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『TARO URASHIMA』ストーリーと感想

2016-08-13 10:54:06 | 劇場・多目的ホール
ミュージカル『TARO URASHIMA』明治座にて、8月12日(金)16:00開演を観劇しました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





2016年8月11日(木・祝)~15日(月)@明治座
【脚本】池田鉄洋
【演出】板垣恭一
【音楽】伊藤靖浩
【美術】野村真紀
【照明】山口暁
【振付】木下菜津子
【音響・音響効果】田邊陽介・天野高志
【ヘアメイク】山崎潤子
【衣装】原まさみ
【出演者】
浦島太郎 木村了
乙姫 上原多香子
カメ 斉藤暁
ムサシ 崎本大海
甲太子 滝口幸広
ダイオウグソクムシ参謀 辻本祐樹
深海王子 原田優一
アンコー 土屋シオン
ヒラメン 碕理人
丙姫 森田涼花
クロダ氏/アイ鯛 竹内寿
ダテ氏/キスシ鯛 中村太郎
ウエスギ氏/ツメタクシ鯛 月岡弘一
カワイ氏/チョーネク鯛 桝井賢斗
タケダ氏/ウバイ鯛 香山佳祐(怪我の為降板)・相川絢
シタスギ氏/ヘン鯛 塩川渉
海豚妃/ムサシの彼女 角島美緒
貴族ヒダリ麻呂 二瓶拓也
コバンザ 高木稟
貴族ミギ麻呂 大堀こういち
タカアシガ二将軍 舘形比呂一
竜王 坂元健児
帝 和泉元彌(特別出演)
鯱妃 とよた真帆

【第二部】
鯛や平目の舞踊りショー
司会:三上真史


【ストーリー】
昔、むかし。 世界は2つの国に分かれた。1つは、地上に都をつくり、1つは海の中に国を造った。地上の都は京の都と呼ばれ、貴族たちが政治を行っていた。 海の国は竜宮と呼ばれ、海の王が治める国となった。
浦島太郎は、ある日漁の最中に出会ったカメと意気投合し、カメの話に出てくる乙姫に恋をする。
乙姫は、義兄の甲太子殿下たちにいじめ抜かれながら育ち、そしてカメが嘘と本当を混ぜて作る浦島太郎のお話の中の太郎に焦がれるのだった。
海の中では、継母の策にはめられ追放させられていた深海王子がクーデターを起こし、竜宮は混乱のまっただ中で・・・。
お伽話「浦島太郎」をモチーフに、 個性とアクの強いキャラクターたちと紡ぐ、オリジナルファンタジーミュージカル。


【感想】
客入れと休憩中の楽曲は童謡。
美術は転換が多く、バックに青空と海、サーフボードや浮き輪のある小屋や岩、天井から可動する帝の宮、竜宮城など。特に竜宮城は美しく、盆で回転しながらせり上がってくる直方体の構造物もある。
照明やプロジェクションマッピングも派手。
楽曲は覚えやすくて耳に残る。マモリ鯛の「守りたいキミを」が頭の中でぐ~るぐ~るとリピート(笑
太郎と乙姫のデュオ「半分こしよう」は胸にぐっときて、うるっと。。
   
衣装もヘアメイクも派手、ゲームかアニメのキャラかと見まごうばかり。鯱妃の髪型は「動く舞台装置」と呼ばれているとか。
その中で主人公の浦島太郎だけがお馴染みの着物と腰蓑姿。

る・ひまわり年末恒例のお祭り舞台が今年はなく(代わりに?ぼくとしょがあるけど)、お盆に明治座でミュージカルというお初の試み。
どんな感じに仕上がるのか想像できずに観劇したけど、予想を遥かに越えてがっつりと本格的なミュージカル!
なんでもプロデューサーさんから池田鉄洋さんは、「ディズニーとジブリを越えろ!」と言われたとか。それは、、すごいプレッシャーだ、、
笑えて笑えて、でもちょっぴり切なくて、最後にほっこり♥なファンタジー♪ そして美しい♪
今まで観たる・ひまわりの作品の中で一番だと思う。わかりやすくテンポのいいストーリー、楽曲もいいし、キャストさん一人一人がキャラが立ってて魅力的♪
これまでの作品ではがんばっているんだと思うけど、、なんていうのか役が消化しきれていなかったり、笑いが滑ったり、観ていて「う~ん、、、」となる方もちらほら見受けられたので。
特に印象に残ったのは、帝役の和泉元彌さん。狂言師でいらっしゃるのに「いいの~?!」と心配になるほどのはじけっぷり。まさか相撲をもってくるとは(笑
同じくはじけっぷりのいい、鯱妃役のとよた真帆。はすっぱで怖い~。
ミュージカル畑からの深海王子役の原田優一、タカアシガニ将軍役の舘形比呂一、竜王役の坂元健児の歌唱力もさることながら、キャラがぶっとんでいて。特に、舘形比呂一の将軍から目が離せない!濃すぎて(笑
浦島太郎役の木村了、とことんついてないのに無駄にポジティブな残念なイケメンを、軽~い感じでさらりと演じていていいな~と。
乙姫役の上原多香子、綺麗で健気でかわいい♪ 卑屈で引きこもりな乙姫をよしよししてあげたくなってしまう。
マモリ鯛のみなさんはキンキラな衣装で歌い踊って楽しいし♪

第二部もお腹いっぱいなライブ♪ ここでも舘形比呂一がキャラとダンスで全開!
「えっと~ホリエモン~?」と口走り、司会の三上真史から「DVDの撮影入ってるから!ダメだから!」と止められるお方もおられたり。
新人アイドル「見たい!聞きたい!歌い鯛」のとき、ワイルド担当たきぐちくんが最年少アブノーマル担当さかもとくんに、「おまえ新人なんだからな!まだメンバーとして認めてないからな!」と詰め寄る役をやらされ、大ベテランの坂元健児に設定とはいえ、腰が引けつつ大声を出すのが若干お気の毒だったな~。
客席のルミカライトも綺麗♪ ちなみに公式からはカラー指定あり。
*ミュージカル界の貴公子、原田優一さま  グリーン
*三代目上原多香子さま ピンク
新人アイドル「見たい!聞きたい!歌い鯛」
*リーダーのさきくん オレンジ
*御洒落担当 つちやくん 水色
*セクシー担当 つじもとくん 桃色 
*ワイルド担当 たきぐちくん  
*ツンデレ担当 にへいちゃん 
*最年少のアブノーマル担当 さかもとくん 黄色
*竜玉キャンペーンガール レッド
*御曹司 RYO様 WITH KOH&RIN

カーテンコールは1回。
座長の木村了がカメ役の斉藤暁にバトン、「稽古中は大変でした。これ成立するのか?と。お客さまに喜んでもらえてよかったです」とコメント。
まだ余裕がある2階席と3階席を見上げながら、「もっと観て欲しいなぁ~♥」と座長のリクエストが。


【余談】
今回は時期がお盆ということもあり、ぎりぎりまでチケットを購入しなかった。予定がどうなるかわからなかったので。
前日にe+の得チケでとったS席。2階席だったけど最前のセンターで観やすいこと観やすいこと。
おまけに得チケなのでS席なのに申し訳ないほどのプライスダウン。1/3でした~♪
当日窓口で引き換えだったんだけど、ちょっと窓口の担当の方が要領を得なくて、「このチケットとれてないの?」と不安になったけど。
あとは、S席特典の日替わりブロマイドが開場前に用意できてなくて、休憩時間に1階まで降りて行かなければいただけなかったり、会場外のスタッフが開場待ちの列の指示もしないで突っ立っているだけとか不手際が多かったな~。
慣れているお客さまばかりではないのに、開場待ちの場所や何列で待つのかとかは、はっきりと提示してアナウンスしていただかないと困りますね。
わからなくてスタッフに尋ねている方も多かったし。


【画像】

フライヤー 表。




裏。




明治座で受け取るとこんなチケット袋。桜模様♪




S席特典のCD、日替わりブロマイド。




パンフレット1,700円。珍しいかな~?横型の右開き。




幕間に席でお弁当、マモリ鯛めし1,200円。美味しゅうございました♪




自宅にお土産、ゆず風味の人形焼。ゆずのほのかな香り♪
瓦煎餅はサービスで♪




行けなかったけど、、MeeTcafeの看板。ギャルソンなお二人♪








 
 

 
 
 

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