大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

下華厳寺〜その壱〜

2018年05月13日 | 中国の旅

その昔、TBSテレビ開局40周年記念番組として制作された「萬里の長城」の中に
下華厳寺(しもけごんじ)の菩薩さまが出ていた。

緒形拳さんがじーっと見つめていた、その菩薩さまの愛らしいこと!!! 

いつかは実物を見てみたい思いつつ、だいぶ経ってしまった。

華厳寺の入場料は65元(当時1040円)。

中国寺院の門はたいてい南向きだが、ここは東向きになっている。 
中央の山門には「華厳寺」、南側の一回り小さい門には「下華厳寺」という
扁額がかかっていた。

▼山門の北側の入場券売り場 

華厳寺(けごんじ)は遼(契丹)時代に創建された華厳宗の寺院らしい。
遼といえば10〜12世紀。日本で云えば平安時代。
日本史の尺で考えると"かなり昔"という気がするが、中国史で考えるとそうでもない。 

▼華厳寺山門

上華厳寺と下華厳寺に分かれているというから、隣り合わせなのかと思っていたが
帰って来てから整理してみると、上華厳寺の外側を下華厳寺が取り巻いている
という感じだった。 

▼華厳寺
 大雄宝殿、文殊閣、普賢閣が上華厳寺、その他が下華厳寺のように思う。