知床の春 その４

午後早い便で帰るのに、雨がザーっと強く降ったり止んだりの天気
そんな気持ちをふきとばしたのが、朝ごはんの後の虹！

５時４０分ころから７時近くまで出ていました。

小雨の中、軒ごしに写したのですが、外側に薄い虹も見えるでしょうか？
七色が分かるほどハッキリきれいな虹に、しばし見とれてしまいました。

８時前には雨も上がり、鳥の鳴き声に誘われてお散歩へ。



朴ノ木の実がぶる下がっていました。
大きな白い花が咲くのをいつかぜひ見たいと思います。
オライネコタン橋の近くには、まだたくさんの残雪が！
オライネコタン川は、雨で雪どけが進んで濁流に。
帰りはゆっくり上を見上げて歩きアカゲラやシジュウカラ？コガラ？の姿を確認

厳しい北の大地で暮らす野良ネコ「ニャン太」にも会え、
女満別の温泉に浸かってから、帰ってきました


４日間で緑の色が濃くなりました
また訪れる日を楽しみに、時々読み返そうと思っています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい

知床の春 その３

次の日は雨でした
雪どけが進み、川は濁流となり、河口付近の海は茶色くなっていました

５月２日から開通(10時～15時半のみ)の知床横断道路を通って
羅臼に昼ご飯を食べに行きました　

知床峠は雲の中のような状況で、視界がほとんど無く、
時々見えると、雪が高く積もっていました　

羅臼の道の駅で「サメガレイ」と「カニ」をお買い上げ！
カニは「純の番屋」でハサミを入れてもらい、
昼食と共にいただきました。

ウナベツ温泉に浸かり、夕げは羅臼でゲットしたウニといろいろ芋のフライ、
サクラマスとミズダコの刺身、ホタテ丸ごとフライ
最後の夜もご馳走とおしゃべりで更けていきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

知床の春 その２

この季節の楽しみは、山菜採りでしょうか？
という訳で、次の日に行者ニンニク採りに山に入りました。

ヒメイチゲ(イチリンソウの仲間)の白、フクジュソウの黄、
エゾエンゴサクの青が目を引きます。
あ！美味しそうなコゴミの白緑も

友人の案内で奥へ奥へと進み、そして最後に傾斜をよじ登り
斜面の行者ニンニクをいただきました。
根こそぎ採ってはいけません。細いものは残し太いものだけをゲット！

ずいぶん登りました。この一面の緑色の葉が行者ニンニクです
夢中で採って腰を伸ばすと、遠くにオホーツク海がキラキラ光っていました

この冬の厳しさに餓死したと思われるエゾジカの頭蓋骨や足も。

もちろん！角は、ゲットです

山を下り、ウトロの「一休屋」で極上のお昼ご飯
「一休屋」は4月20日に発売されたミシュランガイド北海道に掲載されたんです。
ずっと前からお気に入りのお店ですが、こんなに混んでいたのは始めてかも
明日は雨の予報なので、自然センターの裏の桜を見に行くことに

林に自生して誰も手入れをしていない桜ですが、満開の姿に会えました。

行者ニンニクを沢から引いている冷たい水で洗って仕分けてから
ウナベツ温泉に浸かりに行きました

今夜も美味しいもので乾杯

採ったばかりの行者ニンニクをたっぷり入れた餃子に
ホタテ！しかも生で食べられる卵：赤、白子：白が激うま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

知床の春

いつもの温泉で友人と待ち合わせ、農道を走って向かいました
畑は耕運機の走った後が美しく、濃い土の色はエネルギーを感じるほど


ウナベツ温泉はアルカリ度が9.1のいわゆる美人の湯、お肌がつるつるに
桜が満開で、テンションがＵＰ

ピンクの色が濃くて花が大きなエゾヤマザクラ
そして、比べると色が薄く花が少し小さめのチシマザクラ

傾きはじめた陽に透けてとってもきれいでした

エゾヤマザクラの樹皮は光沢があって樺細工(茶筒など)に使われます


友人宅について、さっそくお散歩
いつもの道端にエゾエンゴサクが咲いていました
　
この景色を見ているだけで　　　　

意外に気温の高い知床、ベランダで宴です


毛ガニ、しかも堅蟹(カタガニ)と呼ばれる身もみそもギッチリ入った一級品
そして大きなホッキ貝、そして、何と！幻と言われる鮭児のお刺身
採れたての“行者ニンニク”入り野菜炒めなどを　

気付いたら日が暮れて...

一番星が輝いていました
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

知床へ

ゴールデンウイーク後半、知床の友人を訪ねました
雨の中横浜を出発、羽田空港も雨まじりでした

女満別に降りてみたら快晴
暑くてレンタカーの窓を開けて走り、「天使のパン屋さん」でライ麦パンをゲットし
水芭蕉と野鳥を見るために、いつもの湖畔に向かいました

期待していた水芭蕉は、ほとんど終わりでしたが
クジャクチョウが姿を見せてくれました

いつもの場所からアオサギが飛び立ち
オオバナノエンレイソウが咲き始めていました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく