ホワイエでコーヒーを飲みながら♪

観劇の感想もろもろな備忘録。
「つれづれな日々のつぶやき♪」からお引越し中。

別のgooブログからお引越し中です♪

2024-12-31 23:30:00 | ご挨拶
私の別のgooブログ「つれづれな日々のつぶやき♪」から、カテゴリー「舞台/DVD」だけをこちらにお引越しします。結構な量なので、ぽちぽちと作業していきたいと思います。

「つれづれな日々のつぶやき♪」を始めたのは、2008.10.20でした。早いもので、もう16年目に入りました。我ながらびっくりです。まさかこんなに続けているとは…。
日々思うこと、空模様、読書やドラマ、観劇の感想などを思うままに綴っていったら、いつの間にかこんなに続いていたという感じです。
投稿記事が多くなってきたこともあり、このカテゴリーだけをこちらに移して、新規投稿もこちらにしていきたいと思います。今まで、フォローやコメント、「いいね♪」などをしてくださった方々には感謝しております。残念ながら、こちらにはコメントなどが移動できないので、その旨はどうかご容赦ください。有料ブログ(アドバンス・フォト)はバックアップやインポートができるのですが、こちらは無料版を使用していますので、ご理解のほどをお願いいたします。

完全に記事のお引越しが終わるまで、こちらをトップにおいておきます。
これからもよろしくお願いいたします。


chibineko78

『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』画像とリンク

2024-01-04 14:39:32 | 劇場・多目的ホール
明治座にて、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』12月28日(木)昼の部を観劇してきました。
今作で13作品目となる、る・ひまわり制作の年末お祭り舞台です。祝12周年!干支も一周したよ~♪
第一部はお芝居、第二部はショーの二部構成で、今年の第二部は「猿楽の日~近頃都で流行るものフェスティバル~1338」と銘打っております。


撮影可の画像と公式サイトや各メディアのリンクを貼ります。リンクはたくさんあるので、興味のありそうなところから順次飛んでください♪
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【画像】

伝統と格式の明治座。





明治座外壁のパネル、上演中とこれから上演される演目が順番に映しだされている。




明治座といえば幟、風の具合でなかなか上手く撮れない~。















祝!創業150周年



客席階に向かうエスカレーターからの眺め。綺麗♡



緞帳はアサヒビール。いよいよ始まる~わくわく♪



幕間にいただいた座長特製弁当、要予約2200円。おいしゅうございました♪



お土産は人形焼き。おいしい♪




フライヤー





パンフレット3000円。物販があまりにも混んでいて、上演前は購入できなかったので上演後にようやく購入。いつものことだけどね~。
キャストの麗しいお姿の写真、スペシャルトーク(池田テツヒロ、ROLLY、相葉裕樹、水夏希、内藤大希、原田優一)、第二部ショーの写真と歌詞など。




S席チケット13500円。チケットカウンターで当日引き換えにしたので、このチケットホルダーに入っていた。チケットホルダーのデザインは昭和初期の復刻版とのこと。



第二部は必須の光る棒(公式では)ことペンライト。今年は大きめを新調して参戦♪



開場まで時間が少しあったので1階にある喫茶“花やぐら”で休憩。さすがに外は寒いから~。



帰宅途中にいつも立ち寄るカフェ。お誕生日月の来店者にはミニデザートがつくのが嬉しい♪



【リンク】


『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』ストーリーと感想

2024-01-04 10:14:17 | 劇場・多目的ホール
明治座にて、シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』12月28日(木)昼の部を観劇してきました。
今作で13作品目となる、る・ひまわり制作の年末お祭り舞台です。祝12周年!干支も一周したよ~♪
第一部はお芝居、第二部はショーの二部構成で、今年の第二部は「猿楽の日~近頃都で流行るものフェスティバル~1338」と銘打っております。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【演出】原田優一 
【脚本】池田テツヒロ
【音楽】かみむら周平
【出演】相葉裕樹/内藤大希/石川凌雅、松田岳、前川優希、井澤巧麻、広井雄士、井深克彦/丘山晴己/井澤勇貴、伊藤裕一、加藤啓/大山真志、辻本祐樹/原田優一/上口耕平/ROLLY/水夏希

【ストーリー】
相葉裕樹と内藤大希が足利尊氏・直義兄弟として明治座で革命を起こす!!
世界初!足利尊氏を主人公としたオリジナルミュージカル!
誰よりも流されやすい主人公、ここに爆誕!

