やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

これの名前は・・・??のお話。

2008年05月08日 | Weblog
 只今オケでChicago Remainsっていう新曲をやってます。「Japanese temple bell」っていう楽器がパーカッションに入っているって今日のリハーサルで知った。突然ネチネチ・マエストロが「Japanese temple bell!!」って叫び(最初「ジャパニーズ」しか聞こえず、「はぁ?!」と思った)、一体ナンだろう?!

 パーカッションを見たら、お仏壇で使う「チーン」をデスね、手に持って叩いておりました。

 ははーん、あれね。

 …あれ、日本語で何て呼ぶんだっけ?? よーく考えたけど全然思い浮かばない オケにいる日本人のYちゃんもAちゃんも、名前が思い出せない。
「…『チーン』…だよね?」 木魚はすぐに分かるんだけど…。

 とってもx2気になるので、帰ってきて調べてみたら、「(お)りん」と呼ぶそうで…。

 って誰か知ってた? 英語でJapanese temple bellなんて長ったらしい名前で呼ばないでRinって呼べばいいのに。

 
 このChicago Remainsって曲は、題名からしてシカゴに関する曲でしょうに、和風なメロディーが隠れていたり、「おりん」からChinese cymbalsから、何かアジアっぽい。シカゴに関係ないじゃん。

 と、実は自分のパートが十分難しいので、あまり他を聴いている余裕がないのですが、どんな曲なのか分かってきたら謎も解ける…でしょう。
 以上、今日学んだ事デシタ。
 

スウェーデン料理をもう一度のお話。

2008年05月08日 | グルメ!
 Chewieママが滞在中のお話に逆戻り。Andersonville(スウェーデン人タウン)にある、地中海料理レストラン(えぇ、スウェーデン・タウンなんだけど、最近は多国籍になりつつあります)が気になっていたので、日本に帰る前日のランチはAndersonvilleへ。だって、オープンテラスで気持ち良さそうなレストランが2軒並んでいるんだもん、気になるx2


 で、茶色い建物のレストランの方がメニューが豊富だったので、そっちに入ってみた。が、テーブルについてメニューを見ても実はさっぱり ウェイターさんが、ビュッフェもやってます、と言うので、まずそれを見に行ったんだけど・・・

 うぅ・・・不味そう。ていうか、見慣れない食べ物&わざわざ食べたいと思わない食べ物だらけ
 
 なんとここで、Chewieママと脱走を図り(笑)、ウェイターさんに見つかったので、「食べたい物がないので、また今度来ます」と、半分ウソをついてそそくさとレストランを後にする お水までサーブして貰ってたのに。もう絶対行けません

 と言う訳で、この前見つけて気になっていたスウェーデン料理のレストラン、SVEAに変更。こじんまりとしたこのお店は、外観はスウェーデン色の青と黄色が中心で、インテリアもとても可愛い 
 
 
 テーブルクロスは、例のダーラヘスト(馬)模様でーす。

 メニューが豊富でなっかなか決まらず・・・Chewieママはお料理の名前に惹かれて「長靴下のピッピ」オムレツ、ChewieはThree Crown Dinner Plate(スウェーデン・ミートボール、salt polk、ポテト、スウェーデン豆、ひよこ豆のスープ)
 こちら、ピッピのオムレツ↓
 ピーマン・チキンのオムレツです。美味しかったって。「長靴下のピッピ」はスウェーデンのお話なんだねぇ。

 Chewieのお料理は写真は撮ってないんだけど、どれも良かった。特に初めて食べたスウェーデン豆(赤)が甘くて気に入りました。ちなみに、ひよこ豆のスープは、どっちかと言うと「煮豆」でした ポテトはドイツ風マッシュドポテトで、ちょっとポテトの原型を留めている部分もある、Chewie好みなマッシュでした

 この後、街の給水塔?の写真を撮って


 家に向かって歩き、途中近所に住む友達にバッタリ会い(この辺りはミュージシャンが多いらしい)、更にお買い物。
 Sveaは穴場発見!な感じで、行って良かったデス。また行かなきゃ。朝ご飯とランチだけみたいなんだけど、誰かお友達が来たらここデスね

今度はオペラ♪のお話

2008年05月07日 | Music
 いやーラッキーなChewie この前Sweeney Toddのミュージカルを観て、今度はオペラが観たいわ、とか思っていたら、Chicago Opera Theaterの「ドン・ジョバンニ」のチケットをCap'n Soloが取って来てくれました オペラの趣味が分かれる私たちだけど、Mozartは共通で好き。しかも「ドン・ジョバンニ」。女ったらしの男の話ね。話の筋は兎も角、序曲と亡霊のシーンが特に好き! 
 
 って事で、今日突然決まって行って参りました。恥ずかしながらChicago Operaって存在さえ今日まで知りませんでしたが シカゴの有名なLyric Operaではやらない様なオペラをやるみたいです。しかも今日、オペラが始まってから分かったんだけど、とてもモダンなプロダクション。多分、NYで言うトコロの、MET(シカゴのLyric)とNew York City Opera(シカゴのChicago Opera)みたいな感じなのかな。

 これが映画だったら間違いなく「R指定」なプロダクションで 最初っから凄いんだわ。設定は、ドン・ジョバンニが経営するクラブで(笑)皆さん凄い事になってる~ ビックリした。Donna ElviraなんてSM女王として登場するし! ポルノ?!みたいなシーンも多いし。休憩の後、ショックだったのか、ご老人のお客さん達は何人か帰ってしまった 
 そうそう、Mozartの音楽で、現代風に踊っちゃったりもするのね。何しろ設定がクラブだからw あれには大笑い

 歌は皆上手でした。この前見たSweeney Toddみたいに、演出上シーンが変わらず、舞台装置はそのまま。お陰で休み無くどんどん進むんだけど、弾き続けるオケが可愛そう! 観ている方もちょっと疲れます。
 
 さて、こういうプロダクションで、亡霊のシーンはどうするのか?! 何年か前にMETのドン・ジョバンニを観に行った時は、マジックみたいな舞台仕掛けだったなぁ、と思い出しました。ありゃー凄かった。
 そしたら、今日のプロダクションでは、死人が真っ白な顔で出てきて、コーラスの女の子たちがドン・ジョバンニを引っ張っていきました。その次のシーンでは、何と残された6人の主要登場人物たちが、警察に逮捕されちゃう! え゛こんなシーンあった?と思っていたら…

 最後の最後でステージ2階の部分のカーテンが上がって、血だらけのドン・ジョバンニが首を吊っている・・・!!!!!!!!
 Sweeney Toddより怖かった! 

 
 うーん、モダンなプロダクションは意味も無く避けてきたけど、これはこれで実は面白いかも。ただし、伝統的なステージで観た物に限ります。多分初めて観たドン・ジョバンニがこれだったら耐えられなかったと思いマス。 
 最後に警察に逮捕されるシーンも、「悪い人は罰があたる」って歌う6人も、今まで十分酷い事をしたんだし、ドン・ジョバンニが本当に死んだのか、どう死んだのか、普通のプロダクションでは見せないけど、随分酷い死に方をしたんだな、とw こういう演出は実はmake senseするかもね(本当に死体は怖かったんだけど)!
 
 Mozartを3時間ずっと聴いて幸せ~。マイナーになる亡霊のシーンの曲も大好き!!! Mozartのd minor大好きデス

 
 

Sweeney Todd のお話。

2008年05月05日 | Weblog
 ♪"Attend the tale of Sweeney Todd"♪

 本日は、Sweeney Todd劇場ミュージカル版、シカゴ公演最終日に行って参りました。実はChewieのお友達のEdが出演しているのです 
 
 この前映画にもなった、Sweeney Todd。Johnny Depp主演だし、気になっていたんだけど、血が飛ぶのが怖くて結局映画は見なかった。ミュージカルを観に行くのは大分前に決まっていたので、本を読み(表紙はJohnny Depp)、古いミュージカルのDVDを見て一応予習。それにしてもグロい話で。ミュージカル(及び映画)は原作とは大分違うんだけど、十分に酷いデス。

 話を知らない方の為に(かなり)軽くあらすじを(ミュージカル・映画版)
床屋のSweeney Toddは、自分を15年間、無実の罪で投獄した判事への復讐を考える。判事への復讐を決行する前に、別の人間を殺さざるを得なくなったTodd。剃刀で客の首を切り裂き(ぎゃぁーー!)、床屋の階下のパイ屋では、死体の肉を使ってパイを作り…(ひぃぃぃ!!!) 

 怖いでしょ? こんなモノにChewieを誘うCaptain Soloも凄いけど、何せ作曲がSondheim。はいはい、行きますx2

 只今全米ツアー中のミュージカルは、かなり近代的なプロダクションでした。ステージ上の俳優達が楽器も演奏 その為に編曲してあるそうです。
 そして、抽象的なステージングでした。登場人物はたったの10人。全員ずっとステージ上に居ます。お友達のEdは、Tobiasの役でばよりん&クラリネット担当。彼は昔と変わらないとてもsweetな音色でした 

 そんでね、一度殺された役の人もステージに居るんですよねー 殺されると、白衣と血の付いた様なスカーフを貰ってそのまま楽器を弾いてる。でも嬉しい事に血が飛んだりする事もなく、殺人のシーンでは照明が赤くなって、殺されている人の横で、バケツからバケツに血を移し変える(それはそれで怖い)だけだった。あぁ良かった。

 あと、オーケストレーションや時間の関係でしょうが、カットされていた曲があったり、どんどん次から次へと進んじゃって、観ていてちょいと疲れた。

 久し振りにミュージカルを観たんだけど、やっぱり生はイイねぇ。こういう物にハマる人の気持ちも良く分かります。次はオペラに行きたいなぁ。
 
 そして、「出待ち」しました! 他にもファンがたくさん待っていて写真やサインをおねだり。列に居たら、Joanna役の人が頼んでも居ないのに私のプログラムにもサインをくれました(上の写真)。あはは。Edもやっと出てきて、ビックリしてたけど、きゃ~~~~~~と再会を喜びました 何年振りだったでしょうか。とっても素敵な青年になっていました。出会った時はEdはまだ高校生だったのに。クラリネットは、このショーの為に勉強して吹ける様になったそうです。Sweeney Toddは11ヶ月間のツアーで、この後また次のショーを探すそうな。それにしてもほぼ1年間、ツアーし続けるなんて…!! 今「ホーム」が無いそうです 

 このプロダクションのミュージカルを観るまで、映画のDVDは観ない方がイイ、とCap'n Soloに言われてたけど、これで解禁w 怖いけど観ようかなーーー。


 只今、Star Wars IIIをTVでやってます。Anakinの笑っちゃうくらい下手っぴぃな"I'm so in love with you"に溜息をつきつつも、Chewieの超端役的登場を待ち(Wookieの中でChewieが一番かわいい~なんちゃって)、そしてこれからObi-wan Kenobiが四刀流ロボットと戦うので(”Hello, there")、TVに専念します。

Kent Naganoのコンサートx2のお話。

2008年05月03日 | Music
 母上とChicago Symphony (CSO)のコンサートへ行きました ケント・ナガノ指揮、メインはベルリオーズの「幻想交響曲」。CSOって指揮者によって、プレイヤーが頑張ったりそうでもなかったりするんだけど、ナガノさんには良く反応していました。ちなみに、この次の日からナガノさんはうちのオケを振り始めるので、どんな指揮かなーと思って楽しみにしておりました。

 凄く指揮が細かく、やりたい事は全て要求しているのが後姿からでも良く分かりました こんな人がうちのオケを振ったらどうなるんでしょうか

 で、今までこんな「幻想」聴いた事ないゾ、という解釈でした。テンポも独特だし、3~5楽章が全て連続 ストーリーの関係上、3、4楽章は間を空けるべきだと思うのですが そして、なぜかステージにはCSO自慢の「ベルリオーズベル」が無い 
 (次の日、舞台裏で写真撮ってきました

 そしたら、これは「バンダ(舞台裏で演奏)」でした。そういうアイディアも面白いんだけど 折角ベルリオーズベルを持ってるんだから、ステージ上で使おうよ、と思った(注:これは普通、「のど自慢」で使われる様な細長いベルで演奏されますが、この曲の為だけにCSOはこのベルを発注)。

 でも驚きの連続だったけど良かった このレベルでCSOを鳴らせるんだから凄い。うちの母上も良い時にシカゴに来ましたなぁ。

 
 で、次の日からナガノさんはうちのオケのリハーサル。とても落ち着いた話し方をするので、血気盛んな私たちは最初、テンションが違う…、とちょっと変に焦る しかも…シューベルトの「Great」をやってたんです。スタイル的にとても難しい&私たちがそれまでリハーサルしていたうちのマエストロとは全然違うので、時間いっぱいいっぱいで、2日間で9時間リハーサル。シューベルトの難しさを散々思い知らされて大変だった 

 そして、ナガノさんも若者相手にどうコミュニケーションを取ろうか、正直困ってたんだと思いマス。だって、2楽章の頭でどーしても思い通りに行かないので1分くらいじーっと考えて、こう言ったの。
 「Lord of the Ringsの卑屈な感じのあの化け物、なんて言ったっけ? (私たち:ゴラム…?)そうそう、ゴラム、あの感じで弾いて下さい」
 
 はぃっ?!?!?!  

 分からない、分からな~~~い!!! と思ったんだけど、実際そう言われて弾き始めたら、本当にゴラムな感じでした。うーむ。皆も良く反応してたし。やっぱりゴラムなんだろうか。
 はい、これ。ゴラムが何だか分からない方に↓
  

 兎に角細かく細かくリハーサルして、最後には「こうやって弾いたら、キミ達は世界トップで通用するオケに聞こえます。弾いててどう?」と仰ってましたが私たちはこういう弾き方に慣れてないので良く分からない 

 けどコンサートはですね、皆少し慣れて、今までで一番良いコンサートでした。この「少し」慣れてっていうのがポイントで、最初から最後までとっても良い緊張感で行けたのであります。しかも弾いてて楽しかった。良かったー。もう一曲の意味の分からないLigetiのLontanoも良かったデス。あまりリハーサルしなかったけど。

 と言う訳で、コンサートは上出来で、うちの母上も良かったって言ってたので良かったんでしょう。このコンサートもCDを買いたいと思いマス。
 
 が、次の日から次のサイクルが始まってしまい、6時間リハーサルの日に楽譜を貰い、だーれも練習出来てないのにCSOのコンマスのコーチの日で。しかも曲はストラビンスキー リズムが目茶目茶です。Chewieはストラビンスキーはそれ程好きじゃありません。好きな曲もあるけど。何かショスタコービッチの軽いの、って感じで、ロッシーニとモーツァルトを比べている様なモノですかね?ちょっと違うかな。

 はい、んで今日母上を無事O'Hare空港に送り届けました。10日間でしたが、色々出来ました 日本から&NYへ行った時に色々食料も買ってきてくれたし 只今Chewieの冷蔵庫&冷凍庫は嬉しい日本食で一杯 今日はこれから納豆とお魚を中心にランチでーす