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『Walk oN!~さぁ、新しいキミに会いに行こう』ストーリーと感想

2015-05-11 14:28:24 | 劇場・多目的ホール
Doris & Orega Paradise『Walk oN!~さぁ、新しいキミに会いに行こう』を東京芸術劇場シアターウエストにて、5月10日(日)14:00開演を観劇しました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【脚本】天乃純

【演出】西村雅彦、大木玉樹

【美術】中根聡子

【照明】佐藤公穂、高橋英哉

【音楽】長山義洋

【音響】秀島正一

【衣装】伊藤早苗

【ヘアメイク】冨田武雄、冨田愛美

【キャスト】西村雅彦、石井智也、古原靖久、上地春奈、加瀬竜彦、川口真五、北嶋テツヤ、竹匠、中山夢歩、深来マサル、鈴木杏樹

【ストーリー】
夢よりも現実の中で必死に生きてきた男。夢など忘れ、達成感のない日々を過ごす青年。
そんな2人が出会い 、小さな旅をはじめる。
行く先々で巡りあう不思議な人々。男の妻、娘、彼女たちの見つめる先には…。
選択次第で人生は変わる、いくつになろうと変えられる。勇気をもって彼らはある歩き出した。

【感想】
客入れは洋楽。
美術はシンプル。ベージュ、ブラウン、ダークブラウンに側面が塗られた木箱を積み木のように重ねてある。それらが屋外や室内のテーブル、イスなどになる。途中からカラフルな木箱に転換される。
背景一杯に白いスクリーン。大きな満月が映し出されたりする。

今回で4回目のDoris & Orega。今まで観た中で一番難しそうな脚本かと。事件も起こらない、ミステリーでもない、ただ淡々と進むストーリー。
西村雅彦演じる遠藤満作だけが破天荒な人物。そのほかはいたって普通の市井の人々。
それぞれの人生に一歩踏み出す勇気を、遠藤が軽く、ときには背中を蹴るようにして押し出す。そして、皆自分の人生を自分の価値観と自分の足で歩いていくことを決意する。
特に鈴木杏樹演じる恭子の台詞に共感し、うるっとしてしまった。
観終わって温かい気持ちになれて、またがんばろうって思える素敵な作品。
今回がお初な石井智也が好演されていて、また、る・ひまわりの年末お祭り舞台でも観たいなぁ~と思ったり。
初舞台の鈴木杏樹がとても自然で可愛い♪ もう、とにかく可愛い♥ こんな可愛い奥さんがいたら、何十年経っても旦那さんは「恭子ちゃん♪」と呼ぶよね。

カーテンコールは2回。1回目に三方礼。


【画像】
パンフレット 1000円。某有名ビジネス雑誌と1字違いの表紙。店頭に並んでいたら間違えて買ってしまいそう。
キャストさんたちのQ&A、カプチーノ図鑑(特に#2、4、7)が秀逸♪




【リンク】