この子が家に来た時には、実は結構問題児かと思っていました。
元いた家では兄弟姉妹が増え過ぎて居づらくなったようで、夏から初秋にかけて夜も外をうろついていました。
会社から帰って来ると家の前にいるので、エサをあげている内に毎日待っているようになりました。
それから家の玄関内でごはんを食べて、中で1時間2時間と居眠りしては、帰って行くようになりました。
ある日、時間だから帰るように言って起し、玄関まで抱えていって外へと出すと、
大きな目玉をさらに大きくし、私を見て大きな声で抗議して鳴いていました。
秋が深まって来て、私は居眠り用のふかふかベッドを買ってあげたのですが、
そしたら元の家には時間が来ても帰らなくなって、家に居付いてしまいました。
冬には血尿が出て、こんなに早くお別れが来たかと思いました。
今まで動物を飼おうとすると、みんな短い生涯を終えてしまっていたので。
でも、病院へと行って薬と食事で直りました。
ラブカンはその後、自分の思い通りにならないと拗ねたり、家出したり、食事を戻したり、
部屋を荒らしたり、いろいろしてくれましたし、私もカッとなって、
体を持ち上げてゆすりながら喚いたりもしてしまいました。
今5匹の猫の面倒を見ていて、ラブカンが特別悪い子ではない事がよく分りました。
人間の親もそうですが、最初の子に対しては、慣れていないのと、正しい比較の仕方が分らないので、
必要以上に厳しくしてしまったり、変わり者扱いをしてしまいがちの、未熟者でオバカサンなのですね。
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