ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

フード・フレックス

2014-12-20 12:25:23 | かんがえるあし


 年末。


 クリスマスシーズン。


 イチゴの旬です。



 本来の、露地栽培のイチゴの旬は、5月です。が、クリスマスケーキ用に、ハウス栽培イチゴが市場に出回るこの時期が、今の日本における、イチゴの旬になっています。いいのか、わるいのか。みかんが売れないやん!!(勝手にライバル視)



 さて、年末と言えば、年越しそば。


 お蕎麦屋さんが、かきいれ時。


 しかし、本来、旧暦の大みそかに食べられていたはず。


 なにしろ、そばの旬は、旧暦のお正月前後ですからね。


 (新そばの、むせ返るような香りが立つ時期は、恐ろしく、短い。初秋のほんの1週間程度。ただし、真冬になると、そばの実は熟成されて、味が乗るといわれています。そのピークが、旧歴のお正月頃)



 日本人は混雑が大好きですから、年末の気忙しいときに、わざわざ行列を作ってでも、年越しそばを食べますが、ピークを避けて、旧暦で年越しそばってのは、どうですか?ゆったり、そば本来のおいしさを味わうのであれば、ぴったりだと思います。



 ところで、おせち料理に、金柑の甘露煮が、いつごろから入れられるようになったのかは、知らないのですが、金柑の旬もまた、旧暦のお正月頃なんです。


 いまは、ハウス栽培の金柑が、新暦の年末に出回ります。


 本来の旬の方が、味は乗っているし、値段も安いと思います。


 フレックスで、ピークをずらすというのも、賢い方法だと思います。




 ちなみに、最近話題になっている、うなぎ。


 うなぎの旬も、本来は真冬。真夏に食べないといけないような、メディア操作に乗って、過剰な乱獲が進むとすれば、悲しい限りです。


 賢く、生きようぜ。


 


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