〈第一部〉オリジナルミュージカル「ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~」
朝廷が南北に分かれる混迷の時代を描いた軍記『太平記』をモチーフに、朝廷と幕府の覇権争いに巻き込まれる武士たちの奮闘を描く。
主人公は源氏の血を引く足利尊氏。時代の大きな波や、周囲の圧に翻弄され、流され、それでも自分らしく生き抜いた足利尊氏の想いを描く壮大なミュージカル。
 日本全土を巻き込んだ史上最悪の兄弟喧嘩“観応の擾乱”はなぜ起きたのか?激動の時代を駆け抜けた男たちの歴史ロマン。

〈第二部〉ショー「猿楽の日1338 ~近頃都で流行るものフェスティバル~」
室町時代の音楽番組。今、都で流行中のアーティストたちが集合。
総合司会:鯨井康介

<登場ユニット>
●鹿るGENJI 「奈良ダイス銀河★劇場」
奈良で大人気の貴公子アイドル。 ようこそ古都へ、遊ぼうよナラダイス。

●ActSTONES「イミネーッショ・レイン坊」
悪党の原石たち6人組が歌うサンクチュアリ。 偽物の雨にうたれても。

●新しい都のリーダーズ「キゾクブルー」
貴族よりも貴族ぶる4人組。 青い烏帽子被り貴族ブルー。

●ミュージカル『ナラジン』より「三種のジンギー」「ア・ホーリュー・ジ・ワー(あ、法隆寺は?)」
大人気ミュージカル『ナラジン』の出演者が集結。劇中歌を披露。

●THE ZEN「JI-AI(慈愛)」
噂のサンスクリット系アイドル。 禅の教えは「愛」。ただただ愛したい。

◇日替わりゲスト
12/28(木)昼夜:平野良
12/29(金)昼夜:藤田玲
12/30(土)昼夜:蒼木陣
12/31(日)昼夜:安西慎太郎


【相関図】




公演の詳細は下の【リンク】から飛んでみて♪


【感想】
〈一部〉
客入れは和な楽曲が流れている。
美術はシンプル。盆の上に階段のあるモノクロな構造物があり回転する。場面転換ごとにプロジェクションマッピングで風景、地名、人名が投影される。わかりやすくて親切♪

オープニング、全員が舞台上に立ち合唱しているところから始まる。
冒頭のシーン、足利尊氏の弟 直義が死ぬシーンがラストにも出てくる。尊氏は直義を死なせないために奮闘するのだが、直義はやはり死んでしまう。だが実は違う世界線があった…。という感じを残して終幕する。
戦いと裏切りばかりで暗いといえば暗いのだが、根っからの悪人はいない。みなそれぞれ自分のすべきことを全うしようとし、背負った(背負わされた)責任を果たそうとした結果がこうなってしまった。時代がそうさせてしまったのだと思う。切ない…。

ミュージカルと銘打っているだけあって全員歌が上手い!安心して聴いていられる。過去作品では誰とは言わないが、ちょっとな~という方もおられたので。やはり無理っぽい方には歌パートはふらないほうがよいと思う。
ダンスも殺陣もキレッキレ!“ザ・ミュージカル”という感じの作品。ストレートプレイより複雑なストーリーがすとん!と入りやすく、ストーリーや人物を追っていく集中力が何割か少なめで済んだ。

相葉裕樹、センターが似合う華がある俳優だと思う。歌もダンスも殺陣もできるし、なにより容姿が綺麗♡
水夏希、さすが元宝塚雪組男役トップスター!娘役のときは可憐で可愛らしく、妻役のときは凛として美しく。カーテンコールにお召しの着物から仕立てたドレスが素敵♡
ROLLY、意外(失礼)にも演技が上手く、いろいろ面がありな後醍醐天皇役が似合っていた。
井深克彦、今年も出演おめでとう!かっちは永遠に“可愛い”枠で出演し続けていただきたい。“ドジっ子”ふゆ役は可愛いかったよ♪
上口耕平、相変わらずの色気っぷり♪

大山真志(兄役)、原田優一(弟役)の年齢逆転兄弟の衣装だけが現代風、というか兄が佐川急便、弟がクロネコヤマトの配達員の制服にそっくり。パクリ…じゃなくてたまたまということにしておく。るひまだから。登場した途端に客席がざわざわくすくす、急に動揺する大山真志。
「混ぜるな危険!取扱注意!」と演出の原田優一に言われてしまう加藤啓には絡まれて、舞台上で笑ってしまう大山真志。ゲラだね~。

〈二部〉
今年もやっぱり頭おかしい(誉め言葉)るひま。日比谷方面や元J事務所などから怒られないかと心配してしまう。公演タイトルからして危ない気がする。某公共放送の歴史ドラマにかぶせてくるスタイルは変わらないな~。
司会の鯨井康介は安心安全、良心的。ゲストの平野良とも息がぴったり。
ちなみに「ここは治外法権」と平野良。るひまのお祭り舞台第二部は日本の法律の範疇ではないらしい。そうか~納得♪

●鹿るGENJI 「奈良ダイス銀河★劇場」
元J事務所所属アイドルを彷彿させるアイドルグループ。ローラースケートはエアー。原田優一が笑わせにかかっていて、もちろん観客は爆笑。

●ActSTONES「イミネーッショ・レイン坊」
悪党の原石たち6人組が歌うサンクチュアリ。 偽物の雨にうたれても。
こちらも。。以下略。衣装もダンスもかっこいいのに、歌詞が微妙なのが安定のるひま。

●新しい都のリーダーズ「キゾクブルー」
貴族よりも貴族ぶる4人組。 青い烏帽子被り貴族ブルー。
紅白出場グループとは関係ないはず。。多分。
加藤啓がいるのでコントパートがあり、そして相変わらずひどいクオリティ(褒め言葉)。
ゲストの平野良「大人の膝小僧が見られるのはここだけ」だそうな。意外にみんな小学生の制服とランドセルが似合っているのもよきよき♪

●ミュージカル『ナラジン』より「三種のジンギー」「ア・ホーリュー・ジ・ワー(あ、法隆寺は?)」
大人気ミュージカル『ナラジン』の出演者が集結。劇中歌を披露。
危ない、、Dには触れてはいけないと思うぞ。見つからないとよいね~。歌が上手いのでなおさら苦笑。

●THE ZEN「JI-AI(慈愛)」
噂のサンスクリット系アイドル。 禅の教えは「愛」。ただただ愛したい。
もう登場しただけで脱力しそうな雰囲気。
相葉裕樹、キャラがものすごく変~!怪しい宗教の人みたい。

相葉裕樹、『戦国鍋TV』を思い出したのは私だけではないはず。「ミュージックトゥナイト」のコーナーとかね。
松田岳、毎年第一部の芝居より第二部に命をかけているといわれていて、今年は更にステップアップしていた。狂気の沙汰で怖い~。
ROLLY、ギターを持って登場。細い!ぴったりと身体に張りつく革の衣装が似合う似合う。かっこいい♪


【余談】
今年はあまり寒くなくてよかった~。明治座は都営浅草線浜町駅からすぐだが、それでも冷えこんでいて風が強いと寒いから。
明治座は改装後だったようで客席の椅子が新しくなり、長座布団まで付いていてもともとよい座席だったのが更に快適になっていた。るひまのお祭り舞台は4時間越えの長時間公演なので嬉しい♪


【リンク】


長くなるので次の記事に続きます。→ 「『ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~』画像とリンク」


2023年大晦日のご挨拶です

2023-12-31 11:38:14 | ご挨拶
2023年令和5年も今日で終わろうとしていますね。
今年もいろいろありつつも、穏やかな大晦日を迎えることができました。
みなさまはどんな一年だったでしょうか?


私事ですが今年の6月に母が亡くなり、喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます。
みなさまよいお年を迎えください。








『フェイクスピア』ストーリーと感想

2023-12-24 09:30:45 | テレビ
WOWOWライブで2022年6月10日放送の舞台 NODA・MAP『フェイクスピア』を録画したものを観ました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。




【作・演出】
野田秀樹


【出演】
高橋一生
川平慈英
伊原剛志
前田敦子
村岡希美
白石加代子
野田秀樹
橋爪功


【ストーリー】
恐山のイタコを中心にシェイクスピア、サン・テグジュペリの世界へと展開していく。虚構と現実が混沌としながら行ったり来たりする。そこに真実はあるのか…。


【感想】
美術はシンプル。中央に後方が上がった板状のものが置かれており、そこにキャストが立っている。上手側、下手側には柱が数本立っている。
前衛書道の筆跡を思わせる黒い筋が見られる。

同じような柄の布を持った男性アンサンブルが下手側から上手側に走り抜け、飛行機を表したりする。野田秀樹お得意の布使いが今回もふんだんに観られた。
言葉遊びも健在だが、以前より随分と少なくなったと思う。

高橋一生が父親役で橋爪功が息子役を演じていて、時間によって大人だったり子供だったりする。
“箱”、“ことのは”がキーワード。
シェイクスピア、『星の王子様』、恐山のイタコが時間と虚構と現実の狭間をぐるぐると回り続ける。一見なんの脈絡もなく無関係に見えるものが、全部繋がり伏線はしっかりと回収される。
冒頭の「頭を下げろ!」と怒鳴る高橋一生、後半も「頭を下げろ!」と怒鳴る。それは旅客機のコクピットで制御不能に陥り、必死でコントロールをしようとするパイロットの姿と声だった。
記憶されている方も多いと思う。あの大惨事となった36年前(上演時)の飛行機事故、“日本航空123便墜落事故”がモチーフになっている。“言葉の一群”はノンフィクションであり、本物のボイスレコーダーの言葉なのだ。
冒頭に高橋一生が錆びた金属製の箱を持って立っている。これは飛行機のボイスレコーダーだ。そこには父(橋爪功)の“ことのは”が入っていた。生きた“ことのは”の一文、希望の一文が…。
「頭を下げろ!」

ラスト、橋爪功が箱を持ち独白する。後ろには霊のように浮かび上がる父(高橋一生)。そして静かに消えていく。
白石加代子のイタコに「父に合わせてくれてありがとう」と礼を言う橋爪功。イタコの白石加代子と橋爪功は同級生という設定だ。二人で空を見上げ「頭を上げろ!雲ひとつないいい天気だ!」と言う。

悲しみの果てに長い年月を経て辿り着いた希望の光。それはとても哀しく美しい。涙が流れた…。

カーテンコール、鳴りやまない拍手とスタンディングオベーションが続いていた。


【公演後のアフタートーク】
野田秀樹、高橋一生、橋爪功、白石加代子の四人でアフタートークを繰り広げる。

Q:好きなシーンは?
A:高橋一生「冒頭のシーン」、橋爪功「高橋一生のやりたい放題のシーン」

高橋一生「白石加代子の存在感がすごい!いつも新鮮」
白石加代子「あら~もっと存在感を消さなくちゃね~」
橋爪功「高橋一生が好き♡稽古初日に告白した」
高橋一生「何日か後に僕も好きです♡と言いました」
高橋一生「終盤の“言葉の一群”が難易度が高かった。いつまで経っても台詞が入らなかった」

Q:演劇の未来について
A:白石加代子「コロナで辛い」、高橋一生「観測、観察することで何かが生まれてくる。劇場でしかあり得ないと思う」、橋爪功「野田秀樹の稀有なものを繋げていって欲しい」、野田秀樹「批評する力が小さくなっていると思う」

Q:言葉が残ることについて
A:野田秀樹「無記名の言葉が膨大にあるのは大きな問題。YouTubeなどにオカルトや興味本位でやっていいものではない」 


【余談】
今回の舞台もチケットが取れなかったのだった。NODA・MAPは本当にチケットが取れない~!
録画したら早めに観たほうがいいのだが、上演時間が長い舞台は時間をとるのが自宅だと難しい。なにかと雑事やら家事やらの邪魔が入るし。
劇場に出かけたほうが時間を気にしなくていいのだ。このあたりがもにょもにょするな~。

そういえば高橋一生と橋爪功はドラマでも親子役で共演していたな~。橋爪功と高橋一生ラブラブ♡?