私は、1972年、東京生まれ。
でも、囲炉裏生活を体験しています。
父方の祖父母の家は、群馬の養蚕農家。囲炉裏と、かまどと、五右衛門風呂がありました。
東京、板橋にも、民俗資料館があって、古い農家の家屋が展示されていて、社会科見学とかで小学校の時に、強制的に見せられるのですが、そんなんで、小学生が、興味を持つはずもありません。同級生の中で、本格的に囲炉裏暮らしを体験したことがあるのは、私ぐらいでした。
さて、今、東京で選挙期間になってますね。東京の投票率の低さは、毎回、驚くほどです。
関心がない人も、相当いるのだと思います。
関心のない人に、無理やり興味を持ってもらおうという試みもあるようですが、あんまり効果的な方法はとられていないように思います。
実際に、選挙をして、実体験でどのように自分に返ってくるのかが、わかるような模擬体験とか、もっともっと必要なのではないでしょうか。
私が囲炉裏の魅力に取りつかれたのは、様々な体験からであります。ばあちゃんが熾火でていねいに焼きもちを焼いてくれたり、釣ってきた魚を串にさして焼いたり、もちろん、真冬の群馬では炎のそばが何より居心地がよいことを経験したり。囲炉裏端でいとこたちとおしゃべりをするのも、今思えば、最高のひと時でしたね。
こういう経験をしたことがない都会の子供が、田舎へ興味を持たないのと同じように、選挙で深い感動を覚えたことがない市民が、選挙に熱心になるでしょうか?
「木の北側は、南風を知らない。」
私の好きな言葉を添えて。
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