりを繰り返すと
また、池の色も、変わってきたり
池の周りをぐるっと周ると
違う色が次から次と出現する

北海道か?
どこかの湖だったか
火山のせいで酸性が強く
魚さえ住めない湖もある
たしか、摩周湖ブルーだったか。

しかし、ここの池は
ふつふつと下の砂から水が湧き上がってくるたびに、魚がちらほらと
泳ぎ回っていく。

池の周りの設置された水汲み場からは、柔らかな水が汲み放題、飲み放題
私も飲んでみたけれど、
すーっと体に染み込むほど、柔らかな水だった。

説明には

『湧き水は飲むことができ、専用の給水所も設置されています。 の水を飲めば長寿が保たれ財宝が授かるという言い伝えがあり、肌につければ潤い保湿される美肌の水でもあり、体の中からも外からも美しく健康になれる名水と言えます。』

だからなのか、近くには、
有名な造り酒屋が点在する

海とは違う
しかし、海のようなブルーでもある。
帰りがけの小さな小川にさしかかると、そこには赤い水?

ん?と、思わず覗きこむ
どうして?









最初は、まわりの紅葉の紅葉が映り込んだのかと思ったが違うと気づく

細かな石が赤みを帯びて水底にある。

それが水に反射して、水が赤くみえる!

弁天池は、その透明度から来る青さであり、それに続く小川は、鉱物による赤さ
なんとも言えない自然の色の奥深さ


海にしろ、川にしろ
美しいものを見ると心まで美しくなっていきそうだなんて
どこにでもあるようなフレーズが浮かぶが、透き通りすぎて
心を見透かされてしまいそうだとも、言葉がよぎる。

それじゃ、見透かされちゃいけないものがあるってこと?(笑)


わたしは、
時折、みんなが寝静まってから
1人で日本酒を飲むことがある。
この池の色によく似た色のお猪口に
いただいた日本酒を注ぐ

その日の成り行きで
同じお酒でも、多少の味は変わる
色んな思い出と重なって
甘かったり、辛かったり(笑)

いやいや、ほんと。

昔、コバルトブルーの南の海を
ゼリーに例えた人がいた。
どこから、そう言う発想がでてくるのかと思ったりしたこと。
夕暮れのマジックアワーの空の雲を
ぶどう色の雲と言った人がいたこと。

ふと過ぎる、沢山の言葉達
綺麗なものを綺麗だと表現することは容易い
いかに、どんなふうに綺麗なのか。

感性は、いつ、どこにいても
頭の中や、胸の中で
感じていたいといつも思っている。

それを自由に
使えることができたら、どんなに素敵なんだろうかと思う。

けれど、心の感度を上げすぎていくと、喜びは良しとしても
哀しみや苦しみも
身につまされて
いたたまれなくなったりして

ほどほどが1番かな。

小さな幸せを喜びの感度を上げ
小さな哀しみは、感度を下げて
鈍感なくらいがちょうどいいかもと思ったりする。

どこかに、自分の中のスイッチがあるみたい。

けれど、それが
ぐちゃぐちゃになったとしても
それも人間らしくていいと思ったり。

自分が色々なものに
押しつぶされないように。

綺麗な水のように
その心の形のまま
そのまま自分を許そう
そのままの自分でいよう

ときどき
自分にかける言葉の魔法







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去年から今年に

2025-01-18 19:30:00 | コラム
毎年、石井ゆかりさんのダイヤリーを購入する。
星占いや星の動きが掲載されているので、ダイアリーとして、予定やなんやかや、書きなぐり
忘れてはいけないことや、用事をすることから、ちょっとした料理のレシピなんかを書いている。

忘れっぽい、この頃
ある程度大きさのある、なんでも帳は重宝である。

毎年の購入なので、いつものように
スマホからポチッとした。
すると、
送られてきたのは、石井さん直筆のカードが挟まれたものだった。
これは、ラッキー!!!
うん、この辺りから、さいさき良かったのか。


去年の12月の初めに
長男ファミリーのいる山口へ行き
角島のホテルに泊まって来た。
(数日前の日記に書いた)

そして、今年のお正月のために
12月末に帰省してきたのも、
長男ファミリーたち

高速バスの停まるあたりで迎えに行くと、3歳の男児がバスから降りて
こちらに走ってくる。

『バァバ〜♪』
ギュッとハグしていたら、
シャカシャカと、私の耳元から聞こえてくる。
体を離して、3歳児の手元を見ると
何やらビニール袋に入っているお菓子が見えた。

ああ、これを食べながらバスに乗って来たんだね。と、思った途端、

『はい、バァバの分だよー』と、それを私に手渡してきた。

『あ、ありがとう』と受け取った。

ママである嫁がことの次第を笑いながら説明してくる。

じつは、角島のホテルの部屋に入ったときに、人数分用意されていたお菓子。
帰るときに、誰も手付かずだったので、息子達に持って帰るように促した。

息子ファミリーは、自宅に帰った後、そのお菓子を食べようと、テーブルに広げたらしい。
しかし、2個だけ別にして、
これは、ジィジとバァバの食べる分だから、食べちゃダメーっとなったそうな。
嫁がビニール袋に入れて置いていた。
3歳の子は、人からもらったお菓子を一ついれ、ママからもらった、お菓子を2ついれ、おばぁーちゃんからもらったチェルシーを3個入れた。

自分は沢山は食べず、何個かをそのビニール袋にいれていた。

ホテルで部屋に置いていたお菓子の袋に色々なものが加わって
これをバァバに渡さなきゃと
飛行機に乗っても
電車に乗っても
バスに乗っても
必ず手に持っていたそうだ。

ママが『やっと渡せてよかったね』と。

健気な子供のこころに触れて
泣きそうになった。

どんな思いでいてくれたのだろう。

去年から今年へ
1番のプレゼントをもらった気持ちだった。

うちに着いてから
ホテルの部屋にあった、そのお菓子を私が食べるまで、3歳児は正面に陣取り、私が食べるのを見届けた。

『美味しいでしょー、バァバの分なんだよ』

にっこり笑って、安心したのか
その後は、何もなかったかのようにしている。

どれだけのことをしたのか、君、わかってんの?
どれだけ、大きく素敵なことをしたのか分かってんの?

私を泣かせておいて、
後は知らんぷりなんて(笑)


車に乗ればジュニアシートに1人で腰掛けて、ニッコリ。
『バァバは、メガネかけても、可愛いけど、かけなくても可愛いんだからね』って。

この〜人たらし








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