その昔の北京しか知らないお仲間の為に(笑)!
北京の地下鉄は現在18路線ほどある模様。
私が知っていた北京の地下鉄は、環状線一本(現2号線)。
一路線だったので 路線番号は無く、ただ地鉄と言ってたように記憶してます。
運賃は2角(0.2元)…距離で運賃が違ったかどうかは記憶にないです。
途中(90年代)から環状線の下の方を東西に貫く路線(現1号線)が出来ましたが
基本使っていたのは、環状線のみでしたね。
当時は切符の自販機も無く改札口付近にあった切符売り場で
服務員に行き先を告げて買っていました。
元々人民弊には硬貨がなかったんです。
元、角、分(1元=10角、1角=10分)ともに子供銀行券か!と思う様な
小さな紙幣のみで、しかも酷く汚れていて汚かった(汗)。
当時のバスには車掌さんが乗っていて社内で切符を売ってましたが
おつりには汚い紙幣を選りすぐって返してくれました。
分(1分、2分、5分)なんて、真っ黒で、日本人の我々からしたら
全く見分けがつかなかった(苦笑)。
まあ、コインを使わないお国柄でしたので自販機なんて出来ないんだろうなぁと
思っていたら、90年代後半になって上海周辺で1元コインが出始め、
サントリーのウーロン茶の自販機が上海駅の軟席侯車室や外灘に設置され、
とうとう中国にもコイン文化が浸透するのかと期待していましたが、
相変わらず、北方は紙幣文化のままですね。
話は脱線しましたが、何を言いたいのかというと、
出ないと思っていた切符の自販機 がいつの間にか、
地下鉄のスタンダードになっていたということです。
▲北京地下鉄の自販機、中国にしてはもの凄い路線がありますが、
直感的に購入できる使い勝手の良い仕様だと思います。
上部で降車駅のある路線番号を選択すると、その路線番号の
駅一覧が表示されて、目的の駅名が押せるようになります。
その後運賃が表示されるので お金を入れるという順序。
目的地の駅名が発音できなくても購入できるので、
外人観光客からしたら、結構楽になったと思います。
もちろん、英語表記の選択も可能です。
…記憶をたどると、昔も兌換券(外人の使うお金)には
分のみコインがありましたか…。だけど町中では使えなかった。