オレ田ん2。
イモリの泳ぐ姿は、めちゃくちゃかっこいい。
時には四足で這い、時には魚のように泳ぎ、とてもやわらかな、しなやかな肉体。
イモリの子供たちも徐々に大きくなっていて、順調な生育をしています。
大きな方のオタマジャクシは、いまだに種類が判別しません。トノサマガエルかな?と思いつつも、ヒキガエルの可能性も捨てきれず。
ところで、うちの田んぼの畔は、自然のまんま。昔ながらの、畔です。
この畔の草の根っこが、田んぼの中に広がって根を張るのですが、これが、多様な生物相をもたらす、ポイントなのだと、思っています。
オタマジャクシも、イモリも、この絡まった細い根っこの中に、潜みます。
おそらく、根っこの周りには、微生物がたくさん発生すると思われます。
その微生物を餌に、小さな虫が繁殖します。
その小さな虫を、オタマジャクシやイモリが、えさにするものと思われます。
隠れ家にもなりますから、天敵から身を守るのにも、好都合。繁殖にも、利用できますね。
もしも、畔が、ビニールシートやコンクリートで固められたら、どうなるでしょう。
圧倒的に、これらの生き物たちが住みにくくなることでしょう。
田んぼは、水が漏れると困るので、ザリガニなどの巣穴が空けられないように、コンクリで固めたりすることがあります。
大規模な田んぼになればなるほど、そのような整備がされていますね。
この辺は、一口には語れない様々な課題があるので、今回はパスしましょう。
ともあれ、うちの田んぼにはたくさんの生き物がいます。
目指すのは、祖父の家の田んぼ。
タニシ、ドジョウ、ゲンゴロウ、タガメ、ミズカマキリ・・・
せめてこれくらいは住んでいないと、田んぼとは言えませんな。