これも私がまだまだとーっても若かった頃の話。中国で紅茶を注文すると、どす黒い水色だったり、表面に白いというかベージュ系というか、膜が張った状態で出てきたりと、結構驚くことが多かったですねぇ。
どす黒い紅茶を見て、英語で「BlackTea」というのを初めて理解しました。日本の明るい色に慣れ親しんでいる身には、ブラックティは見た感じ美味しそうではありません(笑)。添付のミルク(当時は脱脂粉乳だけど…)をドボドボ入れて飲んでました。 (上海で飲む紅茶の余韻が、黄甫江の香りに思えたのは私だけでしょうか(苦笑)。)
白い膜の張った紅茶は
………灰汁(あく)????灰汁の出る紅茶なんてさすが共産圏…
なんて納得していたんですが、これって水の中のカルシウムが凝固して膜になったものなんですって。(チンシャンのほんわか茶飲み日誌「水のありがたさ」で下井美奈子さんという方が書かれていました。)十数年経って、やっと正体が判明(笑)。
そういえば、上海大廈(ブロードウェイマンション/外灘)に泊まった時のことですが、バスタブにお湯を溜めたら何と、湯船が薄茶色に染まっていました。いうなれば、泥水の上澄みって色です。黄甫江の水をそのまま出してるの?って感じのお湯。どことなく、黄甫江の香りが漂っているような気もします(笑)。
………これは、何かの間違いかな?水道管の赤錆び?
と2度ほど溜め直してみたのですが、やっぱり薄茶色。どうりで白いシャツが洗濯で黄ばむわけだ(笑)。
それまで、ドミトリー中心の宿泊で、共同シャワーの生活。バスタブにお湯を溜めたことがほとんど無かったので、全く気づいていなかったんですねぇ。ちょっとびっくりしました。この数週間後に泊まった、上海青年会賓館はバスタブがドギツイ紫色だったので更に嫌な感じ(笑)。1986年春のお話です。
この上海大廈の濁ったお湯ですが、翌年泊まってみると、浄水設備が完備したのか、出てくるお湯は透明でした。…でも今度は青インクを数滴たらしたような、青みがかったお湯。
プールかよ(笑)!
三潭印月の喫茶店メニュー「立頓紅茶」は「リプトン紅茶」
注文すると、お馴染みの黄色タグのついたティーバッグの紅茶が出てきます。
ティーバッグが杭州の銘茶「九曲紅梅」と同じ価格というのが納得いかないなぁ…。
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