諸葛亮像をカメラに収めたので本来の目的地、古隆中へ。
一旦襄陽駅に戻ってから512路で向かうか、ここからバスで向かうか。
……ここから直で行ければラッキーだが…
近くのバス停を探して、行けそうな路線があるか見てみようと
諸葛亮広場前の歩道に出ると、目の前にバス停があった。
その名も「諸葛亮広場」!!
……さすがは、襄陽(笑)
バス路線の停留所一覧を眺めていると、隆中植物園行きがあった。
543路だ。終点から三つ前に"隆中風景区"があるので一本で行ける。
バスの表示版を眺めながら、543路のバスが来るのを待つ。
15分程経って543路がやってきた。
この路線は定額料金で空調付きバスは一律2元(40円)、
空調なしは1元(20円)。やって来たのは空調なしだった。
▲543路の車内、郊外に出てから撮影したので空いてる
543路は諸葛亮広場前の長虹北路をそのまま南下、漢江に架かる
襄樊漢江長虹大橋(じょうはんかんこうちょうこうたいきょう)を
渡って襄陽城側へ。漢江を渡る時、左手に懐かしの漢江大橋が
霞んで見えた。
ここでやっと"襄樊に戻って来た"という実感が湧いてきた。
襄樊漢江長虹大橋を渡りきった543路は檀渓路(だんけいろ)に
あたると右に曲がる。
檀渓路を道なりに進むと突然周囲が寂しくなり郊外感が増してきた。
いつの間にか、檀渓路は隆中大道(りゅうちゅうだいどう)に
なっていた。田舎感は否めないが、さすがに30年前とは違って
舗装された道になっている。
以前は小雨の田園風景の中、ぬかるんだ道を人民政府の車で
やってきた 。この車、中国産の上海というクラシック感満点の
車だったがスピードを上げてもメーターは30km止まり(笑)。
春先だったので、周囲の畑には黄色い菜の花が咲き乱れていた。
現在、当時の面影は全くなし。
▲隆中大道で見つけた「草廬」という演劇の看板
「諸葛亮広場」から50分ほどで「隆中風景区」に到着。
……50分も乗って20円、こう考えると中国のバスって凄い!!
バスを降りると目の前に閉鎖された古隆中の入場券売り場があった。
……え?
543路でここ迄来た古隆中目的と思しき観光客は私を含めて5人。
辺りを見回してみるが何も無いので、一律にバスを追って前に進む。
しばらく歩くと、観光客らしき人々が見えてきた。
近づいていくと、岩に赤く"隆中"と書かれていた。