就職先も決まらぬまま、大学を卒業したあの春、私は岐阜の友人宅へ転がり込みました。
もう20年近く前のこと。
その、友人宅には、おばあちゃんがいて、私は、そのおばあちゃんの簡単なお世話をすることになりました。
世話、と言っても、大変元気なおばあちゃん、話し相手とか、お茶の相手とか、まあ、そんなことをして過ごしたのです。
ひと月ほどいて、私もきちんと仕事をしなければという焦りから、そこを離れたのですが、おばあちゃんとは、数年後、千葉で再会することに。
一緒に、当時 出来たばかりのアクアラインをドライブしたり。まだまだ元気でした。
そんなおばあちゃん、先日、104歳で、天にめされたそうです。
東へ向かって、合掌いたしました。
おばあちゃんたちと、岐阜の桜を見たことが、懐かしいです。
ブログでこれまでにも幾度か書いてますが、21年前の、地下鉄サリン事件の当日、私は虎ノ門に用事があって、危ういところで巻き込まれるところでした。その時に、虎ノ門で出会ったのが、岐阜の友人。
毎年3月になると、思い出すのは、あの時のこと。
そして、今も続いている友人との交流は、私の心を温かくしてくれます。