キャッツポート

▲くつろいじゃって…こんなの本当に久しぶり

　カレンダーなんてなくとも、これからはしだいに寒くなって来るのが野生のカンで分るのか、
ラブカンが夜に帰って、ごはんを食べた後も外へは出て行かなくなりました。

　この間は、自分から私の使っているテーブルの椅子の上へと登って、
眠るようになったのです。
床だと冷たく感じるようになったんだね。

　それでもって昨晩はついにこんな格好で眠るようになりました。
私には家出したという事であっても、ラブカンにとってはまだちゃんと自分の家だと思っているという事なんだね！

　ラブカンはどこかの海へとマグロやカツオでも取りに行って、
お仕事が終わったから港に帰って来たようなものだと、
今回の事は考えるようにしましょうか。

　最終的には帰って来るつもりだったから、盛んにマーキングをしていたのでしょうか？
今週の中頃に、ロフトにあったぬいぐるみへとスプレーしてあるのを見つけました。
ロフト中がやけに臭いのでしたが、壁を調べても痕跡がないので、
どこにしたんだろうと探してもなかなか見つからなかったのでした。

　昨日の朝、洗濯機でレノアの「おひさまの香り」も入れて洗ったら、
すっかり臭いも落ちて、ロフトも臭くなくなりました。

　ラブカンの気持ちは分ったよ。
スプレーしなくても、ここはあんたの家だよ。
今日も夜になったら帰っておいで。
あんたの妻子のめんどうもちゃんとみるから安心しな。
冬の事もちゃんと考えているから。
　


　

またたび目当てに帰って来る猫

▲酔いが醒めるまで、
気持ち良さそうに
床に転がるラブカン。

　ラブカンが頻繁に帰宅してくれるようになり、
家の中にも入ってしばらくくつろいでくれるようにもなりました。
一時はケンカばかりしてボロボロで、やつれてもいましたが、
また太りだして、きれいな毛並みが復活して来ました。

　帰宅理由は、どうもまたたびが目当てらしく、
欲しがるとあげてしまっているのですが、
ペットショップで買ったまたたびふりかけのビンには、
「週２～４回が適当」と書いてありました。

　もしかして、アヘン中毒みたいになっているのでは？
今あげているひと振りではそのうち効かなくなって、
さらに強い刺激を求めるようになるかもしれないし。

　マタタビは猫の覚せい剤みたいな事言っている、
猫マンガもあったしね。
でも、マタタビなしでもラブカンは帰って来て
くれるのかな～？

さすらいの元王子

▲ラブカン。こんなにやつれて…。

　昨日の晩にラブカンが来たので、
「明日の朝は、あんたの好きなあじの開きを焼いてあげるからおいで。」
と言っておきました。

　ラブカンは言った通りに今日の朝、家に来ました。
私が近所の主婦と家の入り口で話し込んでいるのを見て、
抗議のオシッコ噴射を壁にしていました。

　ラブカンは、気の合わないツキさんやキイタンとの生活に見切りを付けて、
妻のアイちゃんとの野外生活を選び、出て行ってしまいましたが、
現在でも夫婦で寄り添って、ごはんは食べに来ます。

　でも、ラブカンがたった３ヶ月くらいの間に、
こんなに野生味を帯びて、くたびれた姿になってしまうなんて― 。
しかも猫だから、アイちゃんが最愛の御台だとしても、
実は側室もあちこちにいるらしい…。

いっそ、手術したらいいのかとも思うのですが、
ラブカンの真の幸せはどっちにあるのでしょう？

傷だらけのラブカン

▲ラブカン。
具合が悪いんだったら、
ゆっくり休んで行きなよー。

　昨日の夜、ドアの外で気配がしたので、開けてみるとラブカンが入って来ました。

　ラブカンは「ぶなぶな」言いながら、前の片足を上げて歩いていました。
きっとまたケンカして腫れているのでしょう。

　ごはんを食べると椅子の上に自分から乗って休んでいました。
体中が傷だらけで、特に首の所には血の首輪ができていました。

　ラブカンはしばらく休むと、私がラブカンのために焼いたアジの開きを食べて、
また雨の中を出て行ってしまいました。

　猫は人間と一緒に家の中で住んでいないと、
特にオスだとすぐにオンボロになってしまうのでしょうか？

　ラブカン、家にいた時には、「色の薄いはっちゃん」、「色の濃いうにたん」の如く、
きれいな子だったのに。

今夜のごはんはエボ鯛だよ～ん♪

▲おおむね好評で良かった。

　昨日の夜、雨の中をラブカンが帰って来ました。

　少し前に買い物から帰って来て、夕食の準備をしていました。
買って来た物の中にはエボ鯛がありました。
２匹で２００円が消費期限がせまって半額になっていたので買った物でした。

　レンジで温めて背骨を抜いて、熱が取れやすいようにほぐし身にして、
猫舌でも大丈夫な温度に冷めるまで、しばらく置いておいていたら、
１０分近くラブカンを待たせてしまいました。

　ラブカンはその間、雨で濡れた毛をタオルで拭かれた後は、
家の中を歩き回ったり、猫の食堂で無言で立ち尽くしていたり、
とりあえずカリカリは食べたり、
「ぶにゃぶにゃ…」とぼやいて催促したりしていました。

　食べ出すと、エボ鯛は小さい方ですし、
あっという間に平らげてしまいました。
そして雨はこれから一段と激しくなりそうだというのに、
やっぱり
「食う物食ったら退散するぜ。」
と行ってしまいました。