数年前から浪曲を聴いて楽しんでいる。
その数年前からあいつぎ浪曲師が亡くなっている。
せっかく浪曲ファンになったのに訃報を聞くのは悲しいことです。
少しでもお元気なうちに声を聴けたことは良かったのですが、もう少し聴けたらと思うと悲しいですね。
皆さん浪曲の灯を消すまいと頑張っておられました。
お弟子さんが何人もいる方もおられました。
私は浪曲の奥深さを学び、そこから歴史や文学やあらゆるものを学んでいます。
今朝も早朝ネットで国本晴美師匠の訃報を知りました。
何度か浅草木馬亭の定席でお聞きし拝見しました。
息子さんの武春さんを亡くされ、大きな悲しみもあったと思われます。
それでもお弟子さんの国本はる乃さんの活躍は楽しみだったと思われます。
もう少し生きて後進の指導や何かで頑張って欲しかったです。
協会の他人はさぞや悲しんでおられると思われます。
以前の澤孝子師匠や東家浦太郎師匠の時も悲しかったですね。
特に孝子師匠には声を掛けてもらいお話を一言二言交わしたこともありました。
衰退していく浪曲の灯を皆さん消すまいと頑張っておられます。
客席には若いお客さんも来るようになりました。
また、定席以外に浪曲をやれる場所も増えました。
若手の浪曲師も増えて若手の曲師も増えました。
浪曲と言うものは浪曲師と曲師が一体になって繰り広げられるほぼ30分の話です。
このような日本の伝統話芸の灯を消さないように我々ファンも何かの力になればと思っています。
ここに慎んで国本晴美師匠のご冥福をお祈りいたします。