知花子ども会世話役でもある知花朝盛さん(65)は沖縄タイムス知花販売店を営む傍ら、新聞の夕刊廃刊に伴い空いた販売店スペースと時間を子供たちの居場所づくり(ふれあい学習支援センター まじゅん)と高齢者のふれあい空間(高齢者ふれあいサロン まじゅん)を提供し地域のコミュニティの場として活性化に取り組んでいる。これらの活動を可能にするのも長い年月にわたり、地域密着の活動を地道に行ってきた継続の上に成り立っている。
例えば本業の新聞販売店の付加価値サービスとしてA3両面刷りのミニコミ誌を毎月1日に発刊し第254号(2019.2.1現在)となる。これらの情報収集を行う中で各団体との交流が密になり、子ども会活動、民生委員・児童委員、沖縄市かりゆしシニアクラブ若手委員など多くのボランティア活動に参加。
2月25日には北谷町社会福祉協議会地域福祉委員16名の方々が同サロンを訪れ、活動の取り組みについて視察研修を行った。
委員からは運営上の課題点、周知方法、行政や地域包括支援センターなど関係機関との関わり方などの多くの意見が出た。県内でものこのような取り組みは稀であり、今後、高齢者が増える傾向にあることから、県内各地の空き家、空き店舗などを活用したこのような取り組みが継続できるよう行政の継続的な支援環境が今後の課題だと知花さんは熱く語る。
<琉球新報記事抜粋>
<2019.2.27琉球新報>