あんな事こんな事あったもん♪

心の中をイラストや写真付で発信。時折文章だけの時もあり文体は気分次第です。
お付き合いくだされば感謝です。

宝塚版エリザベート

2005-02-12 | 思ったことあったこと
カテゴリーに「宝塚」があるのに
なかなか投稿できなくて・・・。
やっと出来ます
《エリザベート》行って参りました。
とっても楽しみにしていて、とっても見たかったものでした。

「エリザベート」自体が大好きなミュージカルであることと
月組の主演男役の 彩輝 直(あやきなお)さんの退団公演であり、
次期トップの内定している、瀬奈じゅんさんが、タイトル役であるエリザベートを演じる
話題作であるのに加えて
宝塚一 何でもやりこなす実力派の霧矢大夢(きりやひろむ)がルキーニを
どのように演じるのか・・・。
そして 何より感じていたのは
主演二人が アンマリ・・・というか相当、歌に問題がある人、
それを どのようにカバーしはるのか・・・・が
私には興味深いところでした。

期待と不安が 心イッパイになりながら
幕があがるのを待っていました。
こんな感覚は久し振りでした。

ルキーニが舞台上手から 飛び出してくる
うん!想像どうり、、、やってはるんやん!
デモちょっと弱いかな~、しかし・・・
あれが彼女のルキーニなんだろう、、、で納得!

しばらくして
黄泉の帝王トート(採輝直)が出てくる、唄いだす・・・・。
な・なんと美しく妖しいトート!歌・・・聴ける!!
荒削りな唄い方だけど、すご~い魅力ある歌い方と声!!
びっくり!


そしてエリザベートが・・・
す・すばらし~~~!
子供時代のエリザベート。
あんまり不自然じゃあない!十二分にやってはる。
歌も、本来の娘役のあの耳にキンキンする声ではなくて
深い感じがするので 嫌味がない!
いいじゃあないのぉ~~~身体中に感動の鳥肌!!!

気がついたら一部二部合わせて
      

   *********3時間経過**********

年老いてきたエリザベート、自分を守ることだけのエリザベート
息子の自殺によって 全ての希望を失ったエリザベート
特にに息子ルドルフの自殺後のエリザベートは秀一!

息子に冷たくした自分を後悔している母親の情感を
独身の彼女が 何故あれだけできているのか・・・・!!

瀬奈じゅんさんは、まろい大人の演技でエリザベートになりきっていた。

本来は男役なので、娘役のようにギスギスしていなくて
結構 肉感的で 大人っぽくて、
子供時代や娘時代はチョットしんどいかな~?でしたが
私は 誰のやったエリザベートより好きでした。

余談ですが 今の宝塚の娘役は
カリカリに痩せていて、大人の女をやっても
ちっとも魅力がない!
まるで 人形のようなのが
とても嫌いでした。
昔は 浜木綿子さん 加茂さくらさん
八汐路まりさんとか、みなさんふっくらしていました。
時代と言ってしまえば、それまでですが、、、ネ。(; ;)

トートも 人間的な恋の苦悩に悩む黄泉の帝王で
表情や心の動きとか・・・
あんなに彩輝さん、うまかったかな~~??
(ファンの方m(_ _)mゴメンなさい)

それに手が大きくて、メチャメチャ怪しげで
とっても美しかった。

どんな練習したんだろう~?
どんだけ努力したんだろう~

エリザベート役の瀬奈さんなんか
男役で低く歌うように訓練してきて
突然 たか~い高音部は
フツー出んやろ~~!
それが だしはるのよ!!スゴッ!!

指導者やミキサーさんの素晴らしさにも感服しました。

さすが、TAKARATUKAバンザイ