知花ときわ会

知花地域の活動と各地の情報を広く紹介し、情報共有することで地域活性化に繋げようと、このブログを開設しました。

知花・松本のウマチー

2023年08月06日 | ★歴史・伝統・文化

(1)ウマチーとは

ウマチーとは、御祭り(又は穂祭り)のことで、本来はノロが司祭する主に麦、粟、稲の初穂、収穫儀礼である。しかし、ノロの不在や、五穀栽培の衰微により多くの地域で本来の祭祀の主旨は形骸化し、門中という一族の始祖拝み的なものになっている。特に都市地区では形骸化がいちじるしく、祭祀組織も崩壊しているのが現状であるが、知花・松本のウマチーは都市地区では珍しく、少なくとも形式においては、本来の祭祀の主旨を残している。本来ウマチーは麦は旧暦2月か゜初穂、3月収穫の二祭、稲・粟は5月が初穂、6月収穫の二祭と年に4回、15日を中心に行われたのであるが、私たち知花・松本では稲の豊作祈願祭として毎年5月15日には初穂儀礼、6月15日には収穫儀礼をとり行っている。

 

(2)知花・松本のウマチー行事の概要

知花・松本のウマチーは15日で、供え物や祭場の準備などは前もって公民館が行う。まず当日午後、知花ノロ殿内に祭祀関係者が集合する。昔は知花ノロが知花・松本・池原・登川の4集落を統轄していて、このウマチーも知花ノロが司祭し、各集落の神女が参列して行うのが本式であるが、現在は知花ノロ不在で、知花ノロの供神的存在と思われるウッチヌハンシーという神職者が司祭的役目を果たしている。他に各ムラ元家出自の神女(ウクディ)3名、それにウムイシンカ(神謡の唱詩者)という男性が各ムラから二人ずつ参加する。

<2023.8.6沖縄タイムス記事抜粋>

<2023.7.20沖縄タイムス記事抜粋>

<2023.7.13沖縄タイムス記事抜粋>

<2022.8.11沖縄タイムス記事抜粋>

<2020.8.13琉球新報記事抜粋>

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