先日、小淵沢にある草木染めのお店「マザーアース」で藍染め体験してきました。
夏の期間限定で、岡山から藍師(藍染めの染料を作るプロ)の先生を招いて開催されています。
自宅から持ち込み可能で、100グラム1000円で染めることできます。
私は、使わなくなったピンクの綿スカーフと、白い編みこみバッグを持参しました。
その日は、誰もいなかったので、先生とマンツーマン。
藍染めについては、まったく知りませんでした。
今回の染めは、「阿波藍すくも染」と言って、1年がかりで蓼科の植物を育て乾燥、発酵させ「すくも」と呼ばれる染料ができあがります。
手間ひまかかる作業のため、現在この方法で染料を作れる方は全国に3人しかいないそうです。
そんな貴重な染料を使っての染め作業。
スカーフはまだら模様にしたいんので、くちゃくちゃにして丸め、ひもで括って染料の中に・・・
先生いわく「横着染め」ですって。
染料につけては、上に上げてしぼる。
空気に触れると茶色だったところが、一瞬で青くなります。
それを何回かつづけます。
つける回数を増やせば増やすほど、藍が濃くなっていきます。
地道な作業だわ~。
もうそろそろいいかなと思ったら、水で洗い流します。
何回も洗って、青い色以外を落としていきます。
そして出来上がりがこちら↓
なかなかいい感じに仕上がりました!
化学染料と違って、本物の藍で染めたものは洗えば洗うほど美しくなるそうです。
また、蛇や毒虫を防ぐ作用もあるそうです。
出来栄えに満足して、もっと他の物も染めたくなった私は、2日後にまた出かけてしまいました。
今度はレーヨンの白い上着。
これは全然着なくなったものだったので、いわばリサイクル。
ついでに、なんの特徴もない日焼け止め用手袋も染めちゃいました!
手袋は、はめるとこんな感じ・・
綺麗な藍色に染まって、なんだか得した気分です。
次回は、何を染めようかな?