湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

扉はどこに?

2020-06-05 09:29:00 | コラム
とある友人は言った

占いに出ていた『人生の扉が開かれる時だ』と

しかし、彼女は
ここ数日かけて
自分ちの冷蔵庫と冷凍庫の扉を開けて
中を整理整頓、そして掃除をしていた

だから、占いのそれは、
人生の扉ではなく、冷蔵庫の扉だったんだと、意気消沈。

とんだ『扉』ちがいで、楽しみがなくなってしまったと笑いながら言ってきた。



果たして、、、、。

扉、、、ドア、、スイッチ


掃除や断捨離をすることは
我が身を整える意味もあり
振り返ったり
要らないものを整頓することで
自分の心を見つめられる効能があると言う。
いまなら、備蓄の合理性を高めたり
手っ取り早い節約に繋がると言える


扉は、何も
冷蔵庫だから、、と言うくくりはないし、
本の1ページや
映画のファーストカットかもしれない


開かれる何か、、、、。


それこそ、頭を柔らかくしておけば
人生の扉と言うものは
違う形を変えて
目の前に現るかもしれない。

ふと見た本
勧められた映画
頭を突っ込んで片付けた冷蔵庫の中

気付きや
閃きや

胸躍ることが始まるかもしれない。


どんよりと
していてばかりでは
なんの扉も見つからないのかもしれないし、
動いていても、何か発見に気づかない時もある。


魂に従って
やれることをやる


気付きは
どこかに隠れていて
自ずと目についたものから
あらあらっと
見つかるような。


人生の扉、、、
占いで言うところのそれは
率直に『扉』との解釈よりも
目の高さ
物の捉え方
昔の出来事からわかったこと

ちょっとした心の風景なんだと思う


だから、
冷蔵庫が綺麗になった、、、。

それは、冷蔵庫が綺麗になったことより
綺麗にしょうとする気持ちが
そうさせたって言えなくもない

何にもなかったと思うより
冷蔵庫の扉を開けて
綺麗にできたことが
どこかにある自分の事の中の
区切りにもなったのだと思う


占いが全てではなく
視点を変えてみるきっかけを
先に提示して
まんまと自分で暗示にかかっていたり


じつは、
月が移動していく場所で
自分の気持ちが、
掃除をしたくなったり
感情が敏感になったり
なんとなく淀んだり
綺麗なものが見たくなったり

そう言う心の変化が言われている。


なまじ
占い通りと言うよりも
気づけば、占いのようになっていた、、、。

そのぐらいの緩み方、捉え方のほうが
生きるのは、楽だと思う。


扉といえば
どこにだって扉がある
それを感じながらいることが
大切なことかもしれない


明確な答えは、
すぐに、いつも出るとは限らない


時間が経て
『あのとき』って
それが
扉であり
人生のダーニングポイントだったとわかるんじゃないかと思うのです。








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