ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

笠置古墳ブギウギ

2023-10-14 08:58:33 | 気づいたこと

 宇和町と、八幡浜を結ぶ、笠置峠。


 現在では、この峠を迂回する広い道路が、大動脈となっているのですが、かつては、この峠越えが、正式ルートだったようです。



 その歴史は、4世紀頃から。実に、1700年前からある、古道なのだ!


 先日、時間があったので、笠置峠へ出かけました。


 江戸時代には、多くの馬や牛が、荷物を背負って行き来したという、笠置峠。


 ものすごい、急峻。


 標高差は200メートルほどあります。


 江戸末期の書物には、偉人たちがここを通った記録なども、残されているようです。


 さて、この笠置峠のてっぺんには、なんと、古墳が、あるのです。


 しかも、西南四国地方で最も古い、前方後円墳。


 山の頂上にこんなものを作るぐらいだから、よっぽど権力を持っていたのでしょうね。

 宇和盆地一帯を支配していた王族のものらしいです。


 宇和盆地は、かつては広大な湿地帯だったようです。そこに、古くから人間が住み着いたのでしょう。

 で、古墳もいっぱいあります。

 
 下手に土を掘ると、遺跡が出てきてめんどくさいので、放置しているところも、あると聞きます。

 そのせいか、のどかな田園風景が、今も多く残っています。

2023 晩秋蚕 行くぜ!

2023-09-08 14:52:32 | 養蚕

 明日、9月9日より、晩秋蚕始まります。


 大好きなラジオパーソナリティーの、杉作J太郎さんが、体調不良で入院されています。


 「杉作J太郎のファニーナイト」は、他の方々の応援もあって、放送は続いています。


 昨夜は、Jさん応援ソング リクエスト大会でした。私のリクエストも、流れましたよ。


 川田ともこ 『あかね雲』


 今年の初夏あたりだったか、Jさんの番組でこの歌が流れて、もう40年ぶりぐらいに聞いたこの歌に、懐かしさが爆発したのでした。
 
 こういう渋い歌が聴けるのが、Jさんの番組。きっと、Jさんもこの曲好きだろうから、リクエストしました。


 
 養蚕仕事は、忙しいので、ラジオが一番の相棒。早く元気になってもらって、また楽しい放送を聞きたいです。


 皆さんも、ご自愛くださいませ!

2023 初秋蚕 繭 出荷!

2023-09-06 18:42:43 | BOOK

 本日、初秋繭 出荷いたしました。出来は、まあまあ。もうちょっと、上を目指していたんだけれどな。



 さて、そんな中、読書。


 ブレイディみかこさんの『R・E・S・P・E・C・T リスペクト』。


 ジェントリフィケーションについて、興味があったのでね。


 小説としても、楽しめるし、イギリスで実際に起きた事件を元にしているから、いろいろ勉強にもなります。


 映画化されても、面白いと思う。



 
 読書の秋。

2023 初秋蚕 始まったよ!

2023-08-15 08:52:02 | 養蚕

 相次ぐ台風の接近にドキドキしながら、初秋のお蚕さん飼育がスタートしました。


 桑の生育は、良好。蚕舎の室温は、27度以下。天井が高いので、涼しいのです。


 日中、外は、まだまだ、暑いので、油断せずに。


 去年は台風の吹き返しの寒気で、体調崩したもんな。


 残暑お見舞い申し上げます。

紫電改 その3

2023-08-02 19:08:25 | 気づいたこと

 愛媛県愛南町に、紫電改が展示されているのは、なぜか?


 太平洋戦争末期、海に墜落した機体が、戦後になってダイバーによって偶然発見され、引き上げられたのでした。

 その時には、機体にフジツボがびっしりだったそうです。


 関係者達によって、展示することとなり、フジツボは綺麗に除去したものの、ひん曲がったプロペラや、剥がれたボディ部分は、あえて修復せずに、展示することになりました。これは、遺族の方々からの要望で、戦争の悲惨さを後世に伝えたい、という思いからの要望だったようです。


 展示館には、漫画家のちばてつや先生のサインがありました。『紫電改のタカ』という作品を描いていらっしゃいます。これも読んでみたいな。


 紫電改は、2000馬力の、当時の最新式エンジンと、ベテランパイロットでなくとも高度な飛行が可能な自動フラップシステムを搭載しています。ただ、これだけの開発技術があっても、敗戦濃厚な当時の日本、材料も工員も足りない中で、どうにかこうにか制作されていたようですから、不具合なんかも多かったのではないでしょうか。そして、まもなく、敗戦。終戦となるのです。


 なんか日本の今の状況に、似てるような気もするなあ。