中国の大都市の駅は概ね上から列車に乗って、下に降りて駅を出る
システムになっている。
駅の侯車室(待合室)は二階にあるのでプラットホームに降りて
列車に乗り、目的の駅に到着するとプラットホームから地下に降り
そのまま地下の改札口に出る又は、地上に延びる通路を通って
改札口を出るということだ。
▲杭州站(駅)の荷物検査
▲上海虹橋站の侯車室2012 ▼杭州站の侯車室2014
改札は発車時刻の20分前に始まり、ゲートを抜けた乗客は
一斉にプラットホームを目指す。
軟臥、硬臥等、寝台車は乗り込む人数もたかが知れているので、時間内に
その車両までたどり着ければ問題ないが、乗り込む人数が半端ない硬座は
悲惨だ。
結局、硬座の乗車に時間がかかって、発車時間が遅れるということも多い。
………もう少し早く改札を始めてもいいのでは?
この原則は30年経った今でも同じようだが、今回の旅では
武昌駅だけ発車時刻の30分前にホームに入れてくれたので
現在は駅によって融通を利かせているところがある模様。
▲広元站のホームと短距離列車▼
▲やっと見つけた、硬座の写真。ギリ20世紀(2000/10)。
本当は慣れ親しんだ緑色の直角椅子(80年代)の方を載せたかったの
ですが、フィルムの時代だったのでよけいなものは撮っていなかった。
今思えば「撮っておけば良かった」シリーズの一つ。