すると、うんかも死ぬけどそれを食べてくれる蜘蛛などの虫も、蛍も皆死んでしまう。
うんかや蜘蛛は、またどこからかやってきてそれなりに増えてくる。
でも蛍は何年も、いやほぼ永遠に戻ってこない。
抗がん剤治療には似たような臭いを感じる。
針生検の追加病理検査結果をカルテで見た。昨日カードリーダを購入、自宅PCでも見られるようになった。
ん?
ホルモン受容体(ER,PGR)陰性→つまりホルモン療法は効かないってこと。
HER2スコア+3(強陽性)→これは最高レベル
これはガン細胞の表面に、増殖を助けるガン遺伝子がたくさん過剰に発現しているってこと。つまり転移性、、進行性の高いガンだということのようだ。
をいをい、だいぶ先月の見立てと違ってきてるんじゃないか?こら!
最高レベルに病院を急がせて良かったのかも。もうあと数日だもの。手術を急いで急いで!転移しないうちに早く!
しかし、現在はこのようなHER2陽性乳ガンに対抗するべくハーセプチンという分子標的治療薬が開発されて、効果を発揮しているらしい。こいけのためにあるような薬だ。
抗ガン剤の一種だが副作用も比較的少ないらしい。術後の投与がありそう。
しかし・・・問題はその費用。
一昨年から保険適用にもなったが、それでも自己負担額年間150~200万くらいするみたい。(詳細調査中)唖然呆然。
高額療養費があるっていってもこりゃ大変だ~。えらいこっちゃ。最低自己負担額は払わなくちゃいけないからね。家売らないと無理かも?
こいけは明日から病気休職の長期療養に入る。
僕の方は今日整形で右ひじにケナコルトを一発打ってもらってきた。
来週入院手術。今年は一枚切りの田んぼだけど、秋には二人で稲刈りできるように頑張るつもりだ。
針生検の結果が出た。当初の見立てとは異なり、病名は浸潤性乳ガンだった。
だったら初めから期待させるようなこと言うなっちゅうねん。
と言っても、あくまで早期ガン(ステージ1)で、どちらかと言えばおとなしいガンらしい。
しかし細胞レベルでの転移はわからないとのことで、予定通り来週入院、手術となった。
しこり部分の部分切除(乳房温存術)とセンチネルリンパ節生検を行い、術中に迅速病理診断、センチネルに明らかな転移がなければ、そこで終了、見つかればそのままリンパ節を全部切除する。
また術後、切除部分の病理組織診断を更に行い、(その結果次第では再手術もありうる)、取り切れていると予想されたとしても、8月頃より1ヶ月にわたる放射線治療(毎日通院)、その後抗ガン剤またはホルモン投薬を5年前後行うという予定。
センチネルへの転移、そして再発がないことを祈るのみ。
一応10年再発しない可能性は95%くらいあるらしいが、いまいち安心できん。
僕の右ひじの痛みは慢性化、すでに塗り薬も4本目。それでもこいけ入院に備えて毎日草刈り。田植え終了後2週間以上経って、今年3回目の草刈りがまだ一通り終わらない。
昨年のうるち米田んぼの(ドリル直播き)イネ子達は、草刈り機で全部切り倒して回った。
こいけも術後草刈りもあまりできなくなるかも知れない。
右腕も心も折れそうな毎日。しかもこいけ入院中に、また焼鳥屋で役員会議だって。何もかも投げ出して逃げ出したい気持ちに駆られる。
明後日は両親がこいけを見舞いにやって来るそうだ。もちろん僕が送迎。
試練の日々は続く。