この一か月ほど、豆仕事など肉体的には楽な作業ばかりで、すっかりからだがなまってしまった。
裏山の草刈りにえっちらおっちら上がる。
3日前にも上がって斜面で1時間半ほど踏ん張ったら、夜には50肩がしんしんと痛んで、2日ほどさぼって甘酒など作ってごまかす。
今朝も頑張って一時間半ほど。夏と違って草の量が少ないので、夏の倍はできる。汗びっしょりだけど。
足が下手するとsサイズで、からだはカーネルおじさんだから、もう大変よ。立っているだけで。
それで背負い式の草刈り機背負って振るわけで。
午後は強風でまたさぼり。
ところで、先日台風で倒れた倒木を丸太に切っていて、ついに9年使ったチェンソーが壊れた。
と言っても、頼めば1万円以下で修理してもらえるものだが、これって越してきて初めて買ったホームセンターで一番安いチェンソー。2万円くらい。よくこれだけで9年も自分で直しながら使ってきたもんだ。
もう元はとったし、やはり刃の目立てやメンテはしてきたけれど、パワーが落ちてきたことは否めない。
この際新調するかと思った。
チェンソーと言えば日本にもいいメーカーがいくつかあるし、性能もよ良く安価なのだが、やはり世界には男が憧れる二大ブランドがある。
ハスクバーナとスチールである。前者はスウェーデン、歴史は300年以上。後者はドイツが発祥。歴史は90年ほど。今調べるまで僕はアメリカ製だと思っていたけど。苦笑
今書きながら軽いショックを受けているが、ドイツだったのね。
ハスクバーナはでかくて重いという印象があって、スチールは長年の憧れだった。ドイツってことは正確にはシュティールとか発音するんだろうか。
チェンソーって言っても排気量、刃の長さもピンからキリまであり、プロの方々は伐採や枝打ちなどの場合に応じて何台も使い分けるものだ。
だが僕など、細い木しか切らず、もっぱらその枝を整理したり、短く玉切りにする程度のど素人には刃の長さ30cm程度のもので充分。(これでも理屈上は直径60cmの木まで切れるということ。)
で、選んだのがこれとこれ。
どちらもほぼパワーも重さも性能もほぼ同じ。
だが値段は上のが倍する。
どこが違うかおわかりだろうか。
持つところが上はほぼ一か所。(実際には縦横二か所で持つのだが)下は離れた二か所である。
性能はほぼ同じだから、ただ切るだけならば下のが安くて充分なのだが、やはり高くても「片手で持てる」というところが大きく違って便利なのである。
実は最初に買った(今回壊れた)ものも、たまたま上のタイプのものであった。
普通プロは地面からの伐採は下のタイプを何種類も使い分け、木のてっぺんまで人力で枝打ちしながら上って、上の幹から伐採して落としていくのには上のタイプの軽量型を腰に吊るして使ったりするようだ。
枝や幹を平らなところまで落として運んでから、それを40cmくらいに薪用などに切ってゆくときに、片手で枝を持ってもう片方で切っていくのと、地面に置いたままで、両手でハンドルを持ちながら切っていくのとでは、前者が圧倒的にやりやすく早い。
ただね、やはりうちには予算的には厳しいわけで、(4月に背負い式の草刈り機も買ってしまったし)他にそんなお金があれば洗濯機とか買い替えたいものもいくつかある。ビルトインコンロのガスグリルなんかは、水分で穴が空いても耐火セメントで10円くらいで直しちゃっている。この10日間ほど、悩みに悩んでいたのでした。
しかしこいけの了承も得て、昨日いつも利用している農機会社に勢いで注文してしまった。上のやつね。
それでもやっぱり、こんな高級な買い物を年末にすべきでなかったのではないか、などとまだ悩んでいるのであった。笑
もうしばらく水だけで暮らします。なんちって